日銀短観9月調査で企業部門の堅調さが改めて確認され、設備投資計画と収益見通しが高水準を維持。物価見通しは横ばい傾向だが、インフレ警戒は継続する見通し。
日銀短観9月調査では、全規模・全産業の業況判断DIが前回から改善し、景況感の底堅さが示された。大企業製造業のDIは予想を下回る水準だったが改善傾向は続き、中小企業での景況感の改善が目立つ。
業況判断の内訳では、製造業の生産用機械や電気機械などの需要が堅調に推移し、非製造業も高水準を維持。中堅・中小企業の改善が全体のDI押し上げに寄与した。
設備投資計画は2026年度も強い伸びを維持し、全規模・全産業で前年比+7.6%、大企業は+11.3%と高水準を継続した。企業収益の上方修正と相まい、投資意欲が引き続き強いことが示された。
物価関連では仕入価格判断や販売価格判断がやや低下したものの、全規模・全産業の物価見通しは1年後2.6%、3年後2.6%、5年後2.5%と横ばい~小幅低下。長期の警戒は続くが、追加利上げの急迫性はやや後退した。