販売計画未達による過剰在庫・評価損リスク
FY2019に初出。10回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。8社中3社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに0社。
- FY2026在庫残高増加・評価損縮小有価証券報告書
「棚卸資産評価損(売上原価) 27,481 千円」
棚卸資産残高は3,146,228千円と前期から増加した一方、棚卸資産評価損は前期の619,986千円から27,481千円へ大幅に減少した。販売計画未達時の過剰在庫・評価損リスクは引き続き開示されている。 - 2026-06-11対処業績予想の修正
「なお、2026年6月現在、2027年4月期に評価損の検討が必要な原材料や滞留在庫はなく、大きな評価損は見込まない計画としました。」
翌期について、評価損の検討が必要な原材料や滞留在庫はないとの見通しを示し、大きな評価損を見込まない計画へ変化した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「製品の評価損としては、401百万円を原価に計上しております。主に欧州における消化器内視鏡以外の心臓血管/耳鼻咽喉科分野への拡販用製品が対象となっております。原材料の評価損としては、218百万円を原価に計上しております。」
棚卸資産評価損は前期の60,587千円から当期619,986千円へ大幅に増加した。欧州の消化器内視鏡以外の拡販用製品とセカンドサプライヤー由来のペプチド原材料について、販売可能性・品質保証に関する評価損が実際に計上された。 - FY2024評価損が増加有価証券報告書
「棚卸資産評価損(売上原価) 60,587 千円」
棚卸資産評価損は前期の12,888千円から60,587千円へ増加した。棚卸資産残高自体は減少しているが、販売計画未達との直接の因果関係は会社記載から断定していない。 - FY2023悪化有価証券報告書
「これは主に、売掛金の増加196,613千円、棚卸資産の増加1,190,776千円及び前渡金の増加319,524千円がある一方で、現金及び預金の減少1,677,737千円があることによるものです。」
棚卸資産が前期末から1,190,776千円増加し、期末残高は2,991,947千円となった。また、棚卸資産評価損12,888千円も計上しているが、販売計画未達との直接の因果関係は会社記載から断定していない。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「主要製品である消化器内視鏡領域の止血材は、既に顧客となっているKOL(Key Opinion Leader)と同じ病院に属する新規ユーザーをターゲットとすることで、販売スピードを飛躍的に拡大させる計画としておりましたが、当第3四半期においては大きく計画を下回りました。」
KOLと同一病院の新規ユーザーを対象とする販売計画が第3四半期に大きく下回った。棚卸資産も前連結会計年度末の1,801,170千円から2,824,734千円へ増加しているが、販売計画未達との直接の因果関係や評価損計上について会社は本記載から明示していない。 - FY2021再掲有価証券報告書
「また、製品販売が計画通りに進まず、過剰な原材料を保有することになった場合には、製品販売の機会損失や原材料等の評価損計上等当社グループの財政状態や経営成績に重大な影響を与える可能性があります。」
製品販売計画未達時の過剰在庫、販売機会損失および評価損リスクを再確認している。当期のたな卸資産評価損は47,564千円となったが、販売計画未達との直接の因果関係は記載から断定していない。 - FY2020悪化有価証券報告書
「通期計画に対し76.2%の結果となりました。」
COVID-19等により製品販売が通期計画を下回り、販売計画未達による在庫・原材料管理上のリスクが従来より具体化した。なお、当期にはたな卸資産評価損21,053千円も計上されているが、販売計画未達との直接の因果関係は記載から断定していない。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「「(1)事業収益の拡大とコストの削減」については製品販売の拡大、契約一時金等の獲得、収益構造の改善が想定通りに進まないリスクがあり」
販売拡大が計画どおりに進まない場合の収益構造や資金確保への影響リスクを、既存の重要事象への対応策の中で再確認している。 - FY2019初出有価証券報告書
「また、製品販売が計画通りに進まず、過剰な原材料を保有することになった場合には、製品販売の機会損失や原材料等の評価損計上など当社グループの財政状態や経営成績に重大な影響を与える可能性があります。」
製品販売が計画未達となった場合の原材料過剰保有、販売機会損失および原材料評価損の可能性を、製造・販売上の新たなリスクとして開示した。