日経平均株価が一時51,000円を割り込み、原油高の影響を背景に日本株が過剰に反応していると、野村證券の池田雄之輔が4つの理由で解説しています。
2026年3月23日の東京市場で日経平均は終値ベースで前週比1,857.04円安の51,515.49円となり、一時的に51,000円を下回りました。背景には中東情勢の悪化と原油価格の上昇があり、日本企業の業績への影響以上に株価が動く状況が続いています。野村證券市場戦略リサーチ部長の池田雄之輔はこの現象を4つの理由で説明します。
第一の理由として、FRBやECBの利下げ期待から利上げ警戒へ市場の見方が転じ、イールドカーブのフラット化が進んだ点が挙げられます。米国市場の政策見通しが変化することで、日本株にも影響が及ぶとの認識です。第二の理由は原油高が直ちに業績に与える影響以上に、価格動向自体が市場心理を動かしている点です。
第三の理由として、原油価格上昇の影響がナフサや重油の調達 impediments を通じて生産量の縮小・コスト上昇を通じて企業の収益見通しを圧迫する可能性がある点が挙げられます。第四の理由として、世界的なリセッションや米大統領政策運営への不確実性が市場のリスクと判断を強め、日本株シナリオの展望を難しくしている点が指摘されています。