米ドル建て輸入と円安ドル高による仕入コスト上昇リスク
FY2017に初出。20回の記載のうち8回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-07-09。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。66社中42社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに12社。
- 2026-07-09対処業績予想の修正
「これは、当第3四半期連結会計期間の3カ月間の調達に対応する為替予約が比較的円高の水準だったため、原価率が若干低下した一方で、商戦期に戦略的に販促を増やしたことで、値引率が若干上昇したことによります。」
第3四半期会計期間では、比較的円高水準の為替予約が原価率の若干の低下に寄与した。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「売上総利益率は、調達に使用する為替予約レートが円安となり、原価率が上昇したことで、同0.2ポイント低下しました。」
円安となった為替予約レートが原価率上昇を通じて国内ユニクロの売上総利益率を前年同期比0.2ポイント押し下げ、輸入コスト上昇リスクが顕在化した。 - 2026-04-09顕在化業績予想の修正
「売上総利益率は、調達に使用する為替予約レートが円安となり、原価率が上昇したことで、同0.2ポイント低下しました。」
円安となった為替予約レートによる原価率上昇が国内ユニクロの売上総利益率低下として顕在化した。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「輸入相当分につきまして為替予約契約を締結し、輸入為替レートの平準化を図ることにより、仕入コストの安定化を図っておりますが、これらについて、将来的に円安ドル高へ為替が大幅に変動し、その状況が長期化した場合、当社業績に悪影響を与える可能性があります。」
円安ドル高による輸入コスト上昇リスクを継続して認識し、2024年8月末の為替予約残高は2兆2,004億71百万円となった。 - FY2024-Q3スポット為替影響の縮小と再発見込み有価証券報告書
「売上高総利益率は4.1ポイント改善しましたが、これは、在庫処分のための値引き販売が減少し、値引率が改善したことに加え、追加生産に使用するスポット為替レートの影響が前年比で減少し、原価率が改善したことによります。なお、好調な売上に対応するため、売れ筋商品の追加生産を行っており、第4四半期3カ月間にスポット為替レートの影響が出てくる見込みです。」
スポット為替レートの影響は前年より縮小した一方、追加生産により第4四半期に影響が出る見込みと記載している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「原価率は、前年は追加生産に使用するスポット為替レートが急激に円安になった影響で悪化しましたが、今年は、発注精度の改善に伴い、追加生産の総量が減り、スポット為替レートの影響が低減したことで、大幅に改善しました。」
追加生産量の減少と発注精度の改善により、スポット為替レートによる原価率への影響が低減し、円安による仕入コスト上昇影響が緩和された。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「売上高総利益率は、追加生産分に使用するスポットの為替レートが想定以上に円安となり原価率が上昇したことに加え、過年度からの春物在庫の処分を強化し、在庫適正化を進めたことで低下しました。」
円安による追加生産品の調達コスト上昇が原価率上昇・粗利益率低下として顕在化し、仕入コスト上昇リスクが継続している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「一方利益面では、期中に急激に円安が進行したことで、追加発注した商品の調達コストが大幅に増加し、売上総利益率は同2.2ポイント低下しました。」
円安による追加発注商品の調達コスト上昇が、国内ユニクロの粗利益率2.2ポイント低下として顕在化した。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「一方で利益面では、売上総利益率は、急激な円安による調達コストの増加により原価率が上昇したことで、同1.1ポイント低下しました。」
円安ドル高による調達コスト上昇リスクが、国内ユニクロの原価率上昇と粗利益率1.1ポイント低下として顕在化した。 - FY2022再掲有価証券報告書
「輸入相当分につきまして為替予約契約を締結し、輸入為替レートの平準化を図ることにより、仕入コストの安定化を図っておりますが、これらについて、将来的に円安ドル高へ為替が大幅に変動し、その状況が長期化した場合、当社業績に悪影響を与える可能性があります。」
円安ドル高による輸入コスト上昇リスクと、為替予約による平準化策を継続して記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「輸入相当分につきまして為替予約契約を締結し、輸入為替レートの平準化を図ることにより、仕入コストの安定化を図っておりますが、これらについて、将来的に円安ドル高へ為替が大幅に変動し、その状況が長期化した場合、当社業績に悪影響を与える可能性があります。」
円安ドル高による仕入コスト上昇リスクと、為替予約による対応を継続している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「輸入相当分につきまして為替予約契約を締結し、輸入為替レートの平準化を図ることにより、仕入コストの安定化を図っておりますが、これらについて、将来的に円安ドル高へ為替が大幅に変動し、その状況が長期化した場合、当社業績に悪影響を与える可能性があります。」
円安ドル高による輸入コスト上昇リスクと、為替予約による対応を継続している。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「売上総利益率は商品仕入の為替レートが円高で推移したことにより、同2.3ポイント改善しました。」
商品仕入の為替レートが円高で推移し、国内ユニクロの売上総利益率が前年同期比2.3ポイント改善した。円安ドル高による仕入コスト上昇リスクは当期間には緩和された。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「売上総利益率は商品仕入の為替レートが円高で推移したことにより、同2.3ポイント改善しました。」
商品仕入の為替レートが円高で推移したことで原価面の影響が改善し、国内ユニクロの売上総利益率は前年同期比2.3ポイント改善した。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「収益面では、社内の為替レートの円安による原価率の上昇に加え、冬物商品の値引販売を強めた結果、売上総利益率は同3.3ポイント低下しました。」
円安による仕入原価率上昇が実際の粗利益率低下要因となり、為替リスクの影響が継続して表れた。 - FY2018再掲有価証券報告書
「国内ユニクロ事業では、社内の為替レートの円安による原価率の上昇がありましたが、その影響は値引率の改善により吸収できた結果、売上総利益率は、前期比で0.4ポイント改善しました。」
円安による原価率上昇は実際に発生したが、値引率の改善で吸収したと記載している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「社内の為替レートの円安傾向が続いていることで、原価率の上昇は継続していますが、その影響は値引率の改善により吸収できています。」
円安傾向による原価率上昇は継続している一方、値引率の改善により影響を吸収したと記載している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「為替の社内レートの円安傾向が続いていることで、原価率の上昇は継続していますが、冬物商品の販売が好調だったことから、在庫処分による値引きロスが減少し、上期の値引率は前年同期比で大幅に改善しました。」
円安傾向による原価率上昇は継続している一方、冬物販売の好調により値引きロスが減少した。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「為替の社内レートの円安傾向が続いていることで、原価率が上昇していますが、売上総利益率は、値引率が改善したため、前年同期比で0.2ポイントの低下にとどまっています。」
円安ドル高等による仕入原価率上昇のリスクが、為替の社内レートを通じた原価率上昇として実際に表れている。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループの中核事業であるユニクロ事業の商品輸入の大半が、米ドル建となっております。日本向け輸入につきましては、当面3年程度の為替先物予約契約を締結し、輸入為替レートの平準化を図ることにより、仕入コストの安定化を図っておりますが、円安ドル高が進む場合、当社グループの中核を担うユニクロ日本事業の業績に悪影響を与える可能性があります。」
米ドル建て輸入への依存と円安ドル高による仕入コスト上昇を、為替差損益や外貨建資産の評価とは別の事業リスクとして明示した。