他社との提携・企業買収の成否
FY2016に初出。6回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載はFY2025。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。89社中36社が悪化側に。
- FY2025悪化有価証券報告書
「完全子会社化に加え、機能強化のために複数の追加買収を実施しているため、買収によるのれんや無形資産の計上額が増加している。事業環境や競合状況の変化等により期待した効果が得られないと判断され、回収可能価額が帳簿価額を下回った場合、又は適用される割引率が高くなった場合は、減損損失が発生する可能性がある」
Blue Yonderによる追加買収を含む買収・統合について、のれん・無形資産の計上額増加と、効果未達・割引率上昇による減損リスクを継続して明示した。One Network取得では、のれん1,040億81百万円、無形資産316億75百万円を計上した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「One Networkの支配持分獲得のために支払われた暫定的対価の公正価値は、121,514百万円です。…取得資産計131,937…取得純資産計121,514…認識された「のれん」は、すべて「コネクト」セグメントに帰属し、税務上損金算入は見込んでおりません。」
Blue YonderによるOne Network買収が完了し、12万1,514百万円の取得対価、896億60百万円ののれん、316億75百万円の無形資産を計上した。買収・統合およびのれん回収に関するエクスポージャーが拡大した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「また、完全子会社化に伴い、相当額ののれん及び無形資産を連結財政状態計算書に計上しており、2023年度はBlue Yonderにおいて、機能強化を目的とした追加買収を複数行っているため、買収によるのれん及び無形資産計上額は増加しています。」
Blue Yonderについて、2023年度に機能強化を目的とする追加買収を複数実施し、買収に伴うのれん・無形資産が増加したことから、統合・減損リスクのエクスポージャーが拡大した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「しかしながら、キーマネジメントメンバーを含めた優秀な人材の保持及び従業員の士気の維持ができない場合、事業環境や競合状況の変化等により、Blue Yonderの競争力が大きく低下する場合、重要な顧客やその他関係者との良好な関係を維持できない場合等により、これらの期待した効果が十分に得られない可能性があります。」
Blue Yonder完全子会社化後の人材保持、顧客関係、競争力、シナジー未達、のれん減損のリスクを具体化した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、本件取引の実行に伴い、相当額ののれん及び無形資産が連結財政状態計算書に計上されますが、事業環境や競合状況の変化等により期待した効果が得られないと判断され、回収可能価額が帳簿価額を下回った場合は、減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
Blue Yonderの完全子会社化に伴い、買収後の統合、人材・顧客維持、シナジー未達およびのれん・無形資産の減損という提携・買収リスクが具体化した。 - FY2016初出有価証券報告書
「戦略的提携については、相手先とのコラボレーションが円滑に進まない可能性や、当初期待した効果が得られない可能性、投資の全部または一部が回収できない可能性があります。」
提携・買収の重要性が増加傾向にある一方、統合・再編や相手先の戦略変更による不確実性を記載した。