世界的な貿易摩擦激化による景気先行き不透明感
FY2019-Q1に初出。8回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q2。直近の記載はFY2025。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。134社中104社が悪化側に。
- FY2025再掲有価証券報告書
「今後の見通しといたしましては、米国の通商政策の動向や、国内における労働力不足や物価上昇などが継続し、経営環境の先行きが見通せない状況が続くと予想されます。」
米国の通商政策を含む外部環境の不透明感が続くとの認識を再確認している。 - FY2022後退有価証券報告書
「更に欧米諸国を中心とした世界情勢の変化により、先行きの不透明な状況が続くものと見込まれます。」
米中貿易摩擦を中心とした従来の具体的な表現から、欧米諸国を中心とした世界情勢の変化という、より一般的な不透明要因の表現に移っている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「また、米中貿易摩擦の深刻化など世界経済の動向が日本経済に影響を与えることが懸念されており、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。」
前期の長期化・影響への注意という表現から、米中貿易摩擦の「深刻化」と日本経済への影響懸念が示され、外部環境リスクの認識が強まっている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「また、海外における中国経済の減速傾向や長期化する米中貿易摩擦の動向が、世界経済に与える影響に一層注意が必要な状況であり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。」
中国経済の減速傾向に加え、米中貿易摩擦の長期化と影響への一層の注意が示され、海外経済の不透明感が強い状態として記載されている。 - FY2019再掲有価証券報告書
「米中の通商問題に端を発した中国経済の減速傾向、欧州問題による政治的混乱など、海外経済の動向と政策に関する不確実性も多く、先行きの不透明感が払拭されない状況にあります。」
米中通商問題や海外経済の不確実性により先行きが不透明であるとのリスク認識を継続している。 - FY2019-Q3後退有価証券報告書
「しかしながら、海外においては米国の通商政策に端を発する米中貿易摩擦への懸念や海外経済の不確実性により先行きは不透明な状況が続いております。」
前四半期の「世界経済の下振れリスク増大の懸念」という表現から、米中貿易摩擦への懸念及び海外経済の不確実性という表現に変わっている。一方、先行き不透明感は継続している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善などを背景に、総じて穏やかな回復基調で推移いたしましたが、米中間の貿易摩擦による世界経済の下振れリスク増大の懸念など、先行きは依然として不透明な状況が続きました。」
米中間の貿易摩擦について、世界経済の下振れリスクが増大する懸念として示され、前回の不透明感への言及からリスク認識が強まっている。 - FY2019-Q1初出有価証券報告書
「当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善などを背景に総じて緩やかな景気の回復が続きましたが、世界的な貿易摩擦激化の懸念が生じており、景気の先行きには不透明感が残る状況であります。」
世界的な貿易摩擦激化の懸念を、景気の先行きに不透明感を残す新たな外部リスクとして記載している。