リスクを勘案した受注と施工体制・生産性の強化
FY2016に初出。27回の記載のうち14回が「前進」で、最初の「前進」はFY2019-Q2。直近の記載は2026-08-05。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。9社中1社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに5社。
- 2026-08-05前進決算
「一方で、労務需給のひっ迫に加え、一部の原油由来製品に価格上昇や出荷制限の動きが見られるなど、適切なコスト管理と施工体制の確保が引き続き課題となっております。」
労務需給のひっ迫と原油由来製品の価格上昇・出荷制限に対し、コスト管理と施工体制確保を引き続き課題としている。 - FY2026前進有価証券報告書
「今後については、国内建設需要が当面、高い水準で推移することが予想されるため、旺盛な需要に応えられる施工体制を確保したうえで、安全、環境、品質、工程、コストを守る組織的な管理を徹底するとともに、AI・デジタル技術を積極的に活用した施工の自動化、遠隔管理化などによる建設プロセスの生産性向上を推進していく。」
高水準の需要に対応する施工体制の確保、安全・品質・工程・コストの組織的管理、AI・デジタル技術による自動化・遠隔管理化を、施工体制と生産性向上の具体策として示している。 - 2026-05-14前進決算
「適切な施工体制を確保した工事受注に加え、施工中のリスク管理を徹底したことが収益性向上に寄与したと考えております。」
適切な施工体制の確保と施工中のリスク管理が、収益性向上との関係で明示された。 - FY2026-H1前進有価証券報告書
「売上総利益に関しては、追加・設計変更による請負金額の増加や建設コスト上昇に対する適切な対応などにより、前中間連結会計期間を上回った。」
追加・設計変更による請負金額の増加、建設コスト上昇への対応により、当社建設事業の売上総利益が前年中間期を上回った。従来のコスト対応策が利益改善として表れている。 - FY2025-H1建築利益率低下と期末改善見込みが併存有価証券報告書
「土木事業、建築事業の売上総利益率は、追加変更契約の締結や原価低減などにより、期末に向けて改善していくことを見込んでいる。」
建設コスト上昇等により建築事業の利益率が低下した一方、追加変更契約の締結や原価低減により、土木・建築の利益率が期末に向けて改善する見込みが示された。 - FY2024前進有価証券報告書
「今後については、国内建設事業は、当面の間は高い水準の建設需要が継続すると予想されるため、適切な施工体制の確保による工期遵守や品質保全、着実な利益確保に取り組むとともに、時間外労働上限規制や働き方改革への対応として、ICTツール等を積極的に活用した施工の自動化、デジタル化、遠隔管理化などによる生産性向上やノンコア業務のアウトソーシングなどを推進していく。」
施工体制の確保、ICTによる自動化・デジタル化・遠隔管理化、ノンコア業務のアウトソーシングを、時間外労働上限規制への対応策として明示している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「土木事業の売上総利益率(13.2%)は前年同四半期連結累計期間(15.3%)を下回って推移しているが、当連結会計年度末までに竣工を迎える工事等における追加変更契約の締結や原価低減などにより損益が向上することを見込んでいる。建築事業の売上総利益率(9.6%)は、資機材価格が高止まりする状況下においても、前年同四半期連結累計期間(8.8%)を上回り、通期予想(9.7%)に対して順調に進捗している。」
土木事業の利益率は前年同期を下回り、追加変更契約や原価低減による年度末までの改善見込みが継続している。一方、建築事業は資機材価格高止まりの中でも前年同期・通期予想を上回る進捗であり、従来の土木低調と建築順調の併存が再確認された。 - FY2024-Q2土木利益率低下と建築順調が併存有価証券報告書
「土木事業の売上総利益率(13.0%)は前年同四半期連結累計期間(14.5%)を下回って推移しているが、今後、追加変更契約の締結や原価低減などにより損益が向上することを見込んでいる。建築事業の売上総利益率(9.8%)は、資機材価格上昇等の影響が当期首における予想の範囲内に収まっていることなどから、通期予想(9.7%)に対して順調に進捗している。」
土木事業の売上総利益率は前年同期を下回り、追加変更契約や原価低減による今後の改善を見込んでいる。一方、建築事業の売上総利益率は通期予想を上回っており、事業別に異なる進捗が示されている。 - FY2024-Q1前進有価証券報告書
「当社においては、土木事業、建築事業ともに売上高及び売上総利益率が前年同四半期連結累計期間を上回り、通期予想に対して順調に進捗した。建設コストの上昇に対して、最新の価格動向を反映した見積作成、早期調達、発注者との請負金額変更や設計変更に関する協議などの対策を徹底するとともに、生産性向上に向けた取組みを推進している。」
土木・建築の売上高と売上総利益率が前年同期を上回り、通期予想に対して順調に進捗した。価格反映、早期調達、契約変更協議、生産性向上という従来の対策が、当四半期の進捗とともに記載されている。 - FY2023前進有価証券報告書
「2024年3月期の国内建設事業は、建設コスト上昇の影響には引き続き留意が必要であるものの、土木事業、建築事業ともに豊富な手持ち工事の施工が着実に進み、利益面においても、生産性向上や原価低減に向けた取り組みにより、竣工を迎える工事を中心に損益が改善していくことを見込んでいる。」
建設コスト上昇を前提に、生産性向上・原価低減と手持ち工事の着実な施工により、2024年3月期の損益改善を見込む方針が示された。 - FY2023-Q3前進有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社建設事業は、幅広い品目の資機材価格が上昇したが、早期調達等のコスト上昇対策や生産性向上の取組みに加え、請負金額変更や設計変更に関する発注者との協議を推し進めたことにより、資機材価格上昇の影響は、期首にリスク要因として織り込んだ範囲内に収まっている。」
資機材価格上昇に対し、早期調達、生産性向上、請負金額変更・設計変更に関する発注者との協議を進め、影響が期首に織り込んだ範囲内に収まっていると説明している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「資機材価格上昇の影響は、期首にリスク要因として織り込んだ範囲内に収まっているが、引き続き、早期調達等のコスト上昇対策や生産性向上の取組みを徹底するとともに、著しい価格変動が生じている場合には請負金額変更や設計変更に対する発注者の理解を得ることに努め、売上総利益率の維持・向上を図っている。」
資機材価格上昇の影響は期首に織り込んだ範囲内としつつ、早期調達、生産性向上、請負金額変更・設計変更への理解要請という従来の対策を継続している。 - FY2023-Q1前進有価証券報告書
「価格動向を反映した見積作成、早期調達に努めるとともに、予測不能な短期間の価格高騰に対しては、発注者に請負金額変更や設計変更への理解を求めるなどの対策を進めている。」
資機材価格上昇への対応として、価格を反映した見積作成、早期調達、請負金額変更・設計変更の要請という具体的な対策が示された。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社建設事業は、例年と比較し竣工を迎える大型工事が少ないことに加え、資材価格等が上昇し、民間建築工事を中心に厳しい受注競争が継続する状況にあるが、主要資材の早期発注など建設コスト上昇への対策や生産性向上に向けた取組みの加速などにより、売上総利益率の維持・向上に努めている。」
大型竣工工事の少なさ、資材価格上昇、厳しい受注競争の中で、主要資材の早期発注と生産性向上により売上総利益率の維持・向上を図る従来の施策が継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における当社建設事業は、竣工を迎える大型工事が少ないことに加え、資材価格等が上昇している状況にあるが、土木事業、建築事業ともに、生産性向上や原価低減に向けた取組みの推進などにより、売上総利益率の維持・向上を図っている。」
大型竣工工事が少なく資材価格等が上昇する中、生産性向上・原価低減により土木・建築の売上総利益率の維持・向上を図る従来の施策が継続している。 - FY2022-Q1土木利益率が通期予想を下回るが改善見込み有価証券報告書
「土木事業の売上総利益率(11.9%)は当期首に設定した通期予想(15.1%)を下回っているが、今後の工事進捗に伴って改善すると見込んでいる。また、建築事業の売上総利益率(10.5%)は通期予想と同水準で推移しており、現時点では当社建設事業の通期予想を修正していない。」
土木事業の売上総利益率は11.9%と通期予想15.1%を下回ったが、今後の工事進捗による改善を見込んでいる。建築事業は10.5%で通期予想と同水準と説明している。 - FY2021前進有価証券報告書
「当社グループの中核事業である建設事業、開発事業において、ソフト・ハード、デジタル・リアルの技術を活用して、収益力と生産体制の強化を目指す。建設事業においては、成長領域を見据えた提案力、設計施工力、エンジニアリング力の強化により、競争力を高めるとともに、これまでも構築を進めてきた次世代建設生産システムの更なる進化に取り組み、生産性向上を図る。」
従来の生産性向上・次世代建設生産システムの構築を、デジタル・リアルの技術活用と成長領域向けの提案・設計施工・エンジニアリング力強化を含む施策へ発展させている。 - FY2020前進有価証券報告書
「今後の繁忙期に備え、早期調達や調達先の多様化などを進め、資機材、労務の調達力を一層強化するとともに、ロボット化、遠隔管理、デジタルデータ活用を軸に生産性向上と生産能力増強を図っている。」
早期調達・調達先の多様化、ロボット化、遠隔管理、デジタルデータ活用を、今後の繁忙期に備えた施工体制・生産性向上策として具体化している。建築事業の完成工事総利益率は13.2%に改善した一方、土木事業は14.0%に低下しており、効果は事業別に異なる。 - FY2020-Q3土木・建築とも利益率予想未達有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社土木事業、建築事業の完成工事総利益率(土木事業13.5%、建築事業11.9%)は、通期予想(土木事業15.2%、建築事業12.2%)を下回っているが、原価低減に資する施工合理化や生産性向上の効果に加えて追加変更契約の獲得などにより、今後の工事進捗に伴って改善すると見込んでいる。」
土木・建築の完成工事総利益率はいずれも通期予想を下回った。施工合理化、生産性向上、追加変更契約の獲得により、今後の工事進捗に伴う改善を見込む説明が続いている。 - FY2020-Q2土木利益率未達・建築利益率上振れ有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における当社土木事業の完成工事総利益率(12.7%)は、当期首に設定した通期予想(15.2%)を下回っているが、今後の工事進捗に伴って改善すると見込んでいる。また、建築事業の総利益率(12.5%)は同通期予想(11.5%)を上回る水準となった。」
土木事業の完成工事総利益率は通期予想を下回る状態が続く一方、建築事業は通期予想を上回った。土木については今後の工事進捗による改善見込みが示されている。 - FY2020-Q1土木利益率が通期予想を下回るが改善見込み有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社土木事業の完成工事総利益率(8.7%)は、当期首に設定した通期予想(15.2%)と乖離があるが、手持ち工事の状況を踏まえると今後の工事進捗に伴って改善すると見込んでいる。」
土木事業の完成工事総利益率は8.7%と通期予想15.2%を下回ったが、手持ち工事の進捗に伴う改善を見込む説明がなされている。 - FY2019前進有価証券報告書
「業績予想との比較では、売上高は同水準であったが、生産性向上や施工合理化による原価低減に加え、建設コストが想定より安定的に推移したことや一部の工事の設計変更追加契約の獲得等により、土木事業、建築事業の完成工事総利益率(土木事業19.0%、建築事業12.5%)が、予想(土木事業15.7%、建築事業11.7%)を上回り、開発事業等、国内関係会社、海外関係会社の各セグメントも堅調であったことから、営業利益は業績予想を上回った。」
生産性向上、施工合理化による原価低減、設計変更追加契約の獲得等により、土木・建築の完成工事総利益率がそれぞれ通期予想を上回った。 - FY2019-Q3前進有価証券報告書
「当社グループの中核事業である当社土木事業、建築事業の完成工事総利益率(土木事業18.2%、建築事業12.7%)は、建設コストが想定よりも安定していたことに加え、原価低減に資する生産性向上や一部の工事の追加変更契約の獲得等により、通期利益率予想(土木事業15.7%、建築事業11.7%)を上回る水準を確保するなど、通期業績予想に対しては順調に推移していると考えている。」
生産性向上による原価低減、追加変更契約の獲得等により、土木・建築の完成工事総利益率が通期予想を上回る水準を確保したと説明している。 - FY2019-Q2前進有価証券報告書
「なお、当第2四半期連結累計期間における土木事業、建築事業の完成工事総利益率は、前年同四半期連結累計期間と比べると低下したが、受注時の採算性確保、施工時の合理化・効率化及び一部の工事の追加変更契約の獲得等により、当期首に想定した水準を上回った。」
前年同期比では完成工事総利益率が低下したものの、受注時の採算性確保、施工時の合理化・効率化、追加変更契約の獲得により、当期首に想定した水準を上回ったと説明している。 - FY2019-Q1フロントローディング等による利益水準確保有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の業績は、前年同四半期連結累計期間比では減益となったが、前年同四半期連結累計期間の完成工事総利益が過年度に計上した海外土木工事の総損失額の減少等の要因により高水準であったことが主因であり、一過性の要因を除いた当社における土木事業、建築事業の完成工事総利益は、受注前のフロントローディング、生産性向上による原価低減及び一部の工事の追加変更契約の獲得等により、一定の利益水準を概ね確保したと考えている。」
受注前のフロントローディング、生産性向上による原価低減、追加変更契約の獲得を通じて、土木・建築事業で一定の利益水準を確保したとの説明が加わった。一方、四半期全体では前年同期比減益となっている。 - FY2018再定義有価証券報告書
「国内建設事業については、機械化やICT等の活用により生産性向上を図ることに加えて戦略的なR&Dを推進するとともに、建設業の将来的な担い手確保に向けた魅力ある労働環境を整備して、人と技術の両面から高い競争力を有する次世代建設生産システムの構築を目指す。」
従来の施工体制・生産性向上の取り組みが、機械化、ICT、戦略的R&D、労働環境整備を含む「次世代建設生産システム」の構築として再整理されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社建設事業については、リスクを総合的に勘案して工事を受注する方針を堅持しつつ、今後の繁忙に備えて、全社的な見地からの社員配置と協力会社との協働によって施工体制を確実に構築するとともに、省力化技術の開発やICTの活用などによる生産性の向上に取り組むことにより、収益の維持・向上を図る。」
受注時のリスク判断、社員配置、協力会社との協働、省力化技術、ICT活用を一体の施策として記載している。