世界経済・自動車・エレクトロニクス需要の変動
FY2016に初出。30回の記載のうち11回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
イリソ電子工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。67社中36社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに21社。
- FY2026モビリティ市場への集中度と中国需要の更新有価証券報告書
「連結売上高の約84%をモビリティ関連市場向けが占めており、」
従来の車載関連市場中心という説明をモビリティ関連市場へ更新し、その売上構成比を約84%と数値化した。世界経済・自動車需要の変動に加え、モビリティ市場への集中が示されている。 - FY2026-H1政策要因による需要不透明感と中国生産の堅調有価証券報告書
「当社グループの主要事業領域である自動車市場では、米国や中国の政策の影響により需要動向の先行きに不透明感が残るものの、当中間連結会計期間においては、中国における政策の後押しを背景に、中国自動車メーカーの生産が堅調に推移しました。」
自動車需要について、米国・中国の政策による先行き不透明感が残る一方、中国では政策の後押しを背景に自動車メーカーの生産が堅調に推移したと記載している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当社グループの主要事業領域である自動車市場は、前年度後半からの中国や欧米でのEVの販売不振、日本での認証不正問題などを背景に自動車生産の減速感が見られました。」
自動車需要の変動リスクについて、中国・欧米のEV販売不振、日本の認証不正問題及び自動車生産の減速感という新たな悪化要因が示された。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「製造業においては世界的な需要減を背景に主要生産国や地域で停滞感を示す一方で、当社グループの主要事業領域である自動車の生産・販売は、半導体等の部品不足が穏やかに解消することにより回復傾向で推移したものの、欧州や中国では減速感も見られました。」
世界的な需要減と製造業の停滞感が継続する中、自動車生産・販売は部品不足の緩和により回復傾向を示した。ただし、欧州・中国では減速感が見られ、地域別の需要環境の悪化要因が追加的に示されている。 - FY2024-Q2世界需要減と自動車生産回復の併存有価証券報告書
「製造業においては世界的な需要減を背景に主要生産国や地域で停滞感を示す一方、当社グループの主要事業領域である自動車の生産・販売は、半導体等の部品不足が穏やかに解消することにより回復傾向にあります。」
世界的な需要減と製造業の停滞感が示される一方、半導体等の部品不足の緩和により自動車の生産・販売は回復傾向にあると説明している。 - FY2024-Q1供給不足の緩和と中国NEV在庫調整の併存有価証券報告書
「当社グループの主要事業領域である自動車の生産・販売は、半導体等の部品不足が穏やかに解消することにより回復傾向にはありますが、中国での新エネルギー車の販売台数低迷による在庫調整などの一時的な要因もあり、未だ正常化には至りませんでした。」
半導体等の部品不足は穏やかに解消し自動車生産・販売は回復傾向にある一方、中国の新エネルギー車販売低迷による在庫調整が残り、正常化には至っていない。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、エネルギー等急激な物価上昇に対応し、各国で金融引き締めが進みました。わが国においても、日銀のゼロ金利政策継続から一転して、年末の政策転換により、円高が進行しました。また、中国においては、年末のゼロコロナ政策解除に伴い、感染が急拡大し、景気は大きく減速しました。」
エネルギー等の急激な物価上昇、金融引き締め、中国のゼロコロナ政策解除後の感染急拡大及び景気減速により、世界経済・自動車需要を取り巻く不透明性がさらに具体化している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、世界的な高インフレや金融引き締め等により、景気の不透明感は更に増してきました。また、世界自動車市場の30%強を占める中国では第1四半期に上海市を始めとした都市でのロックダウンで工業生産や個人消費が大きく停滞したこと、制限解除後、若干景気の持ち直しは見えるものの、経済成長の減速が継続しております。」
高インフレ、金融引き締め及び中国の経済成長減速により、世界経済・自動車需要を取り巻く不透明感が更に増したと記載している。中国のロックダウンによる生産・消費停滞も引き続き事業環境に影響している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「一方、中国ではゼロコロナ政策により上海市を始めとしたロックダウンにより、特に4月において、工業製品の生産停止や物流遅延等、工業生産や個人消費が大きく停滞しました。また、ウクライナ侵攻の長期化や回復が遅れている半導体を始めとした部品の供給不足等により、当社グループの事業領域である自動車の生産・販売は、未だ正常化には至りませんでした。」
中国のロックダウンによる生産停止・物流遅延、ウクライナ侵攻の長期化及び半導体等の部品供給不足が実際の事業環境に現れ、自動車の生産・販売が正常化していないと記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、約2年に及ぶコロナ禍の中、各国において経済活動正常化に向けた諸施策が展開されましたが、第2四半期以降、半導体不足を始めとした部品供給不足の長期化、原材料の供給不足と価格高騰、輸送費の高騰、コンテナ不足等によるサプライチェーンの混乱、ウクライナ情勢の悪化等、様々な問題が顕在化し、当社グループの事業領域である自動車生産だけでなく家電等、市場の伸び悩みが見られました。」
半導体・部品・原材料不足、輸送費高騰、コンテナ不足によるサプライチェーン混乱に加え、ウクライナ情勢の悪化が顕在化し、自動車だけでなく家電等にも市場の伸び悩みが広がった。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、約2年に及ぶコロナ禍の中で、各国での経済活動の正常化により、第1四半期は回復傾向で推移しましたが、第2四半期以降、半導体不足を始めとした部品供給不足、原材料の供給不足と価格高騰、輸送費の高騰、コンテナ不足等によるサプライチェーンの混乱等、様々な問題が顕在化し、製造業においては自動車生産だけでなく家電等でも伸び悩みが見られました。」
半導体・部品・原材料不足、輸送費高騰及びコンテナ不足によるサプライチェーン混乱が継続し、自動車生産に加えて家電等にも伸び悩みが広がったと記載している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「一方、長引く半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大に伴う部品供給不足、原材料の不足、輸送費の高騰、コンテナ不足等によるサプライチェーンの混乱等が世界的にリスクとして顕在化し、製造業においては自動車生産で伸び悩みが見られました。」
従来の需要変動・供給制約に加え、半導体不足、部品・原材料不足、輸送費高騰及びコンテナ不足によるサプライチェーン混乱が世界的に顕在化し、自動車生産の伸び悩みにつながっている。 - FY2022-Q1景気回復と供給制約の併存有価証券報告書
「欧米では、自動車業界など製造業においてはコロナ禍からは回復しているものの、半導体などの原材料不足から生産の伸び悩みがありましたが、個人消費は活動制限の緩和を受け堅調に推移しました。」
欧米の自動車・製造業はコロナ禍から回復する一方、半導体などの原材料不足による生産の伸び悩みが残っていると記載している。需要環境の回復と供給制約が併存している。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「欧米、日本地域の景気は概ね4月を底にして回復し、自動車業界においても生産活動の再開により生産・販売台数に持ち直しの動きが見られましたが、第4四半期には欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大や、世界的な半導体不足の影響により減速しました。」
新型コロナウイルスの再拡大及び世界的な半導体不足が第4四半期の経済・自動車生産の減速として実際に現れている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、第1四半期においては新型コロナウイルスの世界的流行の影響により停滞しておりましたが、第2四半期以降は一部地域での感染再拡大による先行きの不透明さは残しつつも予想を上回る回復局面へと向かいました。」
新型コロナウイルスによる世界経済の停滞から回復局面への移行を再確認している。一方、一部地域での感染再拡大による不透明さは残るとしている。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、第1四半期の新型コロナウイルスの世界的流行の影響による停滞期から、第2四半期に入り、一部地域での感染再拡大による先行きの不透明さは残しつつも予想を上回る回復傾向へと推移しました。」
新型コロナウイルスによる需要・経済活動の停滞は継続しているが、世界経済は第2四半期に回復局面へ移行したと説明している。一方、感染再拡大による不透明さは残っている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「なお、新型コロナウイルスによる当第1四半期における売上高減少への影響は約40億円であり、地域別には中国やシンガポールなどのアジア地域で約14億円、欧州地域で約11億円、北米地域で約10億円、日本で約5億円であります。」
新型コロナウイルスの世界的流行による経済停滞、生産・販売台数の減少及び販売先の生産活動停止が、売上高約40億円の減少影響として実際に顕在化した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米中貿易摩擦の影響で貿易量の減少や企業の投資活動が低迷し、減速傾向で推移しました。中国経済では、米中貿易摩擦の影響でGDP成長率が29年ぶりの低水準となり、自動車の生産・販売台数は前年同期比約93%に留まり、新エネルギー車の販売も減少しました。」
米中貿易摩擦、企業投資の低迷、中国GDP成長率の29年ぶりの低水準、自動車生産・販売の前年同期比約93%及び新エネルギー車販売減少が示され、需要変動リスクがより具体化している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「中国経済では、GDP成長率は1992年以降の四半期ベースでは2四半期連続で過去最低を更新し、自動車の生産台数は前年同期比約87%・販売台数は前年同期比約90%に留まり、減速傾向が顕著となりました。」
既に顕在化していた需要変動リスクについて、中国のGDP成長率が四半期ベースで2四半期連続の過去最低となり、自動車の生産・販売台数も前年同期比約87%・約90%にとどまるなど、悪化がより具体的かつ数値的に示されている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「中国経済では米国との貿易摩擦が継続しており、4月から6月までのGDP成長率が6.2%と1992年以降の四半期ベースにおいて最低水準にとどまり、自動車販売においても前年同期比で10%以上減少するなど、景気減速が続きました。」
中国の景気減速と自動車販売の10%超減少が実際の事業環境及び販売減少として現れており、需要変動リスクが継続して顕在化している。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「主力の車載市場で、米国や中国での市場環境の悪化による影響に加え、これらに伴う在庫調整並びに欧州での自動車販売台数の減少といった一過性の影響を受けましたが、注力して取り組んでいるADAS(先進運転支援システム)や電動化の進展に伴い新たに自動車に搭載されているパワートレイン向け等のコネクタの販売が増加しました。インダストリアル市場においては、スマートフォン向けの設備投資が減少したことにより中国からの日本の工作機械受注が大幅に減少したことに加えて、米中貿易摩擦を背景とした設備投資抑制とこれらに伴う在庫調整の影響もあり販売は減少しました。」
米国・中国の自動車市場悪化、欧州の販売減少、在庫調整及び米中貿易摩擦を背景としたインダストリアル市場の販売減少が、年度業績に実際に影響した。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「主力の車載市場で、米国でのセダンタイプの乗用車販売の低迷、28年ぶりに減少に転じた中国での自動車販売台数減といった市場環境の悪化による影響に加え、これらに伴う在庫調整並びに欧州で9月からの「国際調和排ガス・燃費試験方法(WLTP)」導入による自動車生産台数減少といった、一過性の影響を受けました」
米国・中国の自動車需要低迷、在庫調整及び欧州WLTP導入による生産減少が実際の事業環境及び業績に影響した。中国自動車販売の28年ぶりの減少も記載している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「なお、米国での乗用車販売の低迷や安全系アプリケーションの装着率が当初見込み以上に伸びなかったこと、欧州で9月からの「国際調和排ガス・燃費試験方法(WLTP)」導入による自動車販売台数減少もあり、期初計画を下回りました。」
米国の乗用車販売低迷、安全系アプリケーションの装着率未達及び欧州のWLTP導入に伴う自動車販売台数減少が、期初計画を下回る要因として実際の業績に現れている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
世界経済・自動車・エレクトロニクス需要の変動リスクについて、重要な変更がないとしている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
前事業年度に開示した世界経済・自動車・エレクトロニクス需要の変動リスクについて、重要な変更がないとしている。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「一方、為替相場の円高傾向の影響、上半期での中華・韓国圏での当社コネクタの搭載車の需要減及び熊本地震による当社顧客の生産減等により、売上高は前期比1.7%減の375億4千7百万円となりました。」
中華・韓国圏の搭載車需要減、熊本地震による顧客生産減及び円高が、年度の売上減少として引き続き顕在化している。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「中華・韓国圏での当社コネクタの搭載車の需要減、上半期での熊本地震における当社顧客の生産減、及び依然として前年比大幅な円高による影響がありました。」
中華・韓国圏での搭載車需要減、熊本地震による顧客生産減及び円高の影響が、第3四半期累計期間の業績に引き続き現れている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「為替相場の急激な円高進行のほか、中華・韓国圏での当社コネクタの搭載車の需要減、熊本地震における同地区の半導体工場被災による当社顧客の生産減に伴う販売減等により、前年同期と比較して減収減益となりました。」
中華・韓国圏での搭載車需要減及び熊本地震に起因する顧客生産減が販売減収として業績に現れている。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「主力市場である車載分野において、中国市場で当社製品搭載車の需要の伸び悩みがあったものの、グローバルでの販売活動が功を奏し、電装化や安全運転支援技術の進歩に伴うADAS(先進運転支援システム)の搭載の加速による車載カメラ、ミリ波レーダー向けが堅調に推移しました。一方、熊本地震による自動車産業やデジタルカメラ産業への影響、コンシューマー分野におけるゲーム機向けの減少に加え、為替環境が急激な円高になったことにより、前年同期と比較して減収減益となりました。」
中国の車載需要の伸び悩み、ゲーム機向け需要の減少及び熊本地震の影響が実際の業績に現れ、需要変動リスクが顕在化している。 - FY2016初出有価証券報告書
「連結売上高の過半を車載関連市場向けに販売しており、デジタル家電、OA及びFA機器等の非車載関連市場への販売強化を行っておりますが、自動車関連製品、エレクトロニクス関連製品の需要動向は、いずれも世界の経済情勢に大きく影響を受けます。」
車載関連市場が連結売上高の過半を占めることによる需要変動リスク。