米中対立・先端技術輸出規制によるサプライチェーン見直し
FY2021に初出。10回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022。直近の記載はFY2026。
伯東がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「特に安全保障貿易管理については、米中対立の長期化等の地政学リスクにより、規制措置は強化される傾向にあり、慎重な対応が必要な状況にあります。」
米中対立や輸出規制に加え、通商・関税政策の変化が海外サプライチェーンや安全保障貿易管理上の懸念を強めている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「先行きはトランプ関税の本格化や地政学リスクなどの不確実性の高まりを背景に減速圧力が強まる見通しです。」
米中対立・輸出規制等に加え、トランプ関税の本格化による不確実性と減速圧力を新たに明示した。国外取引先とのサプライチェーンや貿易コストへの懸念が強まっている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「米国の関税政策による貿易コストの高まりなど、国外取引先とのサプライチェーンの見直しを余儀なくされる可能性があります。」
米中対立・輸出規制に加えて、米国の関税政策による貿易コスト上昇と海外サプライチェーン見直しの可能性を新たに明示した。 - FY2024再掲有価証券報告書
「しかし、中国市場低迷の長期化や顧客の在庫調整、米中デカップリング問題等の不安定要素も存在しています。」
米中対立・輸出規制を背景とする海外サプライチェーン見直しリスクについて、米中デカップリング、中国市場低迷、顧客在庫調整を不安定要素として継続している。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「電子・電気機器事業においては、米中間の貿易規制で中国市場においては慎重な対応を迫られていますが、真空関連やPCB関連において計画より前倒しで納入を進めることができたため、対前年同期比で増収となりました。」
米中間の貿易規制により中国市場で慎重な対応を迫られる状況が、事業運営上の制約として実際に現れている。一方、真空関連・PCB関連では前倒し納入により増収となった。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「我が国の経済については、米中間での貿易摩擦激化による地政学上の緊張や物価高など負の側面があるものの、経済活動の再開に伴う個人消費の回復や訪日外国人旅行者数の増加によるインバウンド需要など、景気回復の期待感が続いております。」
米中間の貿易摩擦激化による地政学上の緊張を明示し、先端技術輸出規制や海外サプライチェーン見直しにつながる国際情勢リスクの懸念要因が強まった。 - FY2023再掲有価証券報告書
「米中対立の長期化やウクライナをめぐる国際情勢の影響から、経済安全保障の観点より先端技術の輸出規制がさらに強化されるなど、国外取引先とのサプライチェーンの見直しを余儀なくされる可能性があります。」
米中対立、ウクライナ情勢、先端技術輸出規制による海外サプライチェーン見直しリスクを継続している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、欧米諸国を中心にウィズコロナを前提とした行動制限の緩和による経済正常化が進んだものの、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源の高騰や中国におけるゼロコロナ政策によるロックダウン、各国における金融政策の引き締め等、先行きに対する不透明さが増してきております。」
米中対立・輸出規制そのものの新たな記載はないが、国際情勢や中国の政策によるサプライチェーン・事業環境の不透明さが継続している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「米中対立の長期化やウクライナをめぐる国際情勢の影響から、経済安全保障の観点より先端技術の輸出規制がさらに強化されるなど、国外取引先とのサプライチェーンの見直しを余儀なくされる可能性があります。」
米中対立に加え、ウクライナ情勢を背景とする輸出規制強化が示され、国外取引先とのサプライチェーン見直しリスクが拡大している。 - FY2021初出有価証券報告書
「近年では米中対立の長期化・複雑化に伴い、経済安全保障の観点より先端技術の輸出規制が強化されていることから、国外取引先とのサプライチェーンの見直しを余儀なくされる可能性があります。」
米中対立の長期化・複雑化と先端技術の輸出規制強化により、国外取引先とのサプライチェーン見直しを迫られる可能性を独立したリスクとして初めて明示した。