鋼材価格高騰と原材料調達不能
FY2016に初出。19回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載はFY2026。
エノモトがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。51社中33社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに24社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「特に、金型部品の製造に使用する超硬合金にはタングステン等のレアメタルが含有されていることから、調達に関するリスクについて注視が必要です。」
従来の鋼材・銅・ニッケル等の価格・調達リスクに加え、中国によるレアメタル輸出規制と、タングステンを含む超硬合金の調達リスクを明示している。 - 2026-05-11悪化決算
「米国・イスラエルとイランとの紛争による原油問題は、エネルギー価格高騰だけでなく供給問題にも繋がり、部品調達環境に影響を及ぼすことが懸念されます。」
資源価格高騰リスクに加え、原油問題による供給問題と部品調達環境への影響を具体的に記載している。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界においては、引き続きエネルギー及び金属等の資源価格高騰や為替相場の激しい変動による、生産活動及び業績への影響を注視する必要があります。」
エネルギー・金属等の資源価格高騰と為替変動が、生産活動・業績に影響するリスクとして引き続き記載されている。 - FY2024悪化有価証券報告書
「また、当社グループが製造する製品や金型部品加工の一部工程においては、外部の協力会社へ加工委託しております。これらの協力会社や原材料購入先の供給能力が何らかの事情により不足する場合や、地政学的なリスク等により正常な物流体制が阻害され当社への供給が滞った場合、生産活動が十分に行えず業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」
従来の鋼材・銅・ニッケル等の価格高騰・調達不足に加え、外部加工委託先の供給能力不足や地政学的要因による物流阻害まで、供給リスクの範囲を広げて記載している。一方、複数調達先による代替提案体制も示している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「一方、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢に代表される地政学的なリスクはさらに高まり、サプライチェーンの混乱やさらなる資源価格の高騰、為替相場への影響などが懸念されております。」
従来の原材料・供給不安に加え、地政学的リスクの高まりによるサプライチェーン混乱と資源価格高騰が懸念されている。 - FY2023対処有価証券報告書
「自動車向け部品については自動運転技術や電動化の進行による部品点数の増加に加え、夏以降の自動車販売台数の急回復から需要は高い水準にありますが、足下においては半導体及び樹脂材料などの供給不安がサプライチェーン全体を停滞させるリスク要因となっています。」
半導体・樹脂材料の供給不安はリスクとして残るものの、当年度の経営環境では半導体・原材料の供給不安が緩和されたとの見通しも示され、従来より一部緩和方向に変化している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「当社グループのリードフレーム、コネクタ用部品の市場は依然として中長期的な成長トレンドの中にありますが、感染症や地政学的なリスクの影響によって発生した自動車産業を中心とするサプライチェーンの混乱は完全に正常化しておらず、スマートフォンは新規モデルの販売が低調であることから一時的な調整局面に入っております。」
感染症・地政学的リスクに起因するサプライチェーン混乱が未解消で、自動車産業を中心に供給・生産面の不安定さが継続している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、依然として強い自動車及び産業用機器の需要に対して、半導体や資材の供給不安により生産の状況が不安定化し、充分な供給ができないケースが散見されています。」
半導体や資材の供給不安が生産の不安定化と十分な供給不能として実際に発生していると記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、世界的な自動車及び産業用機器の需要は依然として高い水準を維持しておりますが、中国の都市封鎖やロシアのウクライナ侵攻によるサプライチェーンの混乱から、自動車産業を中心に生産の状況が不安定になる局面も散見されます。」
従来の半導体・原材料の供給不安に加え、中国の都市封鎖やロシアのウクライナ侵攻に伴うサプライチェーン混乱と、自動車産業の生産不安定化が明示されている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「IC・トランジスタ用リードフレームでは半導体不足や、金属を中心とする原材料の供給不安などの影響を受けながらも、自動車向けではEV化の進行やADAS技術の発展と普及、その他の分野においてもDXやGXといった社会革新による追い風を受け、前連結会計年度の後半からの好調な需要が継続しています。」
半導体不足および金属を中心とする原材料の供給不安が、実際の製品群の業績に影響していると記載している。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループの受注環境は、リードフレームについては半導体や原材料の供給不安の影響を受けつつも、業況は概ね好調に推移しております。」
半導体・原材料の供給不安が継続している一方、リードフレームの受注環境は概ね好調と説明している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「東南アジアにおける新型コロナウイルス感染症拡大の影響による部品供給不足から自動車関連を中心に生産調整が発生するなど不安定な情勢下においても在庫の確保を急ぐ動きが発注の前倒しに繋がったことなどから、全体として好調を維持しました。」
東南アジアの感染症拡大に伴う部品供給不足と、自動車関連を中心とした生産調整が実際に発生したと記載している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「当社グループのリードフレーム、コネクタ用部品の受注環境は共に概ね好調に推移しており、今後も成長基調を維持するものと予測されますが、昨年後半の急激な需要回復などによる半導体の供給不足と、原材料の需要超過によるサプライチェーン全体の混乱が足下におけるリスク要因となっています。」
従来の原材料調達リスクに加え、半導体の供給不足と原材料の需要超過によるサプライチェーン全体の混乱が足元のリスクとして明示された。 - FY2021悪化有価証券報告書
「自動車向け部品については自動運転技術や電動化の進行による部品点数の増加に加え、夏以降の自動車販売台数の急回復から需要は高い水準にありますが、足下においては半導体及び樹脂材料などの供給不安がサプライチェーン全体を停滞させるリスク要因となっています。」
従来の鋼材・銅・ニッケル等の価格・調達リスクに加え、半導体・樹脂材料の供給不安がサプライチェーン全体の停滞要因として明示された。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループは原材料メーカー及び加工委託先と経営者レベルにおいても重要な情報の共有を図るなど良好な関係を構築しており、リスクの早期発見と対処に努めております。」
原材料価格・調達量・品質検査データおよび外部加工委託先に関するリスクと、取引先との情報共有による対応を再確認している。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、市場の長期的な成長予測は変わりませんが一部製品における在庫調整局面や原材料価格の上昇が下方圧力となり、一時的な横ばいの情勢となっております。」
原材料価格の上昇が電子部品業界の下方圧力として実際の事業環境に現れていると説明している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループは主要原材料である鋼材(銅・ニッケル等)を外部より購入しております。市場環境や購入先の供給能力または品質検査データの再精査等により、生産に必要な量の確保ができない場合や急激に価格が高騰した場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
銅・ニッケル等の原材料について、価格高騰と調達量不足に加え、品質検査データの再精査もリスク要因として記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループは主要原材料である鋼材(銅・ニッケル等)を外部より購入しております。市場環境や購入先の供給能力等により、急激に価格が高騰した場合や生産に必要な量の確保ができない場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
銅・ニッケル等の原材料について、価格高騰と調達量不足のリスクを再確認している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは主要原材料である鋼材(銅・ニッケル等)を外部より購入しております。市場環境や購入先の供給能力等により、急激な価格の高騰や生産に必要な量の確保が確保できない場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
銅・ニッケル等の鋼材について、価格と供給量の双方をリスクとしている。