サプライチェーン寸断とCSR調達の不備
FY2021に初出。12回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q3。直近の記載は2026-10-09。
古野電気がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。52社中34社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに25社。
- FY2024対処有価証券報告書
「部材の調達環境はおおむね正常化し、旺盛な需要環境の中、円安傾向が継続したことによる追い風も受け、海外売上高は好調に推移しました。」
部材調達環境はおおむね正常化し、従来顕在化していた供給制約リスクは弱まった。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「部材の調達環境はおおむね正常化し、旺盛な需要環境の中、円安傾向が継続したことによる追い風も受け、海外売上高は好調に推移しました。」
部材調達環境はおおむね正常化し、供給制約によるリスクはさらに弱まった。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「当社グループにおいては、部材調達環境の回復を背景に、高水準の受注残の解消と納期の正常化に向けて増産を進めました。部材価格高騰によるコスト上昇に対しては、販売価格への転嫁等の価格マネジメントを各地域において推進し、利益の適正化に努めました。」
部材調達環境が回復し、供給制約への対応として増産を進めた。また、部材価格高騰によるコスト上昇に対し、販売価格への転嫁等を進めている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「また、部材の入手難も改善しつつあることから、海外売上高は好調に推移しました。」
部材の入手難によるサプライチェーン上の制約は残るものの、改善しつつあるとの説明に変化した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「部材の入手困難に伴う生産遅延による販売機会の喪失や、部材価格の高騰等の影響が継続しています。」
従来の供給不足リスクが、生産遅延による販売機会の喪失と部材価格高騰の継続的な影響として実績面で顕在化している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「部材の入手困難に伴う生産遅延による販売機会の喪失や、部材価格の高騰等の影響が継続しています。」
部材不足による生産遅延・販売機会喪失と部材価格高騰の影響が継続しており、サプライチェーンリスクが実績面でも続いている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「資源価格及び物流費の高騰によるインフレ圧力の強まりや部材の供給不足等に加えてウクライナ情勢の緊迫化、ロシアへの経済制裁の強化がサプライチェーンの混乱に影響を与えた」
部材供給不足が継続する中、資源価格・物流費の高騰と地政学的要因が加わり、サプライチェーン混乱とコスト上昇の懸念が拡大した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「顧客の旺盛な需要に応じた商品の生産を行う一方、足元では原材料、部品等の供給不足が続いているため、生産の遅延が生じることにより商品の販売に影響がある場合、及び原材料や部品等の著しい価格変動が商品原価の上昇を招いた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
原材料・部品の供給不足が継続し、生産遅延リスクに加えて著しい価格変動による商品原価上昇リスクが明示された。調達先情報の一元管理、仕入先の経営リスク評価、CSR調達支援等の対応策も記載されている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「足元では原材料、部品等の供給不足が続いており、今後もこの状況が続き、生産の遅延が生じることにより商品の販売に影響がある場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
従来リスクとして記載していたサプライチェーン上の供給制限が、原材料・部品等の供給不足として実際に発生している。継続した場合の生産遅延と販売への影響可能性も記載された。 - FY2021初出有価証券報告書
「予期できない自然災害や事故等によるサプライチェーンへの大きな影響、仕入先の経営状態悪化による部品の供給制限や製造中止、市場での需要増加による供給制限等が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
自然災害、仕入先の経営悪化、需要増加、仕入先のCSR対応不備による部品供給・販売への影響を主要リスクとして初めて整理している。