COVID-19長期化による固定資産減損リスク
FY2020-Q3に初出。7回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2024。
クックビズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。13社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2024悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末において、継続的な営業損益のマイナスにより、ワールドインワーカーが保有するのれんを含む固定資産に減損の兆候が認められましたが、ワールドインワーカー株式会社の将来の事業計画を基礎として算定した割引前将来キャッシュ・フローの総額とワールドインワーカー株式会社の固定資産の帳簿価額にのれんの帳簿価額を加えた金額を比較した結果、当該割引前将来キャッシュ・フローの総額が上回るため、減損損失は認識していません。」
固定資産減損リスクについて、ワールドインワーカーの継続的な営業損益のマイナスにより、のれん47,555千円等を含む固定資産に減損の兆候が認められた。ただし、減損損失は認識していない。 - FY2023再定義有価証券報告書
「当社グループが保有している固定資産については、月次決算において部門ごとの損益を踏まえ各種施策を実施することにより利益管理を行っておりますが、外部環境の急激な変化等により著しく収益性が低下した場合など十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は減損損失の認識が必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
COVID-19長期化を中心とした従来の減損リスクから、外部環境の急変や収益性低下全般に伴う固定資産減損リスクへ表現を広げている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「上記に基づき固定資産の減損損失の要否について検討を行った結果、固定資産の減損損失86,577千円を計上しております。」
拠点縮小・移転と収益性見直しに伴う固定資産86,577千円の減損計上を引き続き開示している。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「上記に基づき固定資産の減損損失の要否について検討を行った結果、固定資産の減損損失86,577千円を計上しております。」
従来はCOVID-19の長期化・深刻化に伴う将来の減損可能性として開示していたリスクが、拠点縮小・移転と収益性見直しを契機に、86,577千円の減損損失計上として実際に発生した。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期累計期間の固定資産の減損の要否を検討した結果、減損の兆候はあるものの、減損損失の認識は不要と判断しております。なお、COVID-19の影響が今後さらに長期化した場合や深刻化した場合には固定資産の減損損失が発生する可能性があります。」
固定資産に減損の兆候はあるものの、当第1四半期累計期間に減損損失は認識していない。COVID-19の長期化・深刻化による将来の減損可能性は引き続き記載している。 - FY2020対処有価証券報告書
「上述の仮定のもと、当事業年度の固定資産の減損の要否を検討した結果、減損の兆候はあるものの、減損損失の認識は不要と判断しております。」
COVID-19長期化による減損リスクについて、減損の兆候は認識したものの、当事業年度には減損損失を計上しない判断を示している。 - FY2020-Q3初出有価証券報告書
「なお、COVID-19の影響が今後さらに長期化した場合や深刻化した場合には固定資産の減損損失が発生する可能性があります。」
固定資産について減損の兆候はあるものの損失は未認識であり、COVID-19の長期化・深刻化に伴う減損発生可能性を新たに示している。