長納期製品の増加による受注高と売上高の乖離
FY2019-Q1に初出。19回の記載のうち8回が「対処」で、最初の「対処」はFY2023-Q2。直近の記載は2026-08-21。
エスペックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに0社。
- 2026-08-21顕在化決算説明資料
「売上高は、前年同期比で増加も、顧客都合により環境試験器・エナジーデバイス装置の大型案件の計上時期が第2四半期となり予想を下回る」
大型案件の売上計上時期が第2四半期へずれ込み、受注高と売上高の期中の乖離が第1四半期実績に現れている。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「一方で、大型製品や複数台一括といった長納期案件が多かったことに加え、経済減速に伴う欧州、韓国の販売減少により、売上高は前連結会計年度並みとなりました。」
北米・東南アジアで受注が増加した一方、長納期案件の多さにより海外売上高は前期並みにとどまり、受注高と売上高の乖離が年度でも現れた。 - 2026-05-14対処決算
「大型製品や複数台一括といった長納期案件が多かったことに加え、経済減速に伴う欧州、韓国の販売減少により、売上高は前期並みとなりました。」
長納期案件による受注高と売上高の乖離は継続したが、環境試験器の売上高は前期並みとなり、全社売上高は過去最高を更新した。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「しかしながら、大型製品や複数台一括といった長納期の案件が多く、売上高につきましては0.5%減少の30,322百万円と前年同期並みとなりました。」
大型製品・複数台一括の長納期案件が多く、過去最高の受注高に対して売上高が前年同期比0.5%減少する乖離が実績として発生した。 - FY2025対処有価証券報告書
「生産面におきましては、受注残高の消化及び生産負荷の平準化に向けて、要員の増加、生産スペースの拡大、外注の活用により国内の生産能力を増強いたしました。」
要員増加、生産スペース拡大、外注活用による国内生産能力増強が進み、売上高は8.3%増加した。受注高と売上高の乖離を緩和する取り組みが進展している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「売上高は国内の生産能力増強の効果などにより、前年同期比で11.8%増加し30,464百万円となりました。」
国内の生産能力増強の効果などにより売上高が前年同期比11.8%増加し、受注高増加に対する売上計上の遅れによる乖離の緩和を示している。 - FY2024対処有価証券報告書
「生産面につきましては、一部の部品調達は長納期が継続しておりますが、戦略的在庫の積み増しなどにより生産量を拡大いたしました。」
一部部品の長納期は残るものの、戦略的在庫の積み増しにより生産量を拡大し、年度売上高は過去最高となった。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「生産面につきましては、主に汎用性の高い標準製品において部品の調達状況が改善し、製品リードタイムの正常化及び受注残高の消化が進みましたが、カスタム製品の部品調達は不安定な状況が継続いたしました。」
標準製品では部品調達の改善により製品リードタイムの正常化と受注残高の消化が進み、長納期による受注高と売上高の乖離リスクは一部低減した。一方、カスタム製品では調達不安定が残っている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「生産面におきましては、部品の調達状況が改善し、積み上がった受注残高の消化及び製品リードタイムの正常化に向けて生産対応を強化いたしました。」
部品調達状況の改善と生産対応の強化により、積み上がった受注残高の消化および製品リードタイムの正常化を進めている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「売上高につきましては、調達活動の強化により生産量を確保し、前年同四半期比で40.7%増加し、過去最高となる12,275百万円となりました。」
部品不足・納期長期化の影響が残るなか、調達活動の強化によって生産量を確保し、売上高の回復・過去最高更新につながった。 - FY2023悪化有価証券報告書
「受注残高の主な増加要因は、5G・IoTに関する市場や自動車の自動運転・電動化に関する市場を中心に活動を強化した結果、受注高が増加した一方で、製造面では電子部品不足が解消されず、代替調達や設計変更などの対策を講じたものの製品納期の長期化が継続した影響によるものであります。」
電子部品不足による納期長期化が継続し、受注残高は前期比32.0%増の27,358百万円となった。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「売上高につきましては、代替調達や設計変更などに取り組み、徐々に製品納期の改善が進んだことから、前年同四半期比で30.6%増加し22,945百万円となりました。」
代替調達・設計変更への取り組みにより、全社では製品納期の改善が徐々に進み、売上高の増加につながった。一方、エナジーデバイス装置では電子部品不足による納期長期化が残っている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「売上高につきましては、電子部品不足による製品納期の長期化の継続、および上海のロックダウンの影響により、前年同四半期比で8.4%の増加にとどまり8,725百万円となりました。」
電子部品不足による製品納期の長期化が続き、上海ロックダウンの影響も加わる中、受注高の29.9%増加に対して売上高の増加は8.4%にとどまった。 - FY2022-Q3受注増・売上伸び鈍化の継続有価証券報告書
「こうした結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、前年同四半期比で受注高は41.2%増加し38,752百万円となりましたが、売上高は部品不足による製品納期の長期化などの影響を受け6.1%の増加にとどまり28,131百万円となりました。」
部品不足による製品納期の長期化が続き、受注高が大幅に増加する一方で売上高の伸びが小幅にとどまる乖離が継続している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「こうした結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、前年同四半期比で受注高は56.7%増加し26,569百万円となりましたが、売上高は部品不足による製品納期の長期化などの影響を受け1.6%の増加にとどまり17,568百万円となりました。」
部品不足による製品納期の長期化が実際に発生し、受注高の大幅増加に対して売上高の伸びが小幅にとどまる乖離として現れた。 - FY2020-Q1削除有価証券報告書
「こうした結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績につきましては、前年同四半期比で受注高は14.1%減少し10,393百万円、売上高は6.3%増加し8,031百万円となりました。」
当四半期は長納期製品の増加による受注高と売上高の乖離が記載されず、受注高は減少、売上高は増加している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「エナジーデバイス装置につきましては、二次電池評価装置、燃料電池評価装置ともに受注が好調に推移し、受注高は前年同四半期比で増加いたしましたが、長納期の製品の増加により、売上高は前年同四半期比で減少いたしました。」
長納期製品の増加により、受注高が増加する一方で売上高が減少する乖離が、エナジーデバイス装置で再び実績として発生している。 - FY2019-Q2削除有価証券報告書
「こうした結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、前年同四半期比で受注高は8.0%増加し24,681百万円、売上高は3.8%増加し19,092百万円となりました。」
長納期製品の増加による受注高と売上高の乖離は当四半期には記載されず、受注高・売上高とも前年同期比で増加している。 - FY2019-Q1初出有価証券報告書
「前年同四半期比で受注高は15.0%増加し12,101百万円となりましたが、長納期の製品の増加により、売上高は5.7%減少し7,558百万円となりました。」
受注高が増加する一方、長納期製品の増加によって売上高が減少する影響が当四半期の実績として発生したと記載している。