新型コロナウイルス感染症による事業・供給リスク
FY2020に初出。14回の記載のうち10回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2024-Q3。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2024-Q3削除有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、欧米での金融引き締めや地政学リスクの高まりもあり、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。」
前四半期まで事業への影響が明示されていた新型コロナウイルス感染症について、本ファイリングの経営成績・市場環境の記載では言及がなく、重点が金融引き締めや地政学リスクへ移っている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「海外市場においては、米国子会社再編に伴うデフィブテック LLCの決算期変更の影響(※)に加え、中国での感染再拡大に伴う生体情報モニタ等の整備もあり、二桁成長となりました。」
新型コロナウイルスの感染再拡大が、中国における生体情報モニタ等の整備需要として実際の海外事業に影響した。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「海外市場においては、米国子会社再編に伴うデフィブテック LLCの決算期変更の影響(※)に加え、中国での感染再拡大に伴う生体情報モニタ等の整備もあり、二桁成長となりました。」
新型コロナウイルス感染症の再拡大が中国での生体情報モニタ等の整備需要として実際の海外事業に影響した。感染収束方向との前年度の記載に対し、地域的な再拡大の影響が現れている。 - FY2023対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症については、各国におけるワクチン接種やウィズコロナ政策等が進展し、緊急事態宣言が解除されるなど感染収束の方向にあります。しかしながら、新たな変異株や新興感染症によるパンデミックが発生した場合、ロックダウン等により部品の調達が困難となり当社製品の生産遅延や停止、販売・サービス活動の制限なども想定されます。」
既存の新型コロナウイルス感染症については感染収束の方向と記載し、現在の影響認識は弱まった。一方、新たな変異株・新興感染症による将来のパンデミックリスクは継続している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「海外市場においては、前年同期に感染再拡大地域で需要が増加した生体情報モニタ等の反動に加え、上海ロックダウンの影響もあり減収となりました。」
感染症対応需要や前年同期の大口需要の反動が海外売上高の減収として続いている。海外売上高は前年同期比1.0%減となった。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「海外市場においては、前年同期に米国での大口商談や感染再拡大地域での需要増加があった生体情報モニタの反動に加え、上海ロックダウンの影響もあり減収となりました。」
新型コロナウイルス感染症への対応需要や前年同期の大口商談の反動が、海外市場の減収として実際に現れた。上海ロックダウンによる現地生産・営業活動の一時停止も記載している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「海外市場においては、前年同期に米国での大口商談や感染再拡大地域での需要増加があった生体情報モニタの反動もあり、全ての地域で減収となりました。」
感染症対応需要や前年同期の大口商談の反動が実際の海外全地域の減収として現れた。国内でも、前年同期に整備が進んだ生体情報モニタ等の反動により減収となった。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新型コロナウイルスの変異株の感染再拡大により一部の地域では景気の回復ペースが減速したものの、各国で経済対策やワクチン接種が進み、社会・経済活動は回復基調となりました。」
変異株の感染再拡大による景気回復ペースの減速が続く一方、経済対策・ワクチン接種による社会経済活動の回復も記載している。感染症対応需要は海外売上高の増加にも影響している。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、各国の経済対策や新型コロナウイルスのワクチン接種の進展等により一部で社会・経済活動が再開された一方、より感染力の強い変異株の感染拡大に伴い、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。」
ワクチン接種等による社会・経済活動の再開がある一方、より感染力の強い変異株の感染拡大と景気先行きの不透明さが実際の事業環境として続いている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当連結会計年度において、国内外ともに感染症患者に対応するために、生体情報モニタや人工呼吸器等の医療機器の整備が進められたことから、今後は特需の反動が想定されます。また、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化または深刻化した場合、部品の調達困難に伴う当社製品の生産遅延や停止、販売・サービス活動の制限なども想定されることから、当社グループの経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。」
感染症対応需要による特需の反動を新たに想定し、感染拡大の長期化・深刻化による部品調達、生産、販売・サービス活動への影響可能性を引き続き示している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大が世界各国の医療提供体制に大きな影響を与えるとともに、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。海外市場においては、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、生体情報モニタ、人工呼吸器、除細動器の需要が底堅く推移したことから、全ての地域で二桁成長となりました。」
新型コロナウイルス感染症の拡大が医療提供体制と事業環境に影響し、感染症対応機器の需要増加と海外全地域の二桁成長として実際に事業へ影響した。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「海外市場においては、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、生体情報モニタおよび人工呼吸器の需要が急増したことから、全ての地域で二桁成長となりました。」
新型コロナウイルス感染症の拡大が、生体情報モニタ・人工呼吸器の需要急増、海外全地域の二桁成長として実際に事業へ影響した。国内では受診抑制、検査・手術減少、営業活動への影響による減収も記載している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症患者の増加により、生体情報モニタおよび人工呼吸器の需要が急増したことから、全ての地域で二桁成長となりました。」
新型コロナウイルス感染症の拡大が、人工呼吸器・生体情報モニタの需要急増や海外全地域の二桁成長として実際に事業へ影響した。国内では営業活動自粛や検査・手術延期による減収も発生している。 - FY2020初出有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大が世界各国の医療提供体制に大きな影響を与えるとともに、経済活動の抑制が続いており、景気の先行きは不透明な状況で推移しています。新型コロナウイルスの感染拡大が長期化した場合、世界経済の悪化、部品調達困難に伴う当社製品の生産遅延や停止、航空運賃の高騰なども想定されることから、当社グループの経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルス感染拡大を独立したリスク項目として初めて記載し、医療提供体制・経済活動への影響、部品調達困難、生産遅延・停止、航空運賃高騰などを想定している。感染拡大と医療提供体制への影響は当該年度末時点で発生している。