特定仕入先への依存
FY2016に初出。13回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
ニコンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。68社中22社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに17社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「また、半導体メモリの不足に加え、中東情勢の緊迫化に伴う地政学的な影響により、一部供給不安や価格高騰、出荷制限の影響が出る可能性があります。」
調達リスクについて、半導体メモリ不足と中東情勢による供給不安、価格高騰、出荷制限を明示した。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「ヘルスケア事業では、ライフサイエンスソリューション及びアイケアソリューション分野で、一部に電子部品等の需給ひっ迫の影響が残るものの、好調な受注状況に加え、前期からの商品出荷繰り越し及び円安効果により事業全体として増収増益となりました。」
電子部品等の需給ひっ迫による生産影響が一部残る状況を継続開示した一方、受注、出荷繰り越し、円安効果によりヘルスケア事業は増収増益となった。 - FY2023悪化有価証券報告書
「部品調達や物流においても不確実性と変動性の高い状況が継続するため、当社グループ全体では、このような背景のもと、自社のみならず調達パートナーと同じビジョンを持ち、ともに行動するとともに、社会の声を聞き、これらの社会課題に対応できるレジリエントなサプライチェーンの構築に取り組んでいます。」
調達リスクの要因を感染症・災害・地政学だけでなく、物流、エネルギー・原材料価格、人権・環境課題まで広げ、不確実性と変動性が継続していると記載した。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「映像事業の主要製品であるデジタルカメラの市場は、ミラーレスカメラにおける競争激化に加えて、新型コロナウイルス感染症による各国規制や部品調達の遅れによる影響が生じています。」
部品調達の遅れによる影響が残る状況を、供給上のリスクとして継続して記載した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「ライフサイエンスソリューション及びアイケアソリューション分野で、半導体をはじめとする電子部品の需給ひっ迫による生産への影響が継続しましたが、その影響を最小限に留めるように努めた結果、好調な受注に加えて円安効果もあり、前年同期に比べ事業全体として大幅な増収増益となりました。」
電子部品の需給ひっ迫による生産影響は継続しているが、影響を最小限に留める対応と好調な受注により、ヘルスケア事業は大幅な増収増益となった。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「ヘルスケア事業では、ライフサイエンスソリューション及びアイケアソリューション分野で、半導体をはじめとする電子部品の需給ひっ迫による生産への影響が継続しましたが、その影響を最小限に留めるように努めた結果、好調な受注を背景に前年同期に比べ事業全体として増収増益となりました。」
半導体をはじめとする電子部品の需給ひっ迫による生産影響が継続している一方、影響を最小限に留める対応と好調な受注により、ヘルスケア事業は前年同期比で増収増益となった。 - FY2022悪化有価証券報告書
「具体的には、新型コロナウイルス感染症の流行や国際情勢悪化による調達先・地域の規制強化、操業停止、倒産、物流混乱などによる調達品の遅れが一部顕在化しています。また、需要増加、火災等による供給減少を起因とした部品供給不足も同様です。」
調達リスクについて、感染症に加え国際情勢悪化、物流混乱、需要増加や火災に起因する部品供給不足まで要因を拡張して記載した。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「当社グループでは、可能な範囲での複数購買および代替調達先候補の把握とともに、天災事変等の混乱時には、全事業部の調達状況の情報収集を実施し、速やかに経営に状況を報告するとともに、代替品の調達可能性、設計変更等による代替措置など、複数の視点からの対応策を実施しています。」
半導体不足等の供給問題が続く中、複数購買、代替調達先の把握、代替品調達や設計変更などの対応策を実施していると記載した。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「映像事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響縮小により、需要は回復が見られますが、半導体不足等による供給問題が表面化してきています。」
調達リスクについて、半導体不足等による供給問題が実際に表面化したと記載した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、需要増加、火災等による供給減少を起因とした半導体供給不足も同様です。」
感染症による調達遅延に加え、需要増加や火災等を起因とする半導体供給不足を新たな調達上の問題として記載した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「具体的には、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による調達先・地域の規制強化、操業停止、倒産などによる調達品の遅れが一部顕在化しています。」
特定仕入先への依存を含む調達リスクについて、感染症に伴う規制強化・操業停止等による調達品の遅れが実際に発生したと記載した。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループは、それぞれの事業において、原材料、基幹部品、生産委託した製品完成品等を特定の仕入先に依存している場合があります。」
特定仕入先への依存リスクを継続記載し、仕入先に対するCSR調達の推進・徹底にも言及した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは、それぞれの事業において、原材料、基幹部品、生産委託した製品完成品等を特定の仕入先に依存している場合があります。」
天災、品質問題、仕入先の政策変更や倒産等による調達支障・価格高騰を想定している。