スマートフォン需要の鈍化とハイエンド機種への依存
FY2016に初出。39回の記載のうち18回が「対処」で、最初の「対処」はFY2017-Q2。直近の記載は2026-08-10。
エノモトがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに2社。
- FY2026対処有価証券報告書
「特にスマートフォンは当期モデルの売れ行きが例年と比べて好調でありました。」
スマートフォン需要について、当期モデルの販売が例年比で好調となり、コネクタ用部品の売上高も前年同期比19.2%増となった。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。スマートフォン向けは当期モデル向け部品の生産が立ち上がったほか、ウェアラブル端末向けの需要も引き続き好調を維持し、自動車向けも堅調に推移いたしました。その結果、当製品群の売上高は68億8千6百万円(前年同中間期比10.9%増)となりました。」
スマートフォンの当期モデル向け生産が立ち上がり、ウェアラブル端末需要も好調を維持したことで、コネクタ用部品売上高が前年同期比10.9%増となった。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「スマートフォン向けは前年同期と同等の水準でしたが、ウェアラブル端末向けの需要が好調であったことに加え、自動車向けの需要も堅調に推移しました。その結果、当製品群の売上高は62億8百万円(同14.7%増)となりました。」
スマートフォン向けは前年同期並みで下げ止まり、ウェアラブル端末向けと自動車向けの需要が堅調で、コネクタ用部品売上高は前年同期比14.7%増となった。 - FY2024悪化有価証券報告書
「コネクタ用部品は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。スマートフォン向け及びウェアラブル端末向けの在庫調整が継続したことに加え、北米メーカー製端末の中国市場を中心とした需要の減少の影響を強く受けました。その結果、当製品群の売上高は109億8千9百万円(同14.8%減)となりました。」
スマートフォン・ウェアラブル端末向けの在庫調整が続く中、北米メーカー製端末の中国市場を中心とする需要減少が加わり、コネクタ用部品の通期売上高は前年同期比14.8%減となった。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。スマートフォン向け及びウェアラブル端末向けの在庫調整が継続しました。その結果、当製品群の売上高は82億7千1百万円(同21.4%減)となりました。」
スマートフォン向け・ウェアラブル端末向けの在庫調整が継続し、コネクタ用部品の売上高は前年同期比21.4%減となった。既存の需要鈍化・調整局面を再確認している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。スマートフォン向け及びウェアラブル端末向けの在庫調整が継続しました。その結果、当製品群の売上高は54億8百万円(同21.6%減)となりました。」
スマートフォン向け・ウェアラブル端末向けの在庫調整が継続し、コネクタ用部品売上高は前年同四半期比21.6%減となった。既存の需要鈍化リスクを再確認している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。スマートフォン向け及びウェアラブル端末向けの在庫調整が継続しました。その結果、当製品群の売上高は24億3千7百万円(同28.4%減)となりました。」
スマートフォンおよびウェアラブル端末向けの在庫調整が継続し、コネクタ用部品売上高は前年同四半期比28.4%減となった。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。自動車向けの需要が生産調整等の影響で減少したほか、スマートフォン向け部品も新規モデルの販売が低調であったことから減少しました。その結果、当製品群の売上高は129億1千2百万円(同0.3%減)となりました。」
スマートフォン新規モデルの販売低調がコネクタ用部品の減少として通期実績に現れ、前年同期比0.3%減となった。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループの主製品であるリードフレーム、コネクタ用部品の市場は依然として中長期的な成長トレンドの中にありますが、感染症や地政学的なリスクの影響によって発生した自動車産業を中心とするサプライチェーンの混乱は完全に正常化しておらず、スマートフォンは新規モデルの販売が低調であることから一時的な調整局面に入っております。」
スマートフォンの新規モデル販売が低調で一時的な調整局面に入ったと明示され、需要鈍化リスクが前四半期より具体化している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「自動車向けの需要が減少したほか、モバイル端末向けではスマートフォン向け部品が減少した一方、ウェアラブル端末向け部品は機器の普及に伴う市場拡大により増加しました。その結果、当製品群の売上高は69億5百万円(同2.1%増)となりました。」
スマートフォン向け部品の減少が明示され、従来の前倒し需要反動による一時的な踊り場に加えて、当四半期の製品群別実績にも弱さが現れている。一方、ウェアラブル端末向け部品は増加している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「モバイル端末向けでは、前年同期に前倒し需要が発生したスマートフォン向けが例年のサイクルに戻り本格量産の準備期間となった一方、ウェアラブル端末向けが復調したことに加え、自動車向けの需要も堅調に推移しました。その結果、当製品群の売上高は34億8百万円(同2.6%増)となりました。」
前年同期の前倒し需要後、スマートフォン向けは例年のサイクルに戻り本格量産の準備期間となったと記載され、スマートフォン需要の伸びに一服が示されている。一方、ウェアラブル端末と自動車向け需要は堅調としている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「モバイル端末向け部品ではスマートフォン向けがピークアウトした一方でウェアラブル端末向けが復調したほか、自動車向け部品の需要も堅調に推移しました。その結果、当製品群の売上高は129億5千5百万円(同4.6%増)となりました。」
スマートフォン向け需要のピークアウトは残る一方、ウェアラブル端末向けの復調と自動車向け需要の堅調さを併記している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。モバイル端末向け部品ではスマートフォン向けがピークアウトした一方でウェアラブル端末向けが復調したほか、自動車向け部品の需要も堅調に推移しました。その結果、当製品群の売上高は101億1千5百万円(同9.0%増)となりました。」
スマートフォン向け需要がピークアウトしたとの記載により、需要鈍化リスクが再び明示された。一方、ウェアラブル端末向けは復調し、自動車向け需要も堅調と説明している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「当製品群は、自動車向け、モバイル端末向けが主なものであります。昨年後半からの自動車向け部品の需要回復のほか、スマートフォン向け部品の需要も堅調に推移しました。その結果、当製品群の売上高は67億6千1百万円(同21.0%増)となりました。」
スマートフォン向け部品の需要が堅調に推移し、コネクタ用部品の売上高も前年同期比21.0%増となったため、需要鈍化リスクの緩和を示している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「昨年後半からの自動車向け部品の需要回復のほか、スマートフォン向け部品の需要も堅調に推移しました。」
スマートフォン向け部品の需要は堅調に推移しているとの認識を再確認している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「スマートフォン向け部品、ウェアラブル端末向け部品も高い水準の需要で推移しました。」
スマートフォン向け・ウェアラブル端末向け部品について、高水準の需要が続いているとの認識を再確認している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「また、モバイル端末向け部品の需要はスマートフォン向け、ウェアラブル端末向けともに年末にかけて新規モデルの出荷がピークを迎え、その後も堅調に推移しております。」
スマートフォン向け部品とウェアラブル端末向け部品について、新規モデルの出荷ピーク後も堅調な需要が続いていると再確認している。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「自動車向け部品の需要は回復の途上ですが、スマートフォン向け部品やウェアラブル端末向け部品は高い水準の需要を維持しております。その結果、当製品群の売上高は55億8千5百万円(同1.0%減)となりました。」
スマートフォン向け部品とウェアラブル端末向け部品は高水準の需要を維持しており、需要鈍化リスクの緩和を再確認している。自動車向け部品には回復途上との弱さが残る。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「スマートフォン向け部品、ウェアラブル端末向け部品は一定の需要を維持しておりますが、自動車向け部品の需要は減退しております。」
スマートフォン・ウェアラブル端末向け部品には一定需要がある一方、自動車向け部品の需要減退が明示され、需要環境の弱さが加わっている。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当製品群は、モバイル端末向け、自動車向けが主なものであります。スマートフォン向け部品やウェアラブル端末向け部品等の需要は高水準で推移しました。その結果、当製品群の売上高は115億5千4百万円(同18.4%増)となりました。」
スマートフォン向け部品に加えてウェアラブル端末向け部品等の需要が高水準で推移し、コネクタ用部品売上高は前年同期比18.4%増となった。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「スマートフォン向け部品やウェアラブル端末向け部品等の需要が好調に推移しました。」
スマートフォン向け部品に加え、ウェアラブル端末向け部品等の需要が好調に推移したと説明しており、需要鈍化リスクの緩和を再確認している。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「また、モバイル端末向けの需要は、スマートフォン向け部品については拡大局面にはありませんが一定量の買い替え需要が見込まれ、ウェアラブル端末向け部品等の成長も期待されます。」
スマートフォン向け部品が拡大局面にないとの見方は継続する一方、一定量の買い替え需要とウェアラブル端末向け部品等の成長期待を示しており、需要鈍化リスクの一部緩和要素が加わっている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「また、モバイル端末向けの需要は、スマートフォン向け部品については拡大局面ではないもののウェアラブル端末向け部品等の成長が期待されます。」
スマートフォン向け部品は拡大局面にないと明示され、従来の成長鈍化懸念が継続している。一方、ウェアラブル端末向け部品等には成長期待を示している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当製品群は、モバイル端末向け、自動車向けが主なものであります。自動車向け部品は堅調に推移しておりますが、モバイル端末向けは納入先の生産計画変更の影響を受けました。その結果、当製品群の売上高は71億8千8百万円(同9.4%減)となりました。」
モバイル端末向け部品について納入先の生産計画変更の影響が続き、コネクタ用部品の売上高が前年同四半期比9.4%減となった。また、大手スマートフォンメーカーの業績下方修正により需要成長の鈍化も懸念されている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「自動車向け部品は堅調に推移しておりますが、モバイル端末向けは納入先の生産計画変更により出荷開始時期が遅れた影響を受けました。その結果、当製品群の売上高は44億5百万円(同11.4%減)となりました。」
モバイル端末向け部品について、納入先の生産計画変更による出荷開始時期の遅延が発生し、コネクタ用部品の売上高が前年同四半期比11.4%減となった。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当製品群は、スマートフォン向け、自動車向けが主なものであります。自動車向け部品は堅調に推移しておりますが、スマートフォン向け部品は北米メーカー向けの出荷が予測より後倒しとなった影響を受けました。その結果、当製品群の売上高は20億4千1百万円(同12.1%減)となりました。」
北米メーカー向けスマートフォン部品の出荷が予測より後倒しとなり、コネクタ用部品の売上高が前年同四半期比12.1%減となった。前年度までの需要鈍化リスクの緩和傾向から、具体的な出荷遅延と業績影響の記載へ変化している。 - FY2018対処有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、年明けに北米メーカー製スマートフォンの減産も報じられましたが業界全体として大きな混乱はなく、自動運転技術を中心とする自動車向け部品や、IoTを支えるセンサー関連部品の需要も拡大していることから、市場は堅調な成長基調を維持しております。」
北米メーカー製スマートフォンの減産は報じられたものの、業界全体の混乱はなく、スマートフォン向け新規モデル部品も概ね好調と説明している。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「スマートフォン用部品については北米メーカーの新規モデルの出荷がピークを迎え、機種ごとに多少の好不調もありましたが全体としては概ね好調に推移しました。」
北米メーカーの新規モデル出荷がピークを迎え、機種ごとの好不調はあるものの、スマートフォン用部品全体は概ね好調と説明されている。需要鈍化リスクの緩和傾向を再確認している。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「スマートフォン用部品は中国メーカーの需要が依然として高水準を維持しており、北米メーカーの新規モデルも加わっております。」
中国メーカー向け需要の高水準が続き、北米メーカーの新規モデル向け部品も加わったと説明しており、スマートフォン需要鈍化リスクの緩和傾向を引き続き記載している。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、スマートフォン用部品は好調な中国メーカーを中心として、高水準の需要を維持しております。」
スマートフォン用部品は中国メーカー向けを中心に高水準の需要を維持していると説明され、需要鈍化リスクは一部緩和された。一方、北米メーカー向けは次期モデルの準備期間とされている。 - FY2017対処有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、12月に北米メーカー製スマートフォンの減産が報じられましたが、中国メーカーの台頭などによって、電子部品業界全体への影響は軽減されました。」
北米メーカー製スマートフォンの減産は続く一方、中国メーカーの台頭と中国メーカー向け受注増が影響を補い、業界全体への影響は軽減されたと説明している。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、12月には北米メーカー製ハイエンドスマートフォンの減産が報じられましたが、中国系メーカーの台頭などによって、現在のところ電子部品業界全体への影響は軽減されております。」
北米メーカー製ハイエンドスマートフォンの減産が報じられた一方、中国系メーカーの台頭により業界全体への影響は軽減されていると説明している。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「特に、ハイエンドスマートフォン向け部品が中心であり、第1四半期には昨年秋発売機種の減産の影響を受けましたが、今秋発売機種の出荷は堅調であり、回復基調にあります。」
ハイエンド機種への依存と過去機種の減産影響は残る一方、今秋発売機種の出荷が堅調で回復基調にあると説明しており、前四半期からリスクの一部緩和が示されている。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「当社グループの属する電子部品業界におきましては、昨年秋からのハイエンドスマートフォンの失速が市況に大きく影を落としました。」
ハイエンドスマートフォンの失速が継続し、市況への影響が大きいと記載された。コネクタ用部品の売上高も前年同期比19.6%減となっている。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「スマートフォンが当業界のけん引役の一端を担ってきましたが、2015年秋発売のハイエンドモデルの減産が続き、成長の鈍化が懸念されております。特に、ハイエンドスマートフォン向け部品が中心でありますが、販売規模は期待値に達しませんでした。」
ハイエンドスマートフォンの減産と販売規模の期待未達が、当年度の事業実績として記載されている。