工期延長による建装事業の収益悪化
FY2017-Q1に初出。16回の記載のうち5回が「対処」で、最初の「対処」はFY2017-Q2。直近の記載は2026-10-15。
高島屋がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。15社中6社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに6社。
- 2026-10-15悪化決算説明資料
「建装業は建築費高騰に伴う一部受注予定案件の計画見直し影響や、人件費等のコスト上昇で減収減益」
建装事業について、建築費・人件費の上昇と受注予定案件の見直しが減収減益として現れている。 - FY2027-H1悪化有価証券報告書
「髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、増収となりましたが、建築費の高騰に伴う一部受注予定案件の計画見直しや、人件費をはじめとするコスト上昇の影響により、減益となりました。」
建装事業では受注・収益拡大の一方、建築費高騰による受注予定案件の見直しと人件費等のコスト上昇が減益要因として現れた。 - 2026-06-30悪化決算
「地政学リスクの高まり等、受注環境の不透明さが増す中、営業力やデザイン力といった当社の強みをいかした先行提案を強化するとともに、コスト削減と効率化を進め、安定的な収益基盤の構築につなげてまいります。」
建装業について、地政学リスクの高まり等による受注環境の不透明さを新たに明示した。 - FY2026前進有価証券報告書
「髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が堅調に推移いたしました。さらに、コスト管理の強化により、利益率が改善したことも寄与し、増収増益となりました。」
建装業では大型物件等の受注が堅調に推移し、コスト管理強化による利益率改善も寄与して増収増益となった。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「建装業での営業収益は15,425百万円(前年同期比15.9%増)、営業利益は1,177百万円(前年同期比804.3%増)となりました。髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が増加し、増収増益となりました。」
建装事業では大型ホテル・ラグジュアリーブランド関連商業施設の受注増により増収増益となり、従来の収益悪化リスクが弱まった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「建装業での営業収益は18,221百万円(前年同期比22.4%増)、営業損失は483百万円(前年同期は456百万円)となりました。髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が増加し、増収となりましたが、一部大型物件での原価増大の影響もあり、わずかに赤字拡大となりました。」
受注増により増収となった一方、一部大型物件の原価増大により営業損失が456百万円から483百万円へ拡大した。リスクの悪化が実績として現れている。 - FY2024-Q2前進有価証券報告書
「建装業での営業収益は13,304百万円(前年同期比47.3%増)、営業利益は130百万円(前年同期は営業損失308百万円)となりました。髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が増加し、増収、黒字転換となりました。」
建装事業では大型ホテル・ラグジュアリーブランド関連商業施設の受注増により、営業収益が前年同期比47.3%増となり、営業損失から営業利益へ黒字転換した。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「建装業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が、コロナ影響からの回復により、ラグジュアリーブランドを中心とした商業施設や、大型ホテルの受注が増加し、増収増益となりました。今後、先行提案営業をより一層強化し、安定的な収益基盤の構築に努めてまいります。」
商業施設・大型ホテルの受注増により、建装業は前年同期の営業損失から営業損失456百万円へ縮小し、増収増益と記載されている。先行提案営業の強化も継続する。 - FY2022対処有価証券報告書
「建装業での営業収益は、16,331百万円(前年比14.4%減)、営業損失は504百万円(前年同期は営業損失980百万円)となりました。建装業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が、コロナ影響により主要顧客である商業施設及びホテルの事業計画の見直しや延期を受けた結果、減収となりました。一方、業務見直しによる作業費の圧縮などの営業費用の削減に努めた結果、営業損失は前年から改善となりました。」
建装事業の減収は続いたが、作業費圧縮などにより営業損失は980百万円から504百万円へ縮小した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「建装業での営業収益は11,768百万円(前年同期比23.6%減)、営業損失は662百万円(前年同期は営業損失530百万円)となりました。建装業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が前年までの大型受注案件の反動に加え、コロナ影響により主要顧客である商業施設及びホテルの事業計画の見直しや延期を受けた結果、減収となりました。」
商業施設・ホテルの事業計画の見直しや延期が続き、営業収益は前年同期比23.6%減、営業損失は530百万円から662百万円へ拡大した。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「建装業での営業収益は8,258百万円(前年同期比34.3%減)、営業損失は132百万円(前年同期は営業損失121百万円)となりました。建装業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が前年の大型案件の反動に加え、コロナ影響から主要顧客である商業施設及びホテルでの事業計画の見直しや延期を受けた結果、大幅な減収となりました。」
商業施設・ホテルの事業計画見直しや延期が続き、営業収益は前年同期比34.3%減、営業損失132百万円となった。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「建装業での営業収益は3,960百万円(前年同期比45.4%減)、営業損失は319百万円(前年同期は営業利益115百万円)となりました。建装業におきましては、コロナ影響により髙島屋スペースクリエイツ株式会社の主要顧客である商業施設やホテルでの事業計画の見直しや延期が相次ぎ、厳しい情勢が続きました。」
建装事業では、主要顧客の事業計画見直し・延期が相次ぎ、営業収益が45.4%減少し、営業損失へ転じた。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「建装事業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が、商業施設やホテル工事の順調な進捗により、増収増益となりました。」
工期延長による収益悪化は再言及されず、商業施設・ホテル工事の順調な進捗と増収増益を記載している。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「建装事業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が、好調な建設市場環境のもと、ホテルや商業施設等の受注が堅調に推移したことに加え、名古屋駅周辺の工事受注もあり、増収増益となりました。この結果、営業収益は21,551百万円(前年同期比23.8%増)、営業利益は1,383百万円(前年同期比71.1%増)となりました。」
工期延長による減収減益への言及はなく、ホテル・商業施設および名古屋駅周辺の受注が堅調で、営業利益も前年同期比71.1%増となっている。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「建装事業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が、好調な建設市場環境のもと、ホテル等宿泊施設等の受注が堅調に推移し、増収増益となりました。」
前回記載された工期延長による減収減益に対し、今回は受注堅調のもと増収増益となっており、収益悪化要因は弱まっている。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「髙島屋スペースクリエイツ株式会社が受注は堅調に推移しているものの、工期の延長などにより減収減益となりました。」
受注は堅調である一方、工期延長などにより減収減益となった事業上の悪化要因を記載している。