中国系AIエージェントとみられるARTEXが指示を与えるだけで自律的に作業する形で、日本国内の数十社と韓国の金融機関を狙う不正アクセスが確認され、米国でも別例の報告があった。
企業への不正アクセスの中で、中国系のAIソフトが悪用された可能性が浮上した。使用されたのはAIエージェントとされ、国内の小売・金融・物流といった業種を中心に、数十社が標的となり情報漏えいを公表している。
攻撃で使われたARTEXは、指示を与えるだけで自律的に作業をこなすとされ、韓国の金融機関への不正アクセスにも痕跡が見つかった。米国でも別の中国系AIとみられる攻撃が報告され、国際的な問題となる可能性が指摘された。
国内調査を進めるのはGMOインターネットグループ傘下のセキュリティー会社で、外部機関と連携して日本企業だけを狙った設備を6台特定した。ARTEXが使用された事例と併せて確認されている。
このほか、8社が9月・10月に情報漏えいを公表しており、国内外での影響範囲が広がっている。