株式市場の変動への業績依存
FY2016に初出。32回の記載のうち16回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
丸三証券がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。20社中12社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当社の営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当事業年度33.5%(前事業年度28.2%)となっております。このため当社の業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の営業収益比率が28.2%から33.5%へ上昇し、市場変動への収益依存度が数値上拡大した。 - FY2026-H1市場回復の業績反映有価証券報告書
「このような環境の下、当社の業績は、株式委託手数料と投資信託の信託報酬が増収となりましたが、投資信託の募集手数料は減収となり、経常利益は19億95百万円となりました。」
株式市場が急落後に高値圏へ回復する中、株式委託手数料の増収が業績に反映された。一方、投資信託の募集手数料は減収となった。 - FY2025対処有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度28.2%(前連結会計年度36.5%)となっております。このため当社グループの業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の営業収益比率が36.5%から28.2%へ低下し、市場変動への収益依存度が数値上縮小した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度36.5%(前連結会計年度28.4%)となっております。このため当社グループの業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の営業収益に占める割合が28.4%から36.5%へ上昇し、市場変動への収益依存度が数値上拡大している。 - FY2024-Q2市場回復の業績反映有価証券報告書
「株式市場では、日本企業の資本効率改善に対する期待が高まるなか、日本株を再評価した海外投資家の積極的な買いが相場の上昇を牽引し、期初28,203円で始まった日経平均株価は、6月半ばに約33年ぶりの高値水準となる33,772円まで上昇しました。しかしながら、7月以降は、米金融引き締めの長期化懸念や日銀の政策修正観測などを背景とした国内外の金利上昇などが重荷となり、31,000円台から33,000円台の保ち合い相場が続き、当第2四半期連結会計期間末は31,857円となりました。」
海外投資家の買いによる株式市場の上昇と、その後の金利上昇による保ち合い相場を記載している。株式委託手数料の増加として、市場依存の業績構造が増収方向にも反映された。 - FY2024-Q1市場回復の業績反映有価証券報告書
「日本株を再評価した海外投資家の積極的な買いが相場の上昇を牽引したことなどから、約33年ぶりの高値水準となる33,772円まで上昇し、当第1四半期連結会計期間末は33,189円となりました。」
株式市場の上昇と海外投資家の積極的な買いを背景に、株式受入手数料・株式委託手数料が増加した。市場変動への業績依存が増収方向にも反映されている。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「しかし、欧米等の中央銀行が金融引き締めに転じるなか、積極的な売買が手控えられたことなどから、株式委託手数料は前第3四半期連結累計期間比減少しました。」
欧米等の金融引き締めや売買手控えを背景に株式委託手数料が前年同期比で減少し、株式市場への業績依存が減収として実績化している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「しかし、米国の金融引き締めが加速するなか、積極的な売買が手控えられたことなどから、株式委託手数料は前第2四半期連結累計期間比減少しました。」
米国の金融引き締め加速などを背景に売買が手控えられ、株式委託手数料の前年同期比減少として市場依存の業績構造が実績化している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「しかし、上値の重い相場環境が続いたことなどから、株式委託手数料は前第1四半期連結累計期間比減少しました。」
上値の重い株式市場を背景に株式委託手数料が減少し、営業収益も38億96百万円、前年同期比19.7%減となった。株式市場への業績依存が減収減益として実績化している。 - FY2022対処有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度33.8%(前連結会計年度42.1%)となっております。」
株式委託手数料の営業収益に占める割合が42.1%から33.8%へ低下し、市場変動への収益依存度が数値上縮小している。一方、株式市場の変動が業績に影響する可能性は引き続き記載している。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「しかし、当第3四半期連結累計期間の株式市場が上値の重い相場展開が続いたことなどから、株式委託手数料は前第3四半期連結累計期間比で減少しました。」
株式市場の上値の重い展開が株式委託手数料の前年同期比減少として表れ、市場変動への業績依存が実績化した。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「しかし、8月中旬まで株式市場が調整局面にあったことなどから、株式委託手数料は前第2四半期連結累計期間比減少しました。」
株式市場の調整局面が株式委託手数料の前年同期比減少として表れ、市場変動への業績依存が実績化した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「しかし、株式市場が停滞したことなどにより、株式委託手数料は前第1四半期連結累計期間比減収となりました。」
株式市場の停滞が株式委託手数料の前年同期比減収として表れ、市場変動への業績依存が実績化した。 - FY2021-Q3市場回復の業績反映有価証券報告書
「株式市場は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン等の開発の進展や、各国の金融・経済対策を好感し、上昇基調となりました。」
ワクチン開発の進展や金融・経済対策を背景に株式市場が上昇し、株式委託手数料は前年同期比増収となった。市場依存の業績構造が増収方向にも反映されている。 - FY2021-Q2市場回復の業績反映有価証券報告書
「この結果、株式委託手数料は前第2四半期連結累計期間比増収となりました。」
新型コロナウイルス感染再拡大や米中対立への懸念はあったものの、金融緩和や経済活動再開への期待等を背景に株式市場が上昇し、株式委託手数料は前年同期比増収となった。市場依存の業績構造が増収方向にも反映されている。 - FY2021-Q1市場回復の業績反映有価証券報告書
「株式市場では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の発令や原油先物相場の歴史的な急落等の逆風があったものの、各国政府の大規模な経済対策や主要国中央銀行の金融緩和による資金供給を支えに上昇基調が継続し、日経平均株価は4月末に20,000円の大台を回復しました。その後、緊急事態宣言の全面解除を受けた経済活動再開への期待や、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待等から一段高となり、6月前半にかけて日経平均株価は一時23,000円台へと上昇し、当第1四半期連結会計期間末は22,288円となりました。」
株式市場の回復を背景に、株式委託手数料は前年同期比増収となり、市場依存の業績構造が増収方向にも反映された。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度38.5%(前連結会計年度37.0%)となっております。このため当社グループの業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の収益構成比が37.0%から38.5%へ上昇した。新型コロナウイルス感染症による市場急落と顧客接点減少により、年度末に受入手数料が減少したことも記載している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「このような中、当社グループの業績は、主に株式委託手数料が前第2四半期連結累計期間比減収となったことから、営業収益は減収となりました。販売費・一般管理費も減少したものの、経常利益は4億88百万円と前第2四半期連結累計期間比減益となりました。」
株式市場の売買代金減少を背景に株式委託手数料が減収となり、営業収益7,847百万円、経常利益488百万円へ減少した。市場変動への業績依存が引き続き実績化している。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「株式市場では、米中貿易協議進展への期待や、為替の円安進行による企業業績向上期待を追い風に、日経平均株価は4月に当第1四半期連結累計期間の高値をつけました。しかし米国が中国に対する制裁関税の引き上げを発表したことなどから投資家のリスク回避姿勢が強まり、日経平均株価は6月4日に20,289円まで下落しました。当第1四半期連結会計期間末にかけては戻り歩調となりましたが、株式市場の売買代金は前年同期比減少しました。 このような中、当社グループの業績は、株式委託手数料及び受益証券受入手数料が前第1四半期連結累計期間比減収となったことなどから、営業収益は減収となりました。販売費・一般管理費も減少したものの、経常利益は3億60百万円と前第1四半期連結累計期間比減益となりました。」
米中貿易摩擦等を背景に株式市場の売買代金が減少し、株式委託手数料等の減収を通じて営業収益・経常利益の減少として市場依存の業績構造が実績化している。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「このような環境の下、当社グループの業績は、投資信託の期中平均残高が増加したことにより信託報酬は増収となりましたが、株式委託手数料及び投信募集手数料の減収により、連結経常利益は5億70百万円(前連結会計年度比83.3%減)となりました。」
株式市場の下落や個人投資家の売買代金低迷を背景に株式受入手数料が減収となり、営業収益156億48百万円、経常利益5億70百万円へ減少した。株式市場への業績依存が年度実績として表れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「こうした状況の中、当社グループの業績は、株式委託手数料や受益証券受入手数料が前第3四半期連結累計期間比減少したことなどから、営業収益は減収となりました。販売費・一般管理費は減少しましたが、経常利益は7億24百万円と前第3四半期連結累計期間比減益となりました。」
米中貿易摩擦再燃や株価下落を背景に個人投資家の売買代金が減少し、株式委託手数料等の減収を通じて営業収益・経常利益の減少として市場依存の業績構造が実績化している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「こうした状況の中、当社グループの業績は、株式委託手数料や受益証券受入手数料が前第2四半期連結累計期間比減収となったことなどから、営業収益は減収となりました。また、販売費・一般管理費が増加し、経常利益は6億51百万円と前第2四半期連結累計期間比減益となりました。」
個人投資家の売買代金減少等を背景に、株式委託手数料が減収となり、営業収益・経常利益の減少に市場依存の業績構造が表れている。 - FY2019-Q1市場回復の業績反映有価証券報告書
「株式市場の売買代金は前第1四半期連結累計期間比増加しました。」
株式市場の売買代金増加を背景に、株式委託手数料は前年同期比増収となった。市場依存の業績構造が増収方向にも反映されている。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度39.1%(前連結会計年度30.0%)となっております。このため当社の業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の営業収益に占める割合が30.0%から39.1%へ上昇し、市場変動への収益依存度が数値上拡大している。 - FY2018-Q3市場回復の業績反映有価証券報告書
「東京証券取引所一日平均売買代金は3兆1,198億円(前第3四半期連結累計期間比112.0%)となり、当社の株式委託売買代金は1兆5,358億円(同135.3%)となりました。その結果、株式委託手数料は54億89百万円(同159.3%)となりました。」
市場の売買代金増加が当社の株式委託売買代金と株式委託手数料の増加に反映され、市場依存の業績構造が増収方向に表れた。 - FY2018-Q2市場回復の業績反映有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の東京証券取引所一日平均売買代金は2兆9,350億円(前第2四半期連結累計期間比108.8%)となり、当社の株式委託売買代金は9,113億円(同131.2%)となりました。その結果、株式委託手数料は31億78百万円(同147.7%)となりました。」
市場の売買代金増加が当社の株式委託売買代金と株式委託手数料の増加に反映され、市場依存の業績構造が増収方向にも表れた。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の東京証券取引所一日平均売買代金は2兆9,933億円(前第1四半期連結累計期間比108.2%)となり、当社の株式委託売買代金は4,535億円(同124.4%)となりました。その結果、株式委託手数料は15億81百万円(同136.9%)となりました。」
市場売買代金の増加が当社の株式委託売買代金・株式委託手数料の増加に反映され、市場変動への業績依存が引き続き確認できる。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度30.0%(前連結会計年度33.9%)となっております。このため当社の業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の収益構成比は30.0%へ低下したものの、株式市場の売買代金減少により営業収益156億97百万円、経常利益10億12百万円となり、前年同期を下回る影響が年度実績に表れている。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「東京証券取引所一日平均売買代金は2兆7,857億円(前第3四半期連結累計期間比89.3%)となり、当社の株式委託売買代金は1兆1,351億円(同70.6%)となりました。その結果、株式委託手数料は34億45百万円(同68.0%)となりました。」
市場売買代金の減少が当社の株式委託売買代金と株式委託手数料の減少に表れ、市場変動への業績依存が第3四半期累計でも実績化している。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「東京証券取引所一日平均売買代金は2兆6,971億円(前第2四半期連結累計期間比83.7%)となり、当社の株式委託売買代金は6,944億円(同60.5%)となりました。その結果、株式委託手数料は21億52百万円(同60.3%)となりました。」
市場売買代金の減少が当社の株式委託売買代金と株式委託手数料の減少に表れ、市場変動への業績依存が引き続き実績化している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「以上の結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループの営業収益は38億80百万円(前第1四半期連結累計期間比73.1%)、これから金融費用を差し引いた純営業収益は38億58百万円(同73.1%)となりました。販売費・一般管理費は37億73百万円(同94.7%)で、経常利益は3億4百万円(同20.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億61百万円(同20.5%)となりました。」
株式市場の売買代金減少等により株式委託手数料が減収となり、営業収益・経常利益・四半期純利益が前年同期を下回った。市場変動への業績依存が実績として表れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの営業収益のうち株式委託手数料が占める割合は、当連結会計年度33.9%(前連結会計年度32.5%)となっております。このため当社の業績は、株式市場の変動により大きな影響を受ける可能性があります。」
株式委託手数料の営業収益に占める割合を33.9%と示し、市場変動が業績に大きく影響し得ると記載している。本文では株式市場急落の影響により株式受入手数料が減収となったと説明している。