夏場から秋口にかけての天候不順による秋物衣料販売の悪化
FY2017-Q3に初出。12回の記載のうち8回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-10-08。
オンワードホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。30社中22社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに21社。
- FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「当アパレル・ファッション業界は、9月から11月の気温が例年に比べ高めに推移したことから、お客さまの購買行動に大きな変化を及ぼし、秋冬商戦の初動が遅れる影響がありました。」
9月から11月の高温により購買行動が変化し、秋冬商戦の初動が遅れる影響が実際に発生した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「一方で、消費税増税や豪雨・台風等の自然災害・暖冬等の天候不順の影響もあり、実店舗での販売が大きく苦戦し、国内事業全体では減収減益となりました。」
豪雨・台風・暖冬等の天候不順が、実店舗販売の苦戦と国内事業の減収減益に実際に影響したと記載している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「一方で、消費増税の反動減や豪雨・台風等の自然災害の影響もあり、実店舗での販売が大きく苦戦し、国内事業全体では減収減益となりました。」
豪雨・台風等の自然災害が実店舗販売の苦戦と国内事業の減収減益に実際に影響したと記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループの主力となるファッション商品は天候により売上が変動しやすいため、短サイクルによる企画・生産体制を強化して対応していますが、冷夏暖冬など天候不順の長期化や度重なる台風の到来によって、最盛期の売上機会を逸するおそれがあるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
天候による売上変動と、短サイクルの企画・生産体制による対応を事業等のリスクとして通期でも記載している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「10月から11月にかけて気温が高く推移し秋冬物商戦に影響を及ぼしたこともあり、「23区」「組曲」「五大陸」などのブランドは前年を下回りました。」
秋口から冬にかけての高温が秋冬物商戦に影響し、複数ブランドの前年割れとして実際に表れた。 - FY2018再定義有価証券報告書
「当社グループの主力となるファッション商品は天候により売上が変動しやすいため、短サイクルによる企画・生産体制を強化して対応していますが、冷夏暖冬など天候不順の長期化や度重なる台風の到来によって、最盛期の売上機会を逸するおそれがあるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
特定の秋冬・春物販売への影響という事後的な説明から、天候による売上変動を構造的リスクとして整理し、短サイクルの企画・生産体制で対応する説明に広がった。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「衣料品に関する消費者の節約志向は依然として強く、総じて厳しい市場環境が続いていますが、気温低下で季節需要が盛り上がり、秋冬衣料が堅調に推移するなど回復の兆しも見られました。」
前回の天候不順による秋物販売悪化とは異なり、当期は気温低下が季節需要を押し上げ、秋冬衣料が堅調に推移したと記載している。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「衣料品に関する消費者の節約傾向が依然として強く、店頭の販売動向は引き続き厳しい状況で、特に3月に全国的に気温の低い日が続いたことで春物商品の販売が伸び悩みました」
従来の秋物販売とは異なる春物についても、低温という天候要因が販売不振として実際に発生した。 - FY2017-Q3初出有価証券報告書
「節約志向の強まりに加えて、夏場から秋口にかけての天候不順の影響などから、秋物衣料の販売は総じて厳しいものとなりました。」
天候不順が秋物衣料販売に実際に影響したと記載されており、従来の消費・インバウンド要因とは別の販売リスクとして初めて現れている。