国内の企業・団体がサイバー攻撃を受けて個人情報が漏えいする事案で、中国語のAIエージェントARTEXを用いた攻撃の痕跡が複数の調査で確認され、国内約80社が対象だった可能性が指摘されている。
国内のセキュリティ企業の調査で、攻撃に中国語のAIエージェントARTEXが使われた痕跡が確認された。攻撃は9月18日から10月18日の間に発生したとみられ、海外に公開されていたサーバー6台の解析でARTEXの痕跡が特定された。
ARTEX以外の他のAIエージェントの形跡は確認されず、ARTEXが攻撃に用いられた可能性が高いと見ている。被害は保険・金融・物流など幅広い業種に及び、攻撃対象は約80社とみられ、うち8社は情報漏えいを公表している。
米セキュリティ大手クラウドストライクの情報によると、ARTEXは韓国の金融機関への攻撃でも使われ、公開を停止したことが developers によって明らかにされている。GMOサイバーセキュリティ by イエラエは、国内企業への調査を通じて脆弱性の総点検を呼びかけた。
JP-CERTなどの関係機関も8月以降の攻撃でAIエージェントの痕跡を確認しており、AIエージェントは脆弱性診断や情報収集に使われると説明している。