中国・米国の需要と世界自動車市場の拡大見通し
FY2017に初出。13回の記載のうち6回が「再定義」で、最初の「再定義」はFY2020。直近の記載はFY2026。
タチエスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。31社中15社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに7社。
- FY2026再定義有価証券報告書
「各国市場の需要動向や政策の変更により、自動車メーカー各社は投資の選択と集中を進め、車種戦略・生産体制の見直しを行っております。」
従来の市場拡大見通し中心の説明から、地域ごとの新エネルギー車移行差、自動車メーカーの投資選択・車種戦略・生産体制の見直しへ焦点が移っている。 - FY2025再定義有価証券報告書
「新エネルギー車が著しい伸びを示している中国を除き、グローバル市場全体としては新エネルギー車への移行が当初見込みより遅れるなか、自動車メーカー各社は車種戦略・投資計画の見直しを図っています。」
従来の市場拡大見通しから、中国を除く世界市場ではEV移行が当初予想より遅れ、自動車メーカーが車種戦略・投資計画を見直す状況へ説明が変化している。 - FY2024-Q1供給制約緩和下で販売拡大有価証券報告書
「当社のお客様となる自動車メーカー各社は、半導体の供給制約の緩和を受け販売の拡大を図っています。」
自動車市場について、半導体の供給制約が緩和し、自動車メーカー各社が販売拡大を図っているとの環境認識が示された。 - FY2023供給制約の長期化と生産変動対応有価証券報告書
「半導体を中心とした供給制約は2023年も継続すると予測されており、お客様の生産台数変更に対しどう機敏に対応していくかが業績管理上ますます重要となっております。」
需要は受注残を伴い堅調とされる一方、半導体供給制約の2023年継続予測と顧客の生産台数変更への機敏な対応の重要性が示された。 - FY2023-Q3供給制約の長期化予測と生産変動対応の重要性有価証券報告書
「お客様はこれまでの供給制約により多大な受注残を抱えているものの、半導体を中心とした供給制約は2023年も継続すると予測されており、お客様の生産台数変更に対しどう機敏に対応していくかが業績管理上ますます重要となっております。」
供給制約による自動車メーカーの多大な受注残と足元の需要堅調に加え、半導体を中心とする制約が2023年も続く予測、および生産台数変更への機敏な対応の重要性が示された。 - FY2023-Q2受注残と需要堅調有価証券報告書
「お客様はこれまでの供給制約により多大な受注残を抱え、足元の需要は堅調なものの、主要国がインフレ抑制のため金利上昇を加速させる中、今後の自動車市場への影響を注視していくことが求められております。」
供給制約による自動車メーカーの受注残と、足元の自動車需要の堅調さが併記された。 - FY2023-Q1供給制約下でも需要が堅調有価証券報告書
「供給制約により新型車の納期が数か月から1年以上となる程需要は堅調なものの」
自動車市場について、供給制約により納期が長期化する一方、需要自体は堅調との事実認識が示された。 - FY2022再定義有価証券報告書
「電気自動車(EV)の新車販売台数が初めてハイブリッド車(HV)を上回りました。」
従来の中国・米国のSUV需要や市場拡大見通しから、EVを中心とする自動車需要構造の変化へ説明が移っている。 - FY2022-Q3再定義有価証券報告書
「中国では新エネルギー車を中心に市場拡大の兆しを見せました。」
中国の需要見通しについて、新エネルギー車を中心とする市場拡大の兆しとして説明している。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「特に、中国市場では新エネルギー車の販売台数が月別で過去最高を更新するなど、市場の拡大が続いています。」
中国・米国等の需要見通しについて、中国市場の成長を新エネルギー車の販売拡大という具体的な動向で説明している。 - FY2020再定義有価証券報告書
「二大市場である中国と中南米は、伸びは鈍化しているものの、依然として将来的な需要が見込まれ、また市場規模も大きなことからも売り上げに対しては今後も貢献が見込まれます。」
市場拡大の一般的な見通しから、中国・中南米の大規模市場における将来需要と、伸びの鈍化を併記する説明へ変化している。 - FY2018引き上げ有価証券報告書
「来期の自動車世界市場は9年連続の拡大が見込まれております。」
前年の8年連続から、世界自動車市場の拡大見通しが9年連続へ更新された。 - FY2017初出有価証券報告書
「二大市場である中国と米国では市場伸長率は鈍化するもののSUV人気に支えられ、堅調な需要が見込まれます。新興国におきましては、東南アジアや南米市場で低迷から脱しつつあり、来期の自動車世界市場は8年連続の拡大が見込まれています。」
中国・米国のSUV需要、新興国市場の回復、世界自動車市場の8年連続拡大見通しを市場環境の前提として示している。