元BOJの元委員が、日本銀行は利上げサイクルを約3カ月ごとに進め、来年半ばには政策金利を2%へ引き上げる可能性があると指摘している。 現在の金利は1.25%で、今後の見通しは年内に1.5%、2027年初頭に1.75%、6月頃には2%へと進むとの予測がある。
日銀の利上げは約3ヶ月ごとに行われるとの見方が示され、櫻井誠元委員は現在の政策金利1.25%を来年6月頃に2%へ引き上げる可能性を示唆している。これにより、今年末までに1.5%、2027年初頭に1.75%へと段階的に引き上げられるとされる。
市場調査を行ったエコノミストの予測では、日銀が2027年3月末までに金利を1.5%、2027年第2四半期に1.75%へ引き上げるとの見方が多かったが、櫻井氏の見立てはこれを上回る積極的な引き締めを示唆している。日銀は先週、政策金利を25ベーシスポイント引き上げて1.25%とした。
櫻井氏は、物価リスクの見方を転換したことが政策の根本的な転換だと説明し、原油などエネルギーコストの上昇が価格上昇圧力を高める要因だと指摘している。円安がインフレ対策を難しくし、金利差は円相場へ圧力をかけ続けるとの見方も示された。
次回の金融政策決定会合は10月29日~30日に予定されており、円相場の動向や日米金利差の推移が改めて市場の焦点になる見込みだ。櫻井氏は、日銀がインフレを過度に抑制しないよう、政策の転換点をどう捉えるかが鍵になると説明している。