テロ・英国のEU離脱・新興国減速・円高による外部環境リスク
FY2017-Q1に初出。32回の記載のうち22回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q3。直近の記載はFY2026。
ニプロがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。184社中158社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに85社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における経済情勢は、インフレ圧力の沈静化を背景に、欧米を中心として金融引締めから緩和へと政策転換が進みつつある一方、中東情勢によるエネルギー供給や物流網への影響が懸念されるなど、地政学的リスクや通商政策を巡る不確実性が引き続き景気の下押し要因となり、先行き不透明な状況で推移しました。」
インフレ・金利環境の変化を認識する一方、中東情勢、エネルギー供給、物流網、通商政策を新たな不確実要因として記載した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の経済情勢は、欧米のインフレ率の鈍化と段階的な金利低下が進む一方、構造的な人手不足等により、景気回復は緩やかな減速傾向を示しています。中国では貿易摩擦の激化や内需停滞の影響を受け、政府の景気刺激策の効果が薄れるなか、景気は減速傾向にあります。またウクライナや中東を巡る地政学的リスクも予断を許さない情勢にあります。」
欧米のインフレ鈍化・金利低下を認識する一方、構造的人手不足、景気回復の減速、中国の内需停滞、ウクライナ・中東の地政学的リスクを新たな外部環境要因として記載した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「他方で製造コストの高騰や政策金利の引き上げに加え、トランプ政権による関税政策への懸念など、先行きは不透明感な状況が続きました。」
中国経済の先行き懸念、ウクライナ・中東の地政学的リスクに加え、製造コスト、金利、米国関税政策への懸念を外部環境リスクとして記載した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の経済情勢は、欧米のインフレ率が緩和しつつあるものの中国における成長鈍化、ウクライナや中東を巡る地政学的リスク等を内包しながらの遷移となりました。」
欧米のインフレ率緩和を認識する一方、中国の成長鈍化と中東を含む地政学的リスクを外部環境要因として記載した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「一方で、世界経済は高インフレに対する各国の金融引き締めに加えて、欧州地域の地政学的リスクと中国経済の不安定さもあり、多くの不確実性が残る状況での推移となりました。」
高インフレ・金融引き締めに加え、欧州の地政学的リスクと中国経済の不安定さを新たな不確実要因として記載している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「一方で、世界経済は高インフレに対する各国の金融引き締めや欧州における労働需給のミスマッチなどから成長減速が強まる状況にあり、先行き不透明な状況で推移しました。」
高インフレと金融引き締めに加え、欧州の労働需給のミスマッチを新たな要因として挙げ、世界経済の成長減速と先行き不透明感を記載している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「一方で、世界経済は高インフレに対する各国の金融引き締めの継続から減速が強まる状況にあり、先行き不透明な状況で推移しました。」
高インフレと各国の金融引き締め継続による世界経済の減速・先行き不透明感を引き続き記載している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「一方で、世界経済は高インフレに対する各国の金融引き締めの継続から世界経済の減速が強まる状況にあり、先行き不透明な状況で推移しました。」
高インフレと各国の金融引き締め継続により、世界経済の減速が強まり、先行き不透明な状況が続いていると記載している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「世界的インフレーションの加速と金融引き締めに加え、銀行の破綻が金融システム不安を招く懸念があり、景気の先行きは依然不透明な状況で推移しました。」
従来のインフレーション・金融引締めに加え、銀行破綻による金融システム不安を新たな外部環境要因として記載している。 - FY2023-Q3円安から円高への転換有価証券報告書
「世界経済におきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料・エネルギー価格の高騰、サプライチェーンの混乱、世界的インフレーションの加速と金融引き締めによる急激な円安進行から円高に振れるなど、景気の先行きは依然不透明な状況で推移しました。」
従来の急激な円安進行に加え、期末に円高へ振れる為替変動を記載しており、原材料・エネルギー価格高騰、サプライチェーン混乱、インフレーションとともに不透明な外部環境が継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「世界経済におきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料・エネルギー価格の高騰、サプライチェーンの混乱、世界的インフレーションの加速と金融引き締めによる急激な円安進行など、景気の先行きは依然不透明な状況で推移しました。」
ロシア・ウクライナ情勢、原材料・エネルギー価格高騰、サプライチェーン混乱、インフレーション加速、急激な円安を新たな外部環境リスクとして挙げている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「世界経済におきましては、ロシア・ウクライナ情勢等を背景とした原材料・エネルギー価格の高騰や、中国におけるロックダウンがサプライチェーンに大きな影響を及ぼすなど、先行き不透明な状況は継続いたしました。」
ロシア・ウクライナ情勢による原材料・エネルギー価格高騰と、中国のロックダウンによるサプライチェーンへの影響を新たな外部環境要因として記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が継続しながらも経済活動正常化への動きが活発化して景気も持ち直してまいりました。一方で原油価格の高騰に伴う資材・エネルギー価格の高騰、運送費の高騰の継続に加え、ウクライナ情勢の影響によって経済活動が一部制限されるなど先行き不透明感はますます高い状況となっております。」
感染症や資材・運送費高騰に加え、ウクライナ情勢による経済活動制限を新たな外部環境要因として挙げ、先行き不透明感がさらに高いと記載している。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「一方で半導体不足の影響によって透析装置をはじめとする医療器械、検査機器類の売上は一定の影響を受けたこともあり」
従来から認識していた半導体不足が、透析装置・医療器械・検査機器類の売上への実際の影響として顕在化した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「感染症拡大(以下「感染症拡大」)による行動抑制に端を発する輸出コンテナ不足による運送費の高騰の継続に加え、世界的な半導体不足や、原油価格の高騰に伴う資材・エネルギー価格の高騰、中国経済減退の懸念などの状況があり、先行き不透明感は依然として高い状況となっております。」
従来の感染症・通商等の不透明要因に加え、輸出コンテナ不足、半導体不足、原油高に伴う資材・エネルギー価格高騰、中国経済減退懸念を挙げている。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進行し、欧米では徐々に経済活動再開の動きが活発化して景気持ち直しの傾向も見られておりますが、一方でアジア各地では変異株の感染拡大が猛威を振るっており、依然として先行きは不透明な状況です。」
欧米の経済活動再開を認める一方、アジアでの変異株拡大により、先行き不透明な外部環境が継続している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「後半にはワクチン接種の進行とそれに伴う特需等で一部活発化しましたが、ここへきて3回目の緊急事態宣言が発出されるなど、依然として先行きは不透明な状況にあります。」
ワクチン接種による一部活発化を認めつつ、3回目の緊急事態宣言に触れ、外部環境の不透明さが継続している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「世界経済におきましては、各地でロックダウンが再開されるなど感染再拡大がみられるなか、一方でCOVID-19用ワクチンの開発、製品化から一般投与の動きが進み、収束に向けて前進しつつある雰囲気ではありますが、依然として先行き不透明な状態が継続しております。」
感染再拡大とロックダウン再開が続く一方、ワクチンの開発・製品化・一般投与が進んでいるとし、先行き不透明な状態の継続を記載している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「世界経済におきましても、米中対立構造は長期化しているうえに、欧州では新型コロナウイルス感染症再拡大の懸念がひろがるなど、先行きは非常に不透明な状態が継続しております。」
従来の米中対立に加え、欧州での感染症再拡大懸念を挙げ、世界経済の先行きが非常に不透明な状態にあると記載している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済およびわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経済活動が著しく停滞し、急激に減速いたしました。米中の対立構造は悪化の度合いを強めており、先行きはさらに不透明な状態となりました。」
新型コロナウイルス感染症により経済活動が著しく停滞・急減速し、米中対立の悪化も加わって先行き不透明感がさらに強まった。 - FY2020悪化有価証券報告書
「昨年10月からの消費税増税の影響がまさに表面化するという矢先に発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響は、世界経済に深刻な打撃を与え、先行きは極めて不透明な状態となりました。」
従来の通商問題・英国のEU離脱等に加え、新型コロナウイルスの世界的感染拡大により世界経済への打撃と不透明感が一段と強まった。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の世界経済は、米国の保護政策の影響をうけて各国が内向きとなる中、米中貿易摩擦をはじめとした通商問題や英国のEU離脱問題などにより不透明な状況が続いていますが、為替の動向は当第3四半期に関しては比較的緩やかな円安傾向で推移いたしました。また、わが国経済におきましては、引き続き回復基調で推移したとはいえ、消費増税の影響が今後表面化していく状況の中、やはり先行き不透明感は継続しております。」
米国保護政策、米中通商問題、英国のEU離脱、消費増税による先行き不透明感を引き続き記載している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国の保護政策の影響をうけて各国が内向きとなる中、米中貿易摩擦の影響や英国のEU離脱をめぐって不透明感が長引き、低迷いたしました。為替の動向はこうした背景から緩やかな円高基調で推移いたしました。」
米国の保護政策、米中貿易摩擦、英国のEU離脱を背景に世界経済が低迷し、不透明感が長期化したと記載している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の世界経済は、米中貿易戦争を背景に各国が内向きとなり、自国優先の政策をとる中で不安定さは増し、先行き不透明感は強まりました。」
米中貿易戦争と各国の内向き・自国優先政策により、世界経済の不安定さと先行き不透明感が強まったと記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の世界経済は、政治面、政策面での先行き不透明感は強まりつつも、引き続き緩やかな回復基調が持続しました。一方、わが国経済におきましては、企業収益の回復基調は継続したものの、自然災害の影響等による先行き不透明感が強まりました。」
政治・政策面の不透明感に加え、国内では自然災害の影響による先行き不透明感の強まりを記載している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国の関税政策に端を発する貿易戦争勃発の様相を呈しており、先行き不透明感は益々強まってまいりました。」
米国の関税政策を起点とする貿易戦争の様相を新たな不透明化要因として挙げ、先行き不透明感が一段と強まったとしている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「一方、世界経済は総じて改善方向に進んでおりますが、地政学的リスクの高まりもあり、先行き不透明感は高まっております。」
世界経済の改善を認めつつ、地政学的リスクによる先行き不透明感の高まりを引き続き記載している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「一方、世界経済は総じて改善方向に進んでおりますが、地政学的リスクの高まりもあり、先行き不透明感は高まっております。」
地政学的リスクの高まりを要因として、世界経済の先行き不透明感が高まったと記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「しかしながら米国新政権の政策に対する不安感や、ブレグジット以来顕在化してきた反グローバル化の趨勢によって、先行きの不透明感はますます強まりました。」
米国新政権、ブレグジット、反グローバル化による外部環境の不透明感を引き続き記載している。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「しかしながら米国新政権の政策に対する不安感や、ブレグジットから顕在化してきた反グローバル化の趨勢によって、先行きの不透明感はますます強まりました。」
外部環境リスクの焦点に米国新政権の政策不安と反グローバル化の趨勢が加わり、先行きの不透明感が「ますます強まり」と表現されている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の世界経済は、各地で発生するテロの脅威や英国のEU離脱問題、また新興国における成長鈍化懸念、さらには急速な円高進行により先行き不透明感が強まりました。わが国経済においても、企業収益は底堅く推移しつつも、株価や為替の急激な変動など引き続き予断を許さぬ状況が継続しております。当社グループにとりましても、為替相場の影響や薬価改定の影響等により収益面で厳しい状況となりました。」
テロ、英国のEU離脱、新興国減速、円高、株価・為替変動、薬価改定による不透明さと収益面の厳しさを引き続き記載している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の世界経済は、各地で発生するテロの脅威や英国のEU離脱問題、また新興国における成長鈍化懸念、さらには急速な円高進行により先行き不透明感が強まりました。わが国経済においても、雇用や消費は堅調でありながらも、株価低迷や円高による輸出採算の悪化等によって景気の停滞感がやや強まりました。当社グループにとりましても、為替相場の影響や薬価改定の影響等により収益面で厳しい状況となりました。」
外部環境の不透明化を挙げ、円高による輸出採算悪化と為替・薬価改定による収益面の厳しさを記載している。