買収後の統合・収益化・キーパーソン維持の不確実性
FY2016に初出。22回の記載のうち13回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載は2026-09-30。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。91社中37社が悪化側に。
- 2026-09-30顕在化発生事実
「保有するのれんを含む一部の資産について、将来の回収可能性を検討した結果、SPMS セグメント(HDD 用モータ及びその他小型モータ)において 1,935 百万円、AMEC セグメント(車載用製品)において 18,387 百万円、ACIM セグメント(家電・商業・産業用製品)において 298,800 百万円、MOEN セグメント(家電・商業・産業用製品)において 116,287 百万円、機械事業本部セグメント(機器装置、工作機械)において 7,027 百万円、グループ会社セグメントにおいて 189,699 百万円、合計で 632,135 百万円を減損損失として計上しています。」
のれんを含む資産の回収可能性検討の結果、買収後の資産収益化・減損リスクが実際の巨額減損損失として現れている。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、ACIMセグメントで非金融資産の減損損失298,800百万円、グループ会社事業セグメントで非金融資産の減損損失189,699百万円を計上しています。」
買収に伴うのれん等の収益化・減損リスクが実現し、のれん残高は前期末3,556億94百万円から1,702億38百万円へ減少した。 - 2026-09-04悪化発生事実
「また、各事業における品質リスクの把握・評価及びモニタリング並びに事業承継及び生産移管に伴う移行管理が十分ではなかったこと」
買収後の品質保証プロセス統合や事業承継・生産移管時の再検証が不十分で、従前の不適切な運用が移管先へ引き継がれた事例を示している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「中間期末残高 のれん 418,240」
のれん残高は前期末405,776百万円から418,240百万円へ増加し、買収後の収益化・減損リスクの対象残高が拡大した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減、並びに帳簿価額は次のとおりであります。」
のれん残高は前期末3,945億40百万円から4,070億67百万円へ増加し、買収後の収益化・減損リスクの対象残高が拡大した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減、並びに帳簿価額は次のとおりであります。」
のれん残高が前期末3,623億88百万円から3,961億43百万円へ増加し、買収後の収益化・減損リスクの対象残高が拡大した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「四半期末残高 のれん 379,874」
のれん残高は前期末363,139百万円から379,874百万円へ増加した。企業結合による取得2,682百万円および為替換算調整額等14,053百万円が計上され、買収後の収益化・減損リスクの対象残高が拡大した。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「期首残高 のれん 363,678 企業結合による取得 3,194 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 25,373 四半期末残高 のれん 392,245」
のれん残高は前期末3,636億78百万円から3,922億45百万円へ増加した。企業結合による取得と為替換算調整等により、買収後の収益化・減損リスクの対象残高が拡大している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「期首残高 のれん 363,678 企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 18,669 四半期末残高 のれん 382,347」
企業結合による取得がない中、為替換算調整等によりのれん残高が3,636億78百万円から3,823億47百万円へ増加し、買収後の収益化・減損リスクの対象残高が拡大した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「また、NIDECは、買収に伴い取得した多額ののれん及び無形資産を計上しており、当連結会計年度末現在、のれん及び無形資産はそれぞれ、3,635億円及び2,217億円計上しております。」
買収後の収益化・減損リスクに関係するのれん及び無形資産の残高を更新した。 - FY2023-Q3のれん残高を更新有価証券報告書
「期首残高 のれん 339,904 企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 15,032 四半期末残高 のれん 354,936」
のれん残高は企業結合による取得がない中、為替換算調整額等により前期末3,399億04百万円から3,549億36百万円へ増加した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「期首残高 のれん 339,904 企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 32,835 四半期末残高 のれん 372,739」
のれん残高が前期末3,399億04百万円から3,727億39百万円へ、主に為替換算調整等により増加し、買収後の収益化・減損リスクへのエクスポージャーが拡大している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「のれんの推移は次のとおりであります。……期首残高 のれん 339,904 企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 23,523 四半期末残高 のれん 363,427」
のれん残高が前期末3,399億04百万円から3,634億27百万円へ、主に為替換算調整等により増加し、買収後の収益化・減損リスクへのエクスポージャーが拡大している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、NIDECは、買収に伴い取得した多額ののれん及び無形資産を計上しており、当連結会計年度末現在、のれん及び無形資産はそれぞれ、3,399億円及び2,145億円計上しております。」
のれん残高が前年度末3,199億26百万円から3,399億4百万円へ、無形資産が1,954億円程度から2,144億98百万円へ増加し、減損リスクへのエクスポージャーが拡大した。 - FY2022-Q3のれん残高が為替等により増加有価証券報告書
「期首残高 のれん 319,926 企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 6,837 四半期末残高 のれん 326,763」
のれん残高は企業結合による取得がない中、為替換算調整額等により前期末3,199億26百万円から3,267億63百万円へ増加した。 - FY2022-Q2のれん残高が為替等により増加有価証券報告書
「企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 1,911 四半期末残高 のれん 321,837」
のれん残高は前期末319,926百万円から321,837百万円へ1,911百万円増加した。今四半期の増加要因は企業結合ではなく、為替換算調整額等である。 - FY2022-Q1のれん残高が為替等により微増有価証券報告書
「期首残高 のれん 319,926 企業結合による取得 - 売却又は処分 - 為替換算調整額及びその他 734 四半期末残高 のれん 320,660」
のれん残高は前期末3,199億26百万円から3,206億60百万円へ、企業結合による取得なしで為替換算調整等により増加した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、NIDECは、買収に伴い取得した多額ののれん及び無形資産を計上しており、当連結会計年度末現在、のれん及び無形資産はそれぞれ、3,200億円及び1,956億円計上しております。」
買収に伴うのれん3,200億円及び無形資産1,956億円を計上し、買収後の収益化・減損リスクへのエクスポージャーが継続している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「また、NIDECは、買収に伴い取得した多額ののれん及び無形資産を計上しており、当連結会計年度末現在、のれん及び無形資産はそれぞれ、3,563億円及び1,393億円計上しております。」
買収拡大に伴い、のれん3,563億円、無形資産1,393億円を計上し、買収後の収益化・減損リスクへのエクスポージャーが拡大した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「買収や資本提携を成功させるためには、買収した事業の効率的な統合が重要です。しかし、買収した事業がNIDECの予想どおりに収益を生むという確証はありません。」
買収後統合、収益化、キーパーソン維持、管理能力等に関する不確実性を再確認している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「買収や資本提携を成功させるためには、買収した事業の効率的な統合が重要です。しかし、買収した事業がNIDECの予想どおりに収益を生むという確証はありません。」
買収後統合、収益化、キーパーソン維持等の不確実性を再確認している。 - FY2016初出有価証券報告書
「買収した事業がNIDECの予想どおりに収益を生むという確証はありません。」
買収事業の統合、顧客需要、キーパーソンの保持、財務管理、法令遵守などの不確実性を挙げている。