電力需給ひっ迫による市場価格急騰
FY2021-Q3に初出。14回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2025-H1。直近の記載は2026-07-31。
アストマックスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。15社中4社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに3社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「イラン情勢の緊迫化による原油や天然ガス等の急騰を受け電力価格が急上昇したため、電力取引関連事業において大幅なヘッジ益が生じ、全体として営業利益、経常利益が拡大しました。」
地政学情勢を背景に原油・天然ガス等と電力価格が急騰し、電力取引関連事業のヘッジ損益に大きな影響が実際に生じた。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「当中間連結会計期間においては、電力卸売価格が上昇する中、小売電気事業者のヘッジニーズの高まり等を受け、取引量が前年同期間比増加したこと等により営業収益、セグメント利益は共に前年同期間比増加いたしました。」
電力卸売価格が上昇し、小売電気事業者のヘッジニーズが高まった。価格変動環境は継続したが、取引量の増加とヘッジ取引により利益も増加した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、電力卸売価格は燃料価格の軟調な地合いを受け前年同期間比大幅に下落、取引量は前年同期間比増加したものの、取引量当たり平均単価の下落により営業収益は減少いたしました。」
燃料価格の軟調な地合いを受け、電力卸売価格は前年同期比で大幅に下落した。価格高騰局面からは緩和した一方、収益単価の低下要因となった。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間は、ウクライナ情勢の悪化などの影響で高騰していた燃料価格が下落、高値で推移していた電力卸売価格も現時点では下落傾向にあり、冬場の買いヘッジを目的とした電力取引が増えております。」
燃料価格と電力卸売価格は高騰局面から下落傾向へ転じた。一方、価格変動は大きく、電力取引のヘッジニーズは高い状態が続くと記載されている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間もウクライナ情勢などにより燃料価格は高止まり傾向にあり、電力価格も高値で推移しております。」
ウクライナ情勢等を背景とする燃料価格の高止まりと電力価格の高値推移が続いている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「その後春先から夏にかけての電力価格は安定しましたが、世界的な燃料価格の上昇を受け秋以降は再び高騰し、2022年2月にはウクライナ情勢を受けて一段高となり高値で推移しました。」
秋以降の燃料価格高騰に加え、2022年2月のウクライナ情勢を受けて電力価格がさらに上昇し、高価格状態が続いた。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「その後春先から夏にかけての電力価格は安定しましたが、世界的な燃料価格の上昇を受け、秋以降は再び高騰し、その後も継続して高い価格になっています。」
一時200円台まで高騰した電力スポット価格の後、秋以降も燃料価格上昇を背景に高い価格が継続していると記載している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「その後春先から夏にかけては安定しましたが、世界的な燃料価格の上昇を受け、秋以降の電力価格は再び高騰しています。」
一時200円台まで高騰した電力スポット価格の後、春先から夏に安定したものの、世界的な燃料価格上昇を受けて秋以降に再び高騰している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「2020年12月後半には寒波の到来や発電所の燃料不足等、複数の要因が重なったことで電力需給がひっ迫し、電力スポット価格は数円から一時200円台まで高騰しました。」
前回記載の一時50円台から、電力スポット価格の急騰実績が一時200円台へ拡大して記載されている。電力市場価格のリスク管理とヘッジニーズが高い状態が続くとしている。 - FY2021-Q3初出有価証券報告書
「12月後半には寒波の到来や発電所の燃料不足等、複数の要因が重なったことで電力需給がひっ迫し、電力価格は数円台から一時50円台まで上昇しました。」
寒波、発電所の燃料不足等により電力需給ひっ迫と市場価格の急騰が実際に発生した。会社は小売電気事業者・発電事業者にとって電力市場価格のリスク管理とヘッジニーズが高い状態が続くと記載している。