Suwaへの第三者割当に伴う株式価値・持分割合の希薄化
FY2019に初出。22回の記載のうち16回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q1。直近の記載は2026-09-28。
ジャパンディスプレイがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。34社中17社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに44社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「当社が発行した第14回新株予約権の一部行使が行われており、その概要は以下のとおりであります。」
いちごトラスト向け第14回新株予約権について、2026年5月13日に10個、6月19日に5個が行使され、普通株式合計577,866,660株が発行された。希薄化可能性が実際の株式発行として進展した。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「2025年7月15日付で、いちごトラストを割当先とする第三者割当により第14回新株予約権を発行しております。第14回新株予約権の内容は以下のとおりであります。」
いちごトラスト向け第14回新株予約権が実際に発行され、潜在株式数は普通株式3,852,444,400株、行使時の調達額は最大約963億円となった。希薄化可能性が新たな資本調達として具体化した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「E種優先株式の全てが普通株式に転換された場合に交付される株式数2,308,329,640株に、第13回新株予約権が全て行使された場合に交付される株式数3,852,444,400株を合算した総数は6,160,774,040株であり、希薄化率は158.77%に相当します。」
いちご向け普通株式1,926,222,222株の第三者割当を実施し、さらにE種優先株式と第13回新株予約権による最大158.77%の希薄化可能性を開示した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「本普通株式への転換により、いちごトラストは当社の支配株主に該当しております。」
いちごトラストによるB種優先株式372,000,000株およびD種優先株式500株の転換請求が2023年1月26日に行われ、普通株式合計658,000,000株が交付された。優先株式の転換に伴う希薄化と支配権変動が実際に発生した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「いちごトラストによりB種優先株式300,000,000株の普通株式を対価とする取得請求権(転換請求権)が行使されたことに伴う普通株式の増加であります。」
希薄化リスクが実際の株式発行として進展し、B種優先株式の転換により普通株式450,000,000株が増加した。残存する優先株式の潜在株式合計は3,047,662,973株、希薄化率は205.00%と記載された。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、2020年8月28日付で発行した第12回新株予約権について、割当先であるいちごトラストにより一部行使による払込みを受け、資本金が12,465百万円、資本準備金が12,465百万円増加しました。」
いちごトラストによる第12回新株予約権の一部行使が進み、優先株式発行に伴って資本金・資本準備金がそれぞれ12,465百万円増加した。資本再編に伴う希薄化の前提がさらに具体化した。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「当社は、2020年8月28日付で発行した第12回新株予約権について、割当先であるいちごトラストにより一部行使による払込みを受けました。この結果、当第2四半期連結累計期間において資本金が12,465百万円、資本準備金が12,465百万円増加しております。」
いちごトラストによる第12回新株予約権の一部行使により、E種優先株式2,493株が発行され、資本金・資本準備金がそれぞれ12,465百万円増加した。資本再編に伴う希薄化リスクが実際の株式発行として進展した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「今回行使された新株予約権に係る交付株式の種類及び数 株式会社ジャパンディスプレイE種優先株式 1,662株」
Suwa向け第三者割当からいちごトラスト向け資本再編へ移行した希薄化リスクについて、E種優先株式1,662株の発行が実際に行われた。未行使の新株予約権7個も残っている。 - FY2020再定義有価証券報告書
「いちごトラストに対する第三者割当による株式会社ジャパンディスプレイB種優先株式の発行(調達総額504億円)及び株式会社ジャパンディスプレイ第11回新株予約権の発行」
Suwa向け第三者割当を前提とした希薄化リスクは、Suwaの出資不実行・契約解除により前提が変わり、いちごトラスト向けB種優先株式504億円及びC種優先株式を目的とする新株予約権による希薄化リスクへ移行した。 - FY2020-Q3再定義有価証券報告書
「その後、Suwaの出資予定者からSuwaへの出資を行わない旨の通知を受ける等したことから、出資予定者が出資を行わない場合にも機動的に対応するべく、INCJとも連携しながら、複数の金融投資家候補、当社顧客並びに取引先との接触・協議を重ねました。」
Suwa第三者割当を前提とした希薄化リスクは、Suwaの出資不実行・計画中止を受けて消滅方向となった一方、いちごトラストおよびINCJへの優先株式・新株予約権による資本再編へとリスクの前提が変更された。 - FY2020-Q1再定義有価証券報告書
「本第2回新株予約権付社債の発行価額の総額は8,000,000,000円、普通株式160,000,000株、本第3回新株予約権付社債の発行価額の総額は30,000,000,000円、普通株式600,000,000株」
Suwa向け第三者割当の社債部分について、第2回新株予約権付社債を80億円・160百万株、第3回を300億円・600百万株とする変更後の条件を記載した。払込みは複数の前提条件の充足を条件としており、希薄化リスクは実行前の状態である。 - FY2019初出有価証券報告書
「新株式第三者割当による新株式発行、第2回新株予約権付社債第三者割当により割り当てられる新株予約権の行使、及び第3回新株予約権付社債第三者割当により割り当てられる新株予約権の行使により、当社普通株式の1株当たりの株式価値及び持分割合が希薄化し、当社株価に悪影響を及ぼすおそれがあります。」
2019年4月12日決議のSuwa向け第三者割当により、普通株式840,000,000株、第2回新株予約権付社債による360,000,000株、第3回新株予約権付社債による400,000,000株が発行され得ることに伴う希薄化リスクを初めて記載した。