物流事業における人員不足の深刻化
FY2018-Q1に初出。20回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q2。直近の記載は2026-04-24。
ニチモウがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。12社中10社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに8社。
- 2026-04-24悪化業績予想の修正
「物流事業においてもコスト上昇分を吸収しきれなかったことにより」
物流事業のコスト上昇分を吸収できなかったことが、通期業績予想の下振れ要因として明示されている。 - FY2026-H1再定義有価証券報告書
「人員不足による労働コストに加え物流コストの上昇により、」
物流事業のコスト要因について、従来の人員不足・労働コスト上昇に加えて物流コスト上昇も明示している。一方、セグメント損失は縮小した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「車両に係る経費負担増や運送業界における慢性的な人員不足による経費増などの打開策として、新たに倉庫事業を立ち上げたものの、不採算により撤退費用がかさみ、」
慢性的な人員不足・車両関連費用の増加が続くなか、倉庫事業の不採算撤退費用も加わり、物流事業の通期損失が1億20百万円となった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「車両に係る経費負担増や運送業界における慢性的な人員不足による経費増などが続くなか、売上高は12億88百万円(前年同期比43百万円の増加)、セグメント損失は92百万円(前年同期は34百万円のセグメント損失)となりました。」
慢性的な人員不足と車両関連費用の増加が続き、増収ながら物流事業の損失は前年同期の34百万円から92百万円へ拡大した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「物流事業では、菓子類の出荷が低迷する中、売上高は前年並みを維持しましたが、一方、利益につきましては、燃料高騰や車両に係る経費負担増があり、売上高は18億93百万円(前年同期比35百万円の増加)、セグメント損失は55百万円(前年同期は10百万円セグメント利益)となりました。」
燃料高騰・車両経費負担増と菓子類の出荷低迷により、物流事業の損益は前年同期の10百万円の利益から55百万円の損失へ悪化した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「物流事業では、断続的な緊急事態宣言などにより、酒類・菓子の出荷が落ち込んだことによる配送業務の減少に加え、燃料高騰による車両の経費負担増なども影響し、売上高は12億45百万円(前年同期比31百万円の増加)、セグメント損失は34百万円(前年同期は1百万円のセグメント利益)となりました。」
人員・燃料等の物流コスト負担と出荷低迷が続き、前年同期の1百万円の利益から34百万円の損失へ悪化した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「物流事業では、業務効率を改善していますが、断続的な緊急事態宣言などにより酒類・菓子の出荷が落ち込んだことによる配送業務の減少に加え、燃料高騰による車両の経費負担増なども影響した結果、売上高は18億57百万円(前年同期比72百万円の減少)、セグメント利益は10百万円(前年同期比14百万円の減少)となりました。」
酒類・菓子の出荷減少と燃料高騰による車両経費負担増により、物流事業は減収減益となり、セグメント利益は前年同期比14百万円減少した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「物流事業では、断続的な緊急事態宣言などにより、酒類・菓子の出荷が落ち込んだことによる配送業務の減少に加え、燃料高騰による車両の経費負担増なども影響し、売上高は12億13百万円(前年同期比38百万円の減少)、セグメント利益は1百万円(前年同期比8百万円の減少)となりました。」
酒類・菓子の出荷減少と燃料高騰による車両経費負担増により、物流事業は減収減益となり、セグメント利益は1百万円まで減少した。 - FY2021再掲有価証券報告書
「物流事業では、巣ごもり需要の拡大により、食品・飲料・菓子などの配送業務は増加いたしましたが、深刻な人手不足による対応経費が増加し、」
深刻な人手不足による対応経費増加が継続し、物流事業の増収にもかかわらず利益が減少したと記載している。 - FY2021-Q3再定義有価証券報告書
「物流事業では、新型コロナウイルスによる外食産業への影響で酒類の売上が伸び悩みましたが、外出自粛の影響により食品の物量が増加したことに加え、積極的な営業展開により新規取引先への配送業務が増加した結果、売上高は19億29百万円(前年同期比3億47百万円の増加)、セグメント利益は24百万円(前年同期比6百万円の減少)となりました。」
従来の人手不足・労働コスト上昇という説明から、外食産業向け酒類の不振と、新規配送業務・食品物量の増加による増収、利益減少という要因へ整理が変化している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「物流事業では、外出自粛の影響により食品・飲料・菓子の物量が増加したことに加え、積極的な営業展開により新規取引先への配送業務が増加いたしました結果、売上高は12億52百万円(前年同期比2億12百万円の増加)、セグメント利益は10百万円(前年同期比5百万円の減少)となりました。」
新規配送業務の増加で売上高は増加した一方、人件費等の増加により利益は前年同期を下回った。 - FY2021-Q1再定義有価証券報告書
「物流事業では、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で食品・飲料・菓子の物量が増加したことや積極的な営業展開により新規取引が増えたことで売上は増加いたしましたが、人件費等の増加で利益は減少いたしました。」
従来の人手不足による労働コスト上昇という表現から、人件費等の増加により物流事業の利益が減少したという説明へ変化している。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「物流事業では、前期赤字であったセンターの収支が改善してきたことで、売上、利益ともに増加いたしました。」
人手不足や労働コスト上昇が過去の物流事業の損失要因となっていたが、前期赤字センターの収支が改善し、セグメント損益は前年同期の15百万円の損失から10百万円の利益へ転じた。 - FY2019対処有価証券報告書
「セグメント損益は4百万円の損失となり、前連結会計年度比70百万円の増加となりました。」
人員不足による労働コスト上昇分を吸収できない状況は継続しているが、物流事業のセグメント損失は前年の74百万円から4百万円へ縮小した。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「物流事業では、九州地区における食品を中心とした運送業を展開しておりますが、深刻な人手不足による労働コスト上昇分等を吸収できずに、売上高は14億7百万円(前年同期比3億41百万円の減少)、セグメント損失は2百万円(前年同期は32百万円の損失)となりました。」
深刻な人手不足と労働コスト上昇を吸収できない状況は継続しているが、セグメント損失は前年同期の32百万円から2百万円へ縮小している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「物流事業では、九州地区における食品を中心とした運送業を展開し、継続して業務効率の改善に取り組んでまいりましたが、運送業界において深刻な人手不足による労働コスト上昇分を吸収できず、売上高は9億20百万円(前年同期比2億17百万円の減少)、セグメント損失は20百万円(前年同期は14百万円のセグメント損失)となりました。」
業務効率改善を継続する一方、人手不足による労働コスト上昇を吸収できず、売上高が減少し、セグメント損失も前年同期の14百万円から20百万円へ拡大した。 - FY2019-Q1再定義有価証券報告書
「前期大きく赤字を計上したセンターの業務受託は解約いたしましたが、新たに受託をしたセンターのイニシャルコストが増加したことで損失計上となりました。」
従来の深刻な人員不足によるコスト上昇から、赤字センターの受託解約後に新規受託センターの初期費用が発生したことによる損失へ、物流事業の損失要因の説明が変化している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「物流事業におきましては、九州地区における食品を中心とした運送業を展開し、継続して業務効率に取り組んでおりますが、深刻な人員不足の影響によりコストが上昇いたしました結果、売上高は17億49百万円(前年同期比99百万円の減少)、セグメント損失は32百万円(前年同期比32百万円の減少)となりました。」
深刻な人員不足によるコスト上昇が継続し、売上高が減少するとともに、セグメント損失が前年同期の14百万円から32百万円へ拡大している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「運送業界での深刻な人員不足の影響などによりコストが上昇いたしました結果、売上高は11億37百万円(前年同期比82百万円の減少)、セグメント損失は14百万円(前年同期は4百万円のセグメント利益)となりました。」
運送業界の人員不足が継続・深刻化し、物流事業ではコスト上昇、売上減少、前年同期の利益から14百万円のセグメント損失への転換が生じたと記載している。 - FY2018-Q1初出有価証券報告書
「人員不足の深刻化などにより一部センターのコストが増加したことで利益は減少いたしました。」
物流事業の一部配送センターで人員不足が深刻化し、コスト増加と利益減少が実際に生じたと記載している。