MDサイクルの正常化と在庫修正
FY2017-Q1に初出。34回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2027-H1。
コックスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。11社中2社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2027-H1悪化有価証券報告書
「商品鮮度の不足等によりプロパー販売が伸び悩んだことに加え、在庫適正化を目的とした販売促進施策による店頭値引きの増加や在庫評価減の計上、為替影響等により、売上総利益率は61.6%と前年同期比2.5ポイント低下いたしました。」
商品鮮度不足とプロパー販売の伸び悩みを受け、値引き増加、在庫評価減の計上に至り、在庫・商品消化面の悪化が粗利益率低下として現れている。 - 2026-10-13前進決算
「下期においては重点商品の開発・販売強化によるプロパー販売比率の向上及び在庫水準の適正化を進め、収益性の改善に取り組んでまいります。」
在庫適正化を目的とする下期施策と、プロパー販売比率向上の方針を具体化している。一方、上期には在庫評価減も計上している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「一方で、3~4月の寒暖差のある不安定な天候、9月以降の夏の長期化等の気候変動へ十分に対応しきれず、各シーズン商品のプロパー販売期は大きく苦戦しました。第4四半期は気温の低下に伴い12月後半から持ち直したものの、第3四半期までのマイナスを取り返すには至りませんでした。」
気候変動への対応不足により各シーズン商品のプロパー販売が苦戦し、在庫評価の見直しも行う状況となった。 - 2026-04-09悪化決算
「プロパー販売期の売上苦戦およびそれに伴う在庫評価の見直し等を実施した結果、売上総利益率は0.4ポイントの改悪となりました。」
販売不振に伴う在庫評価の見直しが記載され、在庫・商品消化に関する状況が悪化方向に動いた。 - FY2025夏物在庫積み増しの年度実績有価証券報告書
「夏物商戦においては、夏物在庫の積み増しが8月度の売上伸長に寄与いたしました。」
猛暑・残暑を見据えた夏物在庫の積み増しを実施し、8月度の売上伸長に寄与したと説明している。 - FY2025-H1夏物在庫の積み増し有価証券報告書
「猛暑・残暑を見据えた夏物商戦の見直しによる夏物在庫の積み増しが8月度の売上伸長に寄与いたしました。」
従来の在庫削減・消化管理に加え、猛暑・残暑を見据えて夏物在庫を積み増し、8月度の売上伸長に寄与したと説明している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「主な減少の内訳は、法人税等の支払額3億59百万円、棚卸資産の増加2億25百万円等によるものです。」
過年度の在庫削減傾向に対し、営業キャッシュ・フローの減少要因として棚卸資産の2億25百万円増加が記載されている。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「MD改革におきましては、販売面では、値引きの抑制、催事・EC等でのキャリー商品の丁寧な活用を推進するとともに、商品面では、為替リスク対策を講じながら、中国ならびにアセアン地域からの商品調達拡大による仕入原価の低減を図り、売上総利益率は5.1ポイント改善、期末商品残高は前年同期差3億50百万円の削減となりました。」
値引き抑制とキャリー商品の販売を継続し、粗利益率改善と商品在庫残高の削減を実績として示している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「商品面におきましては、前連結会計年度から引き続き、値引き販売の抑制、催事・EC等でのキャリー商品の丁寧な活用により、売上総利益率は5.7ポイント改善、期末商品残高は前年同期差2億79百万円の削減となりました。」
値引き抑制とキャリー商品の販売を継続し、粗利益率改善と商品在庫残高の削減を実績として示している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「商品面におきましては、前連結会計年度から引き続き、値引き販売の抑制、催事・EC等でのキャリー商品の丁寧な販売により、売上総利益率は3.9ポイント改善、期末商品残高は前年同期差4億66百万円の削減となりました。」
値引き抑制や催事・ECでのキャリー商品の販売により、在庫残高を前年同期から4億66百万円削減し、在庫・商品消化面の改善を進めた。 - FY2023対処有価証券報告書
「この結果、売上総利益率は、57.8%と前年から0.4ポイント増加し、期末商品残高は前年差4億54百万円の削減となりました。」
在庫削減と粗利益率改善が年度実績として確認され、過去の在庫過多・滞留在庫への対応が進んだと記載している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「この結果、売上総利益率は前年並みに留まりましたが、当第3四半期連結累計期間末の商品残高は前年同期差1億61百万円の削減となりました。」
粗利益率の改善は限定的だったが、商品残高の削減により在庫面の対応が進んだと説明している。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「荒利率におきましては、バーゲン時期の割引施策、品番数、生産数量等を見直した結果、前年同期比で売上総利益率は1.7ポイント改善し、期末商品在庫高は前年同期より2億89百万円の削減となりました。」
仕入れ・品揃え・販促の見直しにより、前年同期から在庫を削減し、粗利益率も改善したと説明している。 - FY2023-Q1持越し商品の在庫評価見直し有価証券報告書
「前期持ち越し商品の在庫評価額を見直したことにより、売上総利益率では0.1ポイントの改善となりました。」
前期持越し商品の在庫評価額を見直し、粗利益率の改善要因として説明している。 - FY2022前進有価証券報告書
「月度別の仕入計画の見直し、バーゲン時期のプロモーションの変更、海外ダイレクトソーシングの拡大等に取組み、売上総利益率は、57.4%と前年から5.6ポイント増加し、棚卸在庫についても前年比86.5%と削減いたしました。」
仕入計画の月度見直し等により、棚卸在庫を前年比86.5%まで削減した。従来の在庫過多への対応が年度実績として示されている。 - FY2022-Q3前進有価証券報告書
「また、商品面においては、冬物重点商品の仕入数量を増加させる一方で、ブラックフライデー時期のプロモーションを見なおした結果、売上総利益率は4.4ポイント改善し、商品在庫についても、前年同期比76.3%と削減を図りました。」
冬物重点商品の仕入れと販促時期を調整し、商品在庫を前年同期比76.3%まで削減した。粗利益率も4.4ポイント改善している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「7月、8月の仕入計画を見直すことで、在庫コントロールを行う一方、バーゲン時期のプロモ―ションを見直した結果、売上総利益率は4.3ポイント改善いたしました。」
仕入計画の見直しによる在庫コントロールを進め、たな卸資産も前年度末から3億78百万円減少した。粗利益率の改善と合わせ、在庫面の悪化への対応を進めている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症拡大による売上低下に伴い適宜仕入れ計画の見直しを実施し、在庫を削減するとともに、プロパー販売の構成比を高めた結果、売上総利益率は8.9ポイント改善しました。」
売上低下に対応して仕入れ計画を見直し、在庫を削減し、プロパー販売の構成比を高めたことで、在庫・粗利益率の悪化に対処したと説明している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「また、売上総利益は、販売機会を逸した春夏商品や前年から持ち越した秋冬在庫の処分を進めたことにより、売上総利益率は昨年から3.4ポイント悪化し、68億38百万円となりました。」
新型コロナウイルス感染症の影響等で販売機会を逸した商品と持越し在庫が生じ、在庫処分を進める状況となった。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症による営業自粛、営業時間の短縮により在庫過多となったことから、春夏商品の値下げを6月度より早期に実施した」
従来の在庫修正・QR生産による改善から、店舗休業等による在庫過多と早期値下げが発生する状況へ変化した。 - FY2020対処有価証券報告書
「下半期は商品計画を修正し、売れ筋商品のQR対応(生産から店頭までのリードタイムを短縮)を行い11月度より回復基調となるものの、既存店客数が回復するまでには至らず年間既存店売上高前年比93.3%となり、売上高は当初計画から乖離しました。」
商品数量・MDサイクルへの対応として商品計画の修正と売れ筋商品のQR生産を進め、11月度から回復基調となったが、年間既存店売上高は前年比93.3%にとどまった。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「しかしながら第2四半期以降売れ筋商品のQR生産等の対応を強化した結果、既存店売上高は8月度に99.1%まで回復いたしました。」
第1四半期の商品数量不足への対応として、売れ筋商品のQR生産等を強化し、8月度の既存店売上高が99.1%まで回復した。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「第1四半期については、カラーに加えて、素材や袖丈変化もシーズンを先行させた商品投入を実施いたしましたが、気温の変化に対応できる商品の品揃えが不足したこと、実需で着られる商品の数量が不足したこと等が影響し、既存店売上高を伸ばすことができませんでした。」
シーズン先行の商品投入を行ったものの、気温変化に対応する品揃えと実需商品が不足し、既存店売上高を伸ばせない状況となった。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「また、売上高計画未達による在庫の処分を進めた結果、第3四半期累計期間の売上総利益率は52.8%と前年同期よりも2.6ポイント悪化しました。」
売上計画未達を受けて在庫処分を進める状況となり、粗利益率も前年同期から2.6ポイント悪化した。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「売上総利益は、期首時点で過大となっていた持ち越し商品の処分や、第1四半期の売上高計画未達による滞留在庫の早期処分を進めた結果、売上総利益率が51.1%と前年より3.6ポイント悪化し、当第2四半期累計期間における営業損失は前年より拡大しました。」
期首の過大な持ち越し商品と第1四半期の計画未達に伴う滞留在庫が発生し、早期処分を進める状況となった。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、4月度以降は不安定な気候変化に対応できず、ゴールデンウィークや母の日の販促を強化いたしましたが、客数が伸びず苦戦したことに加えて、初夏物・夏物が計画を大きく下回り、MDサイクルが崩れたことにより、当第1四半期連結累計期間における既存店売上高前年比96.9%となりました。」
不安定な気候変化と初夏物・夏物の計画未達によりMDサイクルが崩れ、既存店売上高が前年比96.9%となった。 - FY2018前進有価証券報告書
「「商品消化管理精度の向上」については、システムを活用した在庫コントロールの仕組みの再構築を目指し、9月度に「ikka」から自動振替システムの実験を開始しました。その後品番数を増やして稼働しており、対象商品の正価販売比率は向上しております。」
自動振替システムをikkaで開始した後、対象品番数を増やして稼働させ、対象商品の正価販売比率が向上したと報告している。 - FY2018-Q3前進有価証券報告書
「「商品消化管理精度の向上」については、システムを活用した在庫コントロールの仕組みの再構築を目指し、9月度に「ikka」から自動振替システムの実験を開始しました。販売開始後一定期間が経過した商品を、店別消化状況から自動的に再配分することで、対象商品の正価販売比率は向上しております。」
ikkaで自動振替システムの実験を開始し、店別消化状況に応じた自動再配分によって対象商品の正価販売比率が向上した。 - FY2018-Q2前進有価証券報告書
「「商品消化管理精度の向上」については、システムを活用した在庫コントロールの仕組みの再構築を目指し、9月度に「ikka」から自動振替システムの実験を開始いたしました。」
在庫コントロールの再構築について、9月度にikkaから自動振替システムの実験を開始する段階に進んだ。 - FY2018-Q1再定義有価証券報告書
「「商品消化管理精度の向上」については、システムを活用した在庫コントロールの仕組みの再構築を目指し、第3四半期からの本格稼働のための準備を進めております。」
MDサイクルの正常化や在庫修正という対応から、システムを活用した在庫コントロールの仕組みを再構築し、第3四半期から本格稼働させる計画へと具体化している。 - FY2017前進有価証券報告書
「適正な在庫水準の維持と、商品の鮮度アップに取り組み、客数・売上総利益上昇に貢献しております。それに伴い、在庫回転日数は前期より12.7日短縮しました。」
適正在庫と商品鮮度向上の取り組みにより、在庫回転日数が前期比12.7日短縮した。 - FY2017-Q3前進有価証券報告書
「第3四半期末においても在庫金額は前年を下回る水準を維持し、また在庫内容についても初秋、秋物・冬物在庫を前年から大きく削減しており、これが商品の鮮度アップにつながり、客数・売上総利益上昇に貢献しております。それに伴い、在庫回転日数は前年より11月単月で21.5日短縮、3月から11月累計で6.5日短縮するなど在庫効率が改善し、また、売上総利益率も前年から0.3ポイント改善いたしました。」
第3四半期末も在庫金額・秋冬在庫が前年を下回り、在庫回転日数は11月単月で21.5日、3月から11月累計で6.5日短縮した。 - FY2017-Q2前進有価証券報告書
「在庫修正が完了したゴールデンウィーク期間については前年売上高を上回りました。また、第1四半期末の在庫内容は、盛夏物商品の構成比が前年を上回る結果となり、前年から改善しました。第2四半期末在庫金額についても前年を下回る水準となり、また在庫内容についても夏物在庫を前年から大きく削減しており、第3四半期以降および来期への在庫の影響は縮小しております。」
ゴールデンウィーク前の在庫修正完了後、期末在庫金額が前年を下回り、夏物在庫も削減されたと記載している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「これに対し、MDサイクルの正常化を最優先に取り組み、商品のシーズン切替を進め、初夏物・夏物商戦が本格化するゴールデンウィーク前までに、在庫修正を完了させました。」
ゴールデンウィーク前までに在庫修正を完了したという具体的な進捗を記載している。