メキシコ向けFPSO建造工事の見積超過費用リスク
FY2020-Q2に初出。6回の記載のうち1回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q2。直近の記載はFY2023。
三井E&Sがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。54社中17社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに1社。
- FY2023追加修繕費継続下で投資利益計上有価証券報告書
「ブラジルで操業するFPSO等への追加的な修繕費用等の発生による利益の押し下げ要因があったものの、比較的収益率の高い建造工事の進捗及びチャーター事業の収益の積み上げなどにより、23億11百万円となりました。」
FPSO等の追加修繕費用などのリスク要因は残る一方、建造工事・チャーター事業の収益により海洋開発は持分法投資利益となった。 - FY2022-Q2追加費用継続・損失縮小有価証券報告書
「営業損失は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い追加費用が発生した一方、大型建造工事の収益認識を当第2四半期連結累計期間より新たに開始したことなどにより、前年同期と比べて87億57百万円改善し33億83百万円となりました。」
新型コロナウイルス感染症に伴う追加費用は発生しているが、海洋開発セグメントの営業損失は前年同期比で縮小した。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「前連結会計年度末に見直された建造工事の見積りに追加費用の変更を加える程の影響は生じていないことや、大型建造工事の収益認識を当第1四半期連結累計期間より新たに開始したことなどにより」
FPSO建造工事について、前年度末に見直した見積りに追加費用の変更を加えるほどの影響は生じていないと記載し、見積超過費用リスクの追加的な悪化が抑制された。 - FY2020悪化有価証券報告書
「受注高は、大型チャータープロジェクトの新規受注、既存プロジェクトの仕様変更及びオペレーションサービス等により、前期と比べて3,819億2百万円増加(+150.2%)の6,361億3百万円となりました。売上高は、FPSO建造工事の進捗等により、前期と比べて1,104億40百万円増加(+49.6%)の3,328億98百万円となりましたが、営業損失は、FPSO建造工事において見積りを上回った費用に対する引当金を計上したことなどにより49億19百万円(前期は148億94百万円の営業利益)となりました。」
海洋開発事業は受注高・売上高が大幅に増加した一方、FPSO建造工事の見積超過費用により、前期の営業利益から年度営業損失へ転じた。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「営業損益は、メキシコ向けFPSOの建造工事について当初の見積りを上回った費用に対する引当金を計上したことなどにより、前年同期の118億68百万円の利益から89億38百万円の損失となりました。」
メキシコ向けFPSO工事の見積超過費用に対する引当金計上が、海洋開発セグメントの営業損失に引き続き影響している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「営業損益は、メキシコ向けFPSOの建造工事について当初の見積もりを上回った費用に対する引当金を計上したことなどにより、前年同期の108億24百万円の利益から23億37百万円の損失となりました。」
メキシコ向けFPSO建造工事で当初見積もりを上回る費用が発生し、引当金計上を通じて海洋開発セグメントの営業損益が利益から損失へ転じた。