生産・染色加工背景の縮小による短サイクル小ロット対応困難
FY2019-Q3に初出。13回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q2。直近の記載はFY2026-H1。
ヤギがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。8社中5社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに1社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「また、生産拠点の見直しや物流コスト等の削減が奏功し、増益に貢献しました。」
生産拠点の見直しと物流コスト削減が奏功し、生産・供給面の制約やコスト負担への対応が利益に寄与した。 - FY2025対処有価証券報告書
「主力であるOEM事業については、主要な取引先への提案や取り組みの深耕を図り、中高価格帯の商材取り扱いに注力したことにより、売上高は増加しました。また、円安の影響が長引いているものの、生産背景の集約や仕入先との関係構築により原価や物流経費などのコスト削減に取り組むなど効率化を図ることで利益についても増加しました。」
生産背景の集約と仕入先との関係構築による効率化・コスト削減を、生産供給面の制約への対応として記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「中国のロックダウンによりデリバリーが停滞し、納期遅延やサンプル作成の遅れにより商機を逸するなど混乱が生じ、収益確保に苦戦する状況となりました。」
中国のロックダウンにより納期遅延、サンプル作成遅延、商機逸失が発生し、生産・供給背景の制約が具体化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「原料価格の上昇、円安基調、中国の電力不足に伴う計画停電やベトナムでのロックダウン等による生産効率の低下、原油高に伴う物流経費の上昇など、依然として続く生産におけるコスト上昇を価格に転嫁し難い状況が収益の悪化を招いております。」
生産背景の制約にベトナムのロックダウンが加わり、中国の計画停電と併せて生産効率低下が具体化している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「しかし、生産背景としては、原料価格の上昇、円安基調、中国の電力不足に伴う計画停電による生産効率の低下や、原油高に伴う物流経費の上昇が、より一層コスト高につながり収益を圧迫しており、今後も苦戦が予想される状況であります。」
生産背景の制約に、中国の計画停電による生産効率低下が加わり、原料・テキスタイル等の生産・供給面の困難が一段と具体化している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「全体として各産地のニッター・染工場・加工場が稼働率を低下させるに伴い、減産や受注減を余儀なくされたため非常に苦戦を強いられました。」
生産・染色加工背景の低稼働、減産、受注減による供給制約が通期でも継続している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「全体として各産地のニッター・染工場・加工場で稼働率の低調推移が続き、減産や契約キャンセルを余儀なくされるなど苦戦を強いられております。」
ニッター、染工場、加工場での低稼働に加え、減産や契約キャンセルが発生し、生産・加工背景の制約が具体化している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「天然繊維・合成繊維の各産地では、新型コロナウイルス感染症の影響から臨時休業となるニッター・染工場・加工場が多く見られ、稼働率が低下し活況を欠いた状況が続いております。」
ニッター、染工場、加工場の臨時休業と稼働率低下が、テキスタイル等の生産・加工背景の制約として具体化している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「テキスタイル分野は、産地の稼働状況も低調で力強さに欠いた上、運賃、倉敷料の高騰や、ニッター・染工場の人手不足による生産キャパシティ不足、工賃の値上げ要請など、総じて収益を圧迫する厳しい経営環境となり採算面の維持に苦慮する一年となりました。」
ニッター・染工場の人手不足や生産キャパシティ不足が引き続き記載され、テキスタイル分野の供給制約が継続している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「テキスタイル分野は、一部綿素材の動きは比較的活発でしたが、産地全体としてはニッター、染工場共に稼働は低く、低調に推移しました。」
ニッター・染工場の稼働が低く、産地全体が低調に推移する状況を引き続き記載している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「テキスタイル分野は、ニッターや染工場の人手不足により生産キャパシティの不足が益々深刻化してきております。このため生産日程が余計にかかり、早期発注を余儀なくされ在庫が増大することになり、非常に厳しい環境下で苦戦を強いられております。」
ニッター・染工場の人手不足による生産キャパシティ不足が一層深刻化し、早期発注と在庫増大にもつながっていると記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「生産や染色加工などの背景は縮小が続き、川下からの短サイクル小ロット対応への要望に応えることが益々難しくなる」
生産・染色加工背景の縮小と短サイクル小ロット対応の困難化を引き続き記載している。 - FY2019-Q3初出有価証券報告書
「このため生産や染色加工などの背景は縮小が続き、川下からの短サイクル小ロット対応への要望に応えることが益々難しくなる一方で、テキスタイルのストックビジネスの優位性がより顕著となりました。」
生産・染色加工などの供給背景の縮小が続き、川下からの短サイクル小ロット対応が一層困難になる状況を新たなリスクとして記載している。