サイバー攻撃等による情報セキュリティ事故
FY2021に初出。4回の記載のうち1回が「前進」で、最初の「前進」はFY2023。直近の記載はFY2025。
オカムラがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2026年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。87社中12社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに18社。
- FY2025悪化有価証券報告書
「当社グループは、事業上、顧客情報や個人情報を含む秘密情報を保有しております。また、製造販売等の各事業において、様々なICTシステムを利用しており、それらに対する情報セキュリティリスクは年々高まってきております。」
情報セキュリティリスクが年々高まっていると明示し、高度化するサイバー攻撃に対策が追い付かない場合の重大事故、信用低下、業務停止の可能性を記載している。 - FY2024対処有価証券報告書
「サイバー攻撃等によるウイルス感染や不正アクセスなどに対しては、重要な情報資産の保護とその機密性、完全性、可用性の維持を目的に制定した情報セキュリティ方針のもと、情報セキュリティ管理に関する規程を新たに制定するなど情報セキュリティ事故を未然に防ぐための対策を強化するとともに、2020年に発足したCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心として情報セキュリティ事故が発生した際の被害を最小化するための対策を実施しております。」
既存のCSIRT、教育・訓練に加え、情報セキュリティ管理規程を新たに制定し、予防・事故対応の体制を強化している。 - FY2023前進有価証券報告書
「その他、従業員に対しては、e-ラーニングによる教育や標的型攻撃メール訓練を実施するとともに、イントラネットやパソコン起動時の注意喚起により、日常業務の中で情報セキュリティリスクを意識するための啓蒙活動を継続的に実施しております。」
CSIRTを中心とする事故対応に加え、全従業員向けeラーニング、標的型攻撃メール訓練、日常的な注意喚起を実施し、情報セキュリティ対策を具体化している。 - FY2021初出有価証券報告書
「サイバー攻撃などによるウイルス感染や不正アクセスなどの情報セキュリティリスクに対しては、情報セキュリティ事故を未然に防ぐための対策や、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心とした事故が発生した際の被害を最小化するための対策を実施しております。しかしながら、サイバー攻撃等により重大な情報セキュリティ事故が発生した場合、社会的信用の低下や業務停止により、当社グループの業績に悪影響をおよぼす可能性があります。」
サイバー攻撃、ウイルス感染、不正アクセスによる信用低下・業務停止の可能性を主要リスクとして初めて独立記載し、予防策とCSIRTによる被害抑制策を示している。