新型コロナウイルス感染症拡大による市場・生産・物流リスク
FY2020に初出。17回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2024。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2024再掲有価証券報告書
「当社グループは、新型コロナウイルス感染症等、大規模な感染症の流行により、経済活動が制限され、サプライチェーンの分断、工場の生産停止、急激な需要の減少等が発生した場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
感染症リスクを新型コロナウイルスに限定せず、大規模感染症一般による経済制限、サプライチェーン分断、生産停止、需要減少として継続開示している。 - FY2024-Q3後退有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における連結売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されるなか、主力の透析、ホスピタル関連製品の需要機会を逃すことなく販売、プロモーション活動に注力したことに加え、海外売上高においては、為替相場が期間を通じて円安方向で推移したため、堅調に推移しました。」
新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されるなかで、透析・ホスピタル関連製品の販売機会を捉え、売上が堅調に推移したと説明している。 - FY2024-Q2後退有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の制限が緩和され、緩やかに持ち直す動きがみられました。」
感染症による経済活動の制限が緩和され、国内経済が緩やかに持ち直す動きを記載しており、従来の事業環境上の制約は緩和方向にあると説明している。 - FY2024-Q1後退有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に移行され、社会経済活動の正常化が進み景気は緩やかに回復しました。」
新型コロナウイルス感染症の5類移行と社会経済活動の正常化を記載しており、従来の感染症による事業環境への制約は緩和方向にあると説明している。 - FY2023再定義有価証券報告書
「当社グループは、新型コロナウイルス感染症等、大規模な感染症の流行により、経済活動が制限され、サプライチェーンの分断、工場の生産停止、急激な需要の減少等が発生した場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
従来の新型コロナウイルス中心の事業影響から、大規模な感染症一般による経済・供給・生産・需要リスクとして整理し直した。 - FY2023-Q3後退有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の各種規制が緩和されたことに伴い、経済活動は正常化に向かいつつありました。」
感染症の各種規制緩和により経済活動が正常化に向かう状況を記載しており、従来の感染症による事業影響は緩和方向にあると説明している。ただし、完全な収束とはしていない。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「わが国経済は、新型コロナウイルス感染症の各種規制が緩和されたことに伴い、経済活動は正常化に向かいつつありましたが第7波により新規感染者数が過去最多となり、感染が再拡大するなど一進一退の状況となりました。」
規制緩和による正常化の動きがある一方、第7波による感染再拡大と、完全な収束が見通せない状況が続いている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「また、2022年4月からの上海市ロックダウンに伴い上海工場でもその影響を受け操業停止に至りましたが、製品供給への影響を最小限に抑えられるよう日本、海外の他工場での増産に尽力いたしました。」
感染症対策としての中国・上海市ロックダウンが上海工場の操業停止と製造原価悪化として実際に発生し、他工場での増産対応を要した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「利益面におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による一部の海外工場における操業停止の発生や、主力製品であるダイアライザの増産設備も当期はまだ稼働開始しないこと、海上輸送コンテナの手配も困難となっている状況から、在庫を厚めにもち、安定供給を優先するロジスティック戦略をとるようにしたことにより、結果として一部地域での在庫は増加した上に、物流コストが多くかかることになりました。」
感染症による海外工場停止、増産設備の稼働遅延、海上コンテナ確保難が重なり、在庫積み増しと物流コスト増加として利益に実際の影響を及ぼした。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「この結果、当第3四半期連結累計期間は新型コロナウイルス感染症拡大の影響は依然として継続しておりますが」
感染症拡大による事業影響は継続している一方、ワクチン接種や診療環境の回復により一部需要は持ち直している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「感染症拡大の影響によるタイ工場、ベトナム工場における操業停止、抗生剤等の一部製品の受託製造受注減、2月に発生した福島県沖地震によるニプロファーマ鏡石工場被災を要因とする操業度低下、一部原薬の高騰による製造原価の増加および輸出コンテナ不足による運送費の高騰による利益圧迫に加え、前年度成果配分の精算によって生じた賞与の追加支給による労務費の増加もあり、営業利益は前年同期比11.5%減少となる128億63百万円となりました。」
感染症による海外工場停止、受託製造受注減、地震、原薬高騰、コンテナ不足、労務費増加が同時に利益圧迫要因として顕在化した。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「また、感染症再拡大のなか継続する受診抑制による抗生剤等の一部製品の受託製造受注減や心臓カテーテル手術の先送り、2月に発生した福島県沖地震によるニプロファーマ鏡石工場被災を要因とする操業度低下、一部原薬の高騰による製造原価の増加および輸出コンテナ不足による運送費の高騰などの結果、営業利益は前年同期比20.0%減少となる55億17百万円となりました。」
感染症再拡大、受診抑制、手術先送り、地震、原薬高騰、輸出コンテナ不足による運送費高騰が、当四半期の事業・利益に具体的な影響を及ぼした。 - FY2021悪化有価証券報告書
「この結果、当連結会計年度は感染症拡大の影響による外来診療抑制、施術延期、営業自粛等により、特に医療関連事業に属する循環器内科、整形外科などの一部の診療科製品、および医薬関連事業における抗菌剤やかぜ薬等の需要減少に伴う受託件数の減少などにより売上伸長の頭を抑えられる格好となりました。」
感染症拡大による外来診療抑制・施術延期・営業自粛が通期の複数事業の売上・受託件数に影響し、リスクが実績として継続した。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「この結果、当第3四半期連結累計期間は感染症拡大の影響による外来診療抑制、施術延期、営業自粛等により、特に医療関連事業に属する循環器内科、整形外科などの一部の診療科製品、および医薬関連事業における抗菌剤やかぜ薬等の需要減少に伴う受託件数の減少などにより売上伸長の頭を抑えられる格好となりましたが、一方で比較的感染症の影響を受けにくい透析関連製品が堅調に推移したこと、ワクチン関連の医薬容器やシリンジ、注射針等の医療器具、手袋・マスク等の衛生管理製品の需要増加等もあり、連結売上高は前年同期比1.3%増加の3,410億84百万円となりました。」
感染症拡大による外来診療抑制・施術延期・営業自粛と、抗菌剤・かぜ薬等の需要減少が続く一方、透析製品、ワクチン関連製品、衛生管理製品の需要増加も継続している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「この結果、当第2四半期連結累計期間は感染症拡大の影響による外来診療抑制、施術延期、営業自粛等により、特に医療関連事業に属する循環器内科、整形外科などの一部の診療科製品、および医薬関連事業において抗菌剤等の需要減少に伴う受託件数の減少によって売上高が減少することとなりました。一方でワクチン関連製品や医薬容器、手袋・マスク等の衛生管理製品の需要増加もあり」
感染症拡大により外来診療抑制、施術延期、営業自粛が続き、循環器内科・整形外科製品や抗菌剤関連受託に影響した一方、ワクチン関連製品、医薬容器、衛生管理製品の需要増加も継続している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響による外来診療抑制、施術延期、営業自粛等により、特に医療関連事業に属する循環器内科、整形外科などの一部の診療科製品において売上高が減少することとなりました。一方でワクチン関連製品や医薬容器、手袋、マスク等の衛生管理製品の需要増加もありました。」
受診抑制・施術延期・営業自粛により循環器内科・整形外科などの製品売上が減少する一方、ワクチン関連製品や衛生管理製品の需要が増加した。感染症の事業影響が具体的な売上変動として継続している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「なお、新型コロナウイルスによる影響に関しては、現状のような受診自粛や外来診療抑制、などの状況が継続すれば、相応の影響は出ることになりますが、一方で特需その他の相反する要因もあり、実際に収束する時期も不透明で予測は困難であります。一方、グローバル市場におきましては都市封鎖の影響により、すでに海外工場における増産計画の遅延、物流の制限等の影響もでております。」
新型コロナウイルス感染症について、受診自粛・外来診療抑制による市場縮小、都市封鎖による海外工場の増産計画遅延や物流制限が発生していると記載している。