米ドル建仕入と海外子会社換算による為替変動リスク
FY2016に初出。29回の記載のうち27回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q2。直近の記載は2026-07-30。
日本エム・ディ・エムがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。22社中12社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに8社。
- 2026-07-30顕在化決算
「米国の外部顧客への売上高は、前年同四半期比2,812千USドル減、同15.0%減の15,925千USドルとなり、円換算後は円安の影響により前年同四半期比164百万円減、同6.0%減の2,556百万円となりました(前年同四半期の米国売上の換算レートは1USドル145.21円、当第1四半期は同160.54円)。」
米国売上は米ドルベースで減少し、円安による換算影響がある中でも円換算後に減収となった。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「米国の外部顧客への売上高は、前連結会計年度比3,699千USドル減、同4.9%減の71,579千USドルとなり、円換算後は円高の影響により前連結会計年度比672百万円減、同5.9%減の10,807百万円となりました(前連結会計年度の米国売上高の換算レートは1USドル152.50円、当連結会計年度は同150.98円)。」
米国売上は米ドルベースで4.9%減、円高の影響を受けた円換算後で5.9%減となり、為替変動の影響が通期実績に現れた。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「米国の外部顧客への売上高は、前年同期比145千USドル減、同0.4%減の35,802千USドルとなり、円換算後は円高の影響により前年同期比228百万円減、同4.2%減の5,247百万円となりました(前年同期の米国売上高の換算レートは1USドル152.34円、当中間期は同146.58円)。」
円高により、米ドルベースで0.4%減だった米国外部顧客向け売上高が、円換算後では4.2%減となった。為替変動の影響が売上換算に実績として現れている。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「米国の外部顧客への売上高は、前年同期比1,815千USドル増、同5.3%増の35,947千USドルとなり、円換算後は円安の影響により前年同期比653百万円増、同13.5%増の5,476百万円となりました(前年同期の米国売上高の換算レートは1USドル141.31円、当中間期は同152.34円)。」
円安により米ドルベースの売上高増加率5.3%が、円換算後では13.5%増となった。為替変動の影響が売上換算に実績として現れている。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「経常利益は、為替差益190百万円など営業外収益を213百万円計上し、持分法による投資損失65百万円、支払利息31百万円など営業外費用を116百万円計上した結果、1,842百万円(前連結会計年度比9.8%減)となりました。」
円安等の為替変動が為替差益190百万円として損益に現れた。米国費用の円換算額や国内原価率にも円安の影響が記載されている。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「米国では、昨年開拓した新規顧客が成長に貢献し、人工膝関節製品の獲得症例数が伸長したことにより、米国の外部顧客への売上高は52,205千USドル(前年同四半期比3,138千USドル増、同6.4%増)と伸長し、円換算後は円安の影響により7,452百万円(前年同四半期比808百万円増、同12.2%増)となりました。(ご参考:前年同四半期の米国売上の換算レートは1USドル135.41円、当第3四半期は同142.76円)」
米ドル建て売上高の6.4%増に対し、円安の影響で円換算後は12.2%増となり、為替変動の影響が売上換算に現れている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「売上原価は、サプライチェーン上の問題を回避するために外部ベンダー活用を拡大したことや、インフレに伴う調達コストの上昇、更に、円安及び日本国内における償還価格の引下げの影響などにより、売上原価率が35.9%(前年同四半期は33.7%)となりました。販売費及び一般管理費は、米国の売上の増加に伴う支払手数料(コミッション・ロイヤリティ)、研究開発費、賃上げを実施したことによる人件費、米国子会社にて隔年で主催しているセミナー開催などの販促費が増加しました。また円安の影響により米国で円換算後の費用が増加したことから、全体で6,405百万円(前年同四半期比12.5%増)となり、売上高販管費率は58.5%(前年同四半期は57.0%)となりました。」
円安の影響が売上原価率の上昇と米国費用の円換算額増加として現れ、為替変動の影響が原価と販管費の双方に実績化している。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「売上原価は、円安及び日本国内における償還価格の引下げの影響などにより、売上原価率が35.4%(前年同四半期は33.4%)となりました。販売費及び一般管理費合計は、米国売上の増加に伴い支払手数料(コミッション・ロイヤリティ)が増加したこと、体制強化に伴う人件費などが増加したこと、新製品の研究開発費が増加したこと、米国子会社にて隔年で主催している顧客向けセミナー開催など販促費が増加したこと、また円安の影響により米国で円換算後の費用が増加したことから全体で3,142百万円(前年同四半期比10.3%増)となり、売上高販管費率は58.2%(前年同四半期は56.7%)となりました。」
円安により売上原価率が上昇し、米国子会社の費用の円換算額も増加した。為替変動の影響が原価と販売費及び一般管理費の双方に実績として現れている。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「売上原価は、円安及び日本国内における償還価格の引下げの影響などにより、売上原価率が34.1%(前年同四半期は32.1%)となりました。販売費及び一般管理費合計は、日本国内の体制強化に伴う人件費等が増加したこと、米国売上の増加に伴い支払手数料(コミッション・ロイヤリティ)が増加したこと、また円安の影響で米国での費用(円換算後)が増加したことから全体で8,784百万円(前年同四半期比17.0%増)となり、売上高販管費率も56.2%(前年同四半期は53.7%)となりました。」
円安により売上原価率が上昇し、米国費用の円換算額も増加した。為替変動の影響が原価・販管費の双方に実績として現れている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「米国では前年同四半期と比較し、前年から継続し拡大した顧客基盤の寄与により獲得症例数が増加したことから、米国の外部顧客への売上高(USドル)は前年同四半期比1.9%増となり、円換算後では円安の影響により23.3%増の4,184百万円となりました。」
米ドル建て売上高の伸び率1.9%に対して、円安により円換算後の伸び率は23.3%となった。為替変動の影響が売上換算に現れている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「経常利益は、受取保険金13百万円など営業外収益を35百万円計上し、為替差損30百万円など営業外費用を49百万円計上した結果、483百万円(前年同四半期比10.7%減)となりました。」
為替差損30百万円を計上し、為替変動の影響が当四半期の損益に現れた。円安は米国売上の円換算額や費用にも影響している。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「売上原価は、為替変動の影響などにより、売上原価率が32.1%(前年同四半期は31.9%)となりました。」
為替変動の影響が売上原価率の上昇要因として記載され、為替リスクが当四半期の実績に現れた。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「売上原価は、米国売上の回復等により自社製品売上比率が79.6%となりましたが、為替変動の影響などにより売上原価率は32.2%(前年同四半期は32.0%)となりました。」
為替変動の影響が売上原価率の上昇要因として記載され、為替リスクの影響が当四半期の実績に現れた。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「経常利益は、為替差益6百万円、受取手数料5百万円など営業外収益を14百万円計上し、支払利息22百万円など営業外費用を32百万円計上した結果、806百万円(前年同四半期比34.1%減)となりました。」
為替差益6百万円が計上され、為替変動の影響が当第2四半期累計期間の損益に現れた。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「経常利益は、為替差益9百万円、受取手数料2百万円など営業外収益を14百万円計上し、支払利息11百万円など営業外費用を17百万円計上した結果、238百万円(前年同四半期比62.2%減)となりました。」
為替差益9百万円が計上され、為替変動の影響が当四半期の損益に現れた。 - FY2020対処有価証券報告書
「当社はUSドル建ての輸入に関わる為替変動リスクを低減するために、為替予約を行っております。」
米ドル建て輸入・海外子会社換算による為替リスクは継続しているが、為替予約によるリスク低減策が明記された。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「米国においても人工関節分野の売上が堅調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比17.1%増、円換算後は前年同四半期比15.3%増の5,449百万円と伸張しました。」
米ドルベースの売上増加率17.1%に対し、円換算後は15.3%増となり、為替換算による差が引き続き実績に現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「米国においても人工関節分野の売上が堅調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比20.3%増、円換算後は前年同四半期比19.2%増の3,531百万円と伸張しました。」
米ドルベースの売上増加率20.3%に対し円換算後は19.2%増となり、為替換算による差が実績に現れた。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「経常利益は、為替差益4百万円など営業外収益を8百万円計上し、支払利息21百万円など営業外費用を24百万円計上した結果、630百万円(前年同四半期比43.1%増)となりました。」
為替差益4百万円が営業外収益として計上され、為替変動の影響が当四半期の損益に現れた。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「米国においても人工関節分野の売上が順調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比25.7%増、円換算後は前年同四半期比24.6%増の4,727百万円と伸張しました。経常利益は、為替差益75百万円など営業外収益を89百万円計上し、支払利息80百万円など営業外費用を96百万円計上した結果、1,605百万円(前年同四半期比9.3%増)となりました。」
米ドルベースと円換算後の米国売上高の伸び率に差が生じ、為替差益75百万円も計上された。為替変動の影響が売上換算と損益の双方に現れている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「米国においても人工関節製品の売上が順調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比29.0%増、円換算後は前年同四半期比27.4%増の2,963百万円と伸張しました。経常利益は、営業外収益として為替差益30百万円など39百万円を計上し、営業外費用として、支払利息55百万円など66百万円を計上した結果、831百万円(前年同四半期比6.3%増)となりました。」
米国売上高は米ドルベース29.0%増に対し円換算後27.4%増となり、為替換算の差が現れた。また為替差益30百万円を計上し、為替変動の影響が損益にも現れた。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「米国においても人工関節製品の売上が順調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比25.0%増、円換算後は前年同四半期比21.8%増の1,455百万円となりました。」
米ドルベースの売上増加率25.0%に対し、円換算後は21.8%増となっており、為替換算による差が実績に現れている。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「米国においても人工関節製品の売上が堅調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比8.9%増、また円安の影響を受け円換算後は前年同四半期比12.7%増の3,795百万円となりました。」
米ドルベースでは前年同四半期比8.9%増だった米国の外部顧客向け売上高が、円安の影響を受け円換算後では12.7%増となった。為替変動の影響が実績に現れている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「売上原価率は、円安の影響・償還価格の引下げにもかかわらず、製造原価の低減効果及び自社製品売上高比率が89.4%(前年同四半期は87.3%)に上昇したことにより、27.5%(前年同四半期は27.9%)と改善しました。経常利益は、営業外収益として、為替差益35百万円など42百万円を計上し、営業外費用として、支払利息64百万円など74百万円を計上した結果、782百万円(前年同四半期比3.3%増)となりました。」
円安が売上原価や米国販売費及び一般管理費の円換算額に影響したほか、為替差益35百万円を計上した。為替変動の影響が引き続き実績に現れている。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「経常利益は、営業外収益として、為替差益28百万円など32百万円を計上し、営業外費用として、支払利息33百万円など39百万円を計上した結果、452百万円(前年同四半期比38.0%増)となりました。」
第1四半期に為替差益28百万円を計上し、為替変動の影響が損益に実際に現れた。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「米国においても「Alpine Hip System」等の人工関節製品の売上が堅調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前連結会計年度比17.0%増となりましたが、円高の影響により円換算後は前連結会計年度比6.4%増の4,566百万円となりました。」
米ドルベースで17.0%増加した米国外部顧客向け売上が、円高の影響により円換算後では6.4%増となり、為替変動の影響が通期実績に現れている。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「米国においても「Alpine Hip System」等の人工関節製品の売上が堅調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比18.2%増となりましたが、円高の影響により円換算後は前年同四半期比5.2%増の3,367百万円となりました。」
米ドルベースで前年同四半期比18.2%増だった米国売上が、円高の影響により円換算後では5.2%増となった。為替変動の影響が引き続き実績に現れている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「米国においても新製品「Alpine Hip System」等の人工関節製品の売上が堅調に推移し、外部顧客への売上高はUSドルでは前年同四半期比15.5%増となりましたが、円高の影響により円換算後は前年同四半期比1.4%増の2,179百万円となりました。」
円高により、米ドルベースで前年同四半期比15.5%増の米国売上高が、円換算後では1.4%増にとどまった。為替変動の影響が実績として現れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社はODEV社からドル建てで輸入仕入していること、また、連結財務諸表においてODEV社の収益や資産を円換算していることから、為替相場の変動は当社グループの損益及び財政状態に影響を及ぼすことがあります。」
ドル建て輸入とODEV社の円換算を為替エクスポージャーとして開示している。