設備投資需要の減少とリース業界の競争激化
FY2017に初出。17回の記載のうち7回が「対処」で、最初の「対処」はFY2023-Q3。直近の記載はFY2026。
NECキャピタルソリューションがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。6社中2社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに1社。
- FY2026対処有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2025年4月から2026年3月累計のリース取扱高は、前期比4.2%増の5兆2,984億円となっています。」
リース市場は前期比増加を継続し、2021年度の縮小局面からの回復が続いている。競争状態は引き続きリスクとして記載している。 - 2026-04-28対処決算説明資料
「業界全体は前年比3.0%増加、当社主力の情報通信機器は前年比8.7%増加」
リース市場および情報通信機器市場の前年比増加が、設備投資需要の減少局面からの回復を示している。 - FY2025対処有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2024年4月から2025年3月累計のリース取扱高は、前期比9.8%増の5兆847億円となっています。」
リース市場は前期比9.8%増となり、2021年度の市場縮小局面からの回復が継続している。競争激化のリスク自体は引き続き記載されている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「業界全体の2023年4月から2024年3月累計のリース取扱高は、前期比7.4%増の4兆6,299億円となっています。」
リース市場の前年同期比増加が通期でも継続し、市場縮小が実績化していた局面からの改善傾向を維持している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「業界全体の2023年4月から2023年12月累計のリース取扱高は、前年同期比8.5%増の3兆2,257億円となっています」
リース市場は前年同期比増を維持しており、市場縮小が実績として表れていた局面からの改善傾向が続いている。ただし、増加率は前四半期からやや縮小した。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2023年4月から2023年9月累計のリース取扱高は、前年同期比9.7%増の2兆1,227億円となっています。」
リース市場は前年同期比9.7%増となり、市場縮小が実績として表れていた局面から改善傾向が続いている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2023年6月累計のリース取扱高は、前年同期比4.0%増の1兆89億円となっています。」
リース市場は前年同期比4.0%増となり、市場縮小が実績として表れていた前年度から改善傾向が続いている。 - FY2023対処有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2022年4月から2023年3月累計のリース取扱高は、前期比2.2%増の4兆3,106億円となっています。」
リース市場は通期で前年同期比増へ転じ、前年度通期の13.9%減から市場縮小リスクが低下した。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2022年4月から2022年12月累計のリース取扱高は、前年同期比0.2%増の2兆9,739億円となっています。」
リース市場は前年同期比増へ転じ、設備投資需要の減少・市場縮小に関する実績上のリスクは前四半期より低下した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2021年12月累計のリース取扱高は、前年同期比9.1%減の2兆9,678億円となっています。」
リース市場の取扱高減少幅が前年同期比9.1%減まで拡大し、設備投資需要の減少・市場縮小に関するリスクが続いている。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2021年6月累計のリース取扱高は、前年同期比7.0%減の9,885億円となっています。」
リース市場の取扱高は前年同期比で減少し、設備投資需要や競争環境に関する市場縮小リスクは継続しているが、前年度通期の13.9%減から減少幅は縮小した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「業界全体の2020年4月から2021年3月累計のリース取扱高は、前期比13.9%減の4兆5,910億円となっております。」
リース市場の通期取扱高が前期比13.9%減となり、設備投資需要減少と競争激化に関する市場リスクが通期実績として悪化した。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2020年9月累計のリース取扱高は、前年同期比19.9%減の2兆1,613億円と、前年同期を下回る状況となっております。」
リース市場の取扱高が前年同期比19.9%減となり、設備投資需要の減少や競争環境に関する市場縮小が実績としてさらに表れている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「業界全体の2020年6月累計のリース取扱高は、前年同期比13.1%減の1兆625億円と、前年同期を下回る状況となっております。」
設備投資需要や競争環境に関するリスクを背景に、リース業界全体の取扱高が前年同期比13.1%減となり、市場縮小が実績として現れている。 - FY2019再定義有価証券報告書
「当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2018年4月から2019年3月累計のリース取扱高は、前期比2.8%増の5兆129億円となっております。」
リース市場は増加に転じた一方、競争激化への懸念と、業界規模が最盛期から半減した構造は引き続き示されている。 - FY2018悪化有価証券報告書
「リース取扱高は、消費税増税等の影響により平成26年度は5兆円割れとなるものの、平成27年度、同28年度は5兆円の大台を回復しました。しかしながら、平成29年度は、再び5兆円を下回る結果となっております。リース会計や税制変更に伴い従来のリースメリットが縮小したことなどから、リース業界規模そのものは最盛期から半減している状況に大きな変化はなく、今後についても制度インフラの役割を担った以前の規模に戻ることは想定しにくいと考えております。」
平成29年度のリース取扱高は再び5兆円を下回り、業界規模は最盛期から半減した状況が続くと説明している。 - FY2017初出有価証券報告書
「リース業界では依然として多くのリース業を営む会社が存在しており、異次元の金融緩和による料率競争も激しさを増し、厳しい競合状態にあります。」
顧客の設備投資需要減少による取扱高減少と、金融緩和を背景とする料率競争の激化をリスクとしている。