自動運転技術等の技術革新による自動車業界の変貌と技術競争激化
FY2017に初出。10回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載は2026-08-05。
タチエスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに3社。
- 2026-08-05再掲決算
「一方、事業環境は、中国自動車メーカーのグローバル市場におけるプレゼンスの高まりによる競争環境の変化や、EV市場の成長鈍化を背景とした自動車メーカー各社の車種戦略見直しなど、大きな変化が続いております。」
中国自動車メーカーの台頭、EV市場の成長鈍化、自動車メーカーの車種戦略見直しを、引き続き事業環境の変化として記載している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「電動化・知能化に向けた構造転換が中長期的な方向性として維持される一方で、各国市場の需要動向や政策の変更により、自動車メーカー各社は投資の選択と集中を進め、車種戦略・生産体制の見直しを行っております。また、中国自動車メーカーがグローバルでプレゼンスを高める中、わが国の自動車メーカー・部品サプライヤーは、中国自動車メーカーに伍せる競争力の向上と共にスピーディーな事業遂行力が求められております。」
電動化・知能化への対応に加え、中国自動車メーカーのグローバルでの台頭と、競争力・事業遂行速度への要求が明示された。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「中国を除くグローバル市場におけるEVシフトの遅れを背景に、自動車メーカー各社は車種戦略の見直しを進めており、事業環境変化に対して、より迅速な対応が求められております。」
中国を除くグローバル市場でのEVシフトの遅れと自動車メーカーの車種戦略見直しが続き、環境変化への迅速な対応が引き続き求められている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「中国系自動車メーカーの台頭が著しい新エネルギー車(BEV、PHEV、FCV)の成長は各国の政策変更等により足元では鈍化していますが、今後共伸長していくと予測されており、自動運転やSDV(Self Defined Vehicle)などの技術革新における競争は引き続き熾烈を極めております。」
BEV等の成長鈍化を認識しつつ、中国系メーカーの台頭、自動運転・SDVを含む技術競争の激化が記載された。 - FY2025-H1再定義有価証券報告書
「お客様となる自動車メーカー各社は、コロナ禍後の需要回復が一巡する一方、市場でのBEVへのシフトの減速を受け、これまで積極的に進めてきた電動化への投資や商品戦略の見直しを進めています。」
電動化・BEV化の加速を中心としていた従来の技術変化の記載に対し、BEVへのシフト減速を受けた自動車メーカーの投資・商品戦略見直しが示された。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、カーボンニュートラルを中心とした環境問題への取組みの動きが急激に加速し、自動車業界は電動化を加速させ、電気自動車(EV)の新車販売台数が初めてハイブリッド車(HV)を上回りました。」
自動運転・電動化を含む技術革新への対応圧力について、電動化の加速とEV販売台数のHV超過が新たに記載された。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社グループが関連する自動車業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大影響による消費の低迷や、生産活動の一時制限により、世界的に新車販売台数が減少しました。…また、日本政府による「2030年代半ばでのガソリン車販売撤廃」の表明により、次世代に向けた技術革新が急速に求められつつあります。」
技術革新リスクに加え、新型コロナウイルスによる世界販売減少と、2030年代半ばのガソリン車販売撤廃表明による次世代技術への対応圧力が記載された。 - FY2020悪化有価証券報告書
「CASEやMaaSに代表されるモビリティ革命によって自動車産業が大きな変革を迫られる中、当社を取り巻く環境は厳しさを増しています。」
自動運転・電動化に加え、CASE・MaaSによるモビリティ革命と産業変革がリスク環境として明示された。 - FY2018悪化有価証券報告書
「自動運転や電動化など多様な技術革新により、自動車業界を取り巻く環境は大きく変貌しつつあり、技術競争は熾烈を極める状況です。」
従来の自動運転技術に加えて電動化を明示し、技術革新・技術競争の対象範囲を広げている。 - FY2017初出有価証券報告書
「一方、自動運転技術の急速な進歩など多様な技術革新により、自動車業界を取り巻く環境は大きく変貌しつつあり、技術競争は熾烈を極める状況です。」
自動運転技術の進歩などによる業界環境の変化と技術競争の激化を、新たな経営環境上のリスクとして記載している。