自動車業界への高い依存と需要変動
FY2017に初出。31回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q2。直近の記載は2026-08-04。
NTNがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- 2026-08-04悪化決算説明資料
「中国の日系自動車メーカーの不振・減産、米州・欧州の量産案件終了等の影響があるも、為替の影響により増収。」
中国の日系自動車メーカーの不振・減産及び米州・欧州の量産案件終了が需要面のマイナス要因として具体的に記載されている。 - FY2026再掲有価証券報告書
「CVJアクスル事業においては、OEM市場向けでは自動車向けで客先需要の低減により減少しました。」
自動車OEM向けの客先需要低減が継続して記載され、自動車業界への依存と需要変動リスクが再確認された。一方、CVJアクスル事業は売価転嫁・変動費削減により利益が改善している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「CVJアクスル事業においては、自動車アフターマーケット向けおよび自動車OEM向けともに客先需要の低減により減少しました。」
欧州ではCVJアクスル事業の自動車アフターマーケット向け及びOEM向けがともに客先需要の低減で減少し、日本、米州、アジア他でも自動車OEM向けの需要低減が記載されている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「一方、EVシフトの鈍化やグローバル市場の景気低迷により、足元の利益改善が停滞している状況です。急速に変化する事業環境に対応すべく昨年より継続している材料価格等のコスト上昇分を確実に売価転嫁することを徹底するとともに、生産再編を早期に完了させることで、より強固な事業基盤の形成を図ります。」
EVシフトの鈍化とグローバル市場の景気低迷により、CVJアクスル事業の利益改善が停滞していると記載している。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「客先需要の回復などにより売上高は422,789百万円(前年同期比15.0%増)となりました。営業損益は鋼材価格の上昇に伴う売価転嫁の推進などはありましたが、553百万円の営業損失(前年同期は10,743百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けの客先需要は回復し、売上高が増加、営業損失も前年同期から縮小した。ただし、営業損失はなお継続している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「客先需要の回復などにより売上高は274,999百万円(前年同期比16.2%増)となりました。営業損益は鋼材価格の上昇に伴う売価転嫁の推進などはありましたが、3,515百万円の営業損失(前年同期は8,795百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けは客先需要の回復により売上高が増加し、営業損失も前年同期から縮小した。一方、依然として営業損失が続いている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「客先需要の回復などにより売上高は132,426百万円(前年同期比24.8%増)となりました。営業損益は鋼材価格の上昇や固定費の増加に伴う売価転嫁の推進などはありましたが、4,131百万円の営業損失(前年同期は6,638百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けは客先需要の回復により売上高が増加し、営業損失も前年同期から縮小した。一方、なお営業損失は継続している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「自動車市場向けは客先需要の回復などにより売上高は500,421百万円(前連結会計年度比24.0%増)となりました。営業損益は鋼材価格の上昇や固定費の増加に伴う売価転嫁の推進、規模や為替の影響などはありましたが、12,414百万円の営業損失(前連結会計年度は11,862百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けの需要・売上高は回復した一方、営業損失は継続しており、自動車業界への依存と需要変動の影響が残っている。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「客先需要の回復などにより、売上高は367,553百万円(前年同期比25.2%増)となりました。営業損益は規模や為替の影響などはありましたが、現時点では売価転嫁より鋼材価格上昇や固定費の増加などが先行しており、10,743百万円の営業損失(前年同期は10,710百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けは客先需要の回復により売上高が増加した。営業損失は継続しているが、需要面では前年同期から持ち直しがみられる。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「客先需要の回復などにより、売上高は236,726百万円(前年同期比24.2%増)となりました。営業損益は規模や為替の影響などはありましたが、現時点では売価転嫁より鋼材価格上昇や固定費の増加などが先行しており、8,795百万円の営業損失(前年同期は6,646百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けは客先需要の回復により売上高が増加した一方、鋼材価格上昇・固定費増加が先行し、営業損失は前年同期の6,646百万円から8,795百万円へ拡大した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「客先需要の拡大などにより、売上高は106,152百万円(前年同期比7.3%増)となりました。営業損益は為替の影響などに加え、鋼材価格の上昇や固定費の増加などに対する売価転嫁を行ったものの、現時点では費用増が先行して発生し、6,638百万円の営業損失(前年同期は2,226百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けは客先需要の拡大により売上高が増加した一方、鋼材価格・固定費等の費用増が先行し、営業損失は前年同期の2,226百万円から6,638百万円へ拡大した。 - FY2022対処有価証券報告書
「売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客先の操業停止が相次いだ前連結会計年度から増加し、403,722百万円(前連結会計年度比9.3%増)となりましたが、半導体不足に伴う客先の生産減の影響は、当初の想定より大きなものとなりました。営業損益は販売規模の増加効果はあったものの、鋼材価格の上昇や固定費の増加、客先の生産減が当初の想定より大きなものとなった影響などにより、11,862百万円の営業損失(前連結会計年度は12,397百万円の営業損失)に留まりました。」
自動車市場向け売上高は回復し、営業損失も前年度から縮小したが、半導体不足による顧客生産減の影響は想定を上回った。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客先の操業停止が相次いだ前年同期から増加し、293,675百万円(前年同期比12.5%増)となりましたが、半導体不足に伴う客先の生産減の影響は、当初の想定より大きなものとなりました。営業損益は販売規模の増加効果はあったものの、固定費の増加や客先の生産減が当初の想定より大きなものとなった影響などにより、10,710百万円の営業損失(前年同期は13,012百万円の営業損失)に留まりました。」
自動車市場向け売上高は前年同期比12.5%増となり、営業損失も前年同期から縮小した。一方、半導体不足による顧客生産減の影響は想定を上回り、依存・需要変動リスクは残っている。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客先の操業停止が相次いだ前年同期から増加し、190,616百万円(前年同期比27.5%増)となりましたが、半導体不足に伴う客先の生産減の影響は、当初の想定より大きなものとなりました。営業損益は販売規模の増加効果はあったものの、固定費の増加や客先の生産減が当初の想定より大きなものとなった影響などにより、6,646百万円の営業損失(前年同期は13,230百万円の営業損失)に留まりました。」
自動車市場向けは前年同期から売上高が増加し営業損失も縮小したが、半導体不足による顧客生産減の影響は想定を上回った。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客先の操業停止が相次いだ前年同期から増加し、98,941百万円(前年同期比98.9%増)となりましたが、半導体不足に伴う客先の生産減の影響は、当初の想定より大きなものとなりました。営業損益は販売規模の増加効果はあったものの、固定費の増加や客先の生産減が当初の想定より大きなものとなった影響などにより、2,226百万円の営業損失(前年同期は9,618百万円の営業損失)に留まりました。」
自動車市場向けは売上高が前年同期比98.9%増となり、営業損失も前年同期から縮小した。一方、半導体不足による客先の生産減が想定を上回り、需要変動リスクは残っている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「自動車市場向けは客先の操業停止による需要の低減などにより売上高は、369,501百万円(前連結会計年度比15.5%減)と大幅な減少となりました。営業損益は固定費の圧縮などを進めましたが、販売規模の減少などにより12,397百万円の営業損失となりました。」
自動車市場向け売上高が15.5%減少し、営業損失12,397百万円となった。自動車業界への依存と需要変動の影響が通期で悪化している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「客先の操業停止による需要の低減などにより売上高は、261,044百万円(前年同期比21.9%減)と大幅な減少となりました。営業損益は固定費の減少などはありましたが、販売規模の減少などにより13,012百万円の営業損失(前年同期は2,467百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けで客先の操業停止による需要低減が続き、売上高は前年同期比21.9%減、営業損失は13,012百万円へ拡大した。自動車業界への依存と需要変動の影響がさらに悪化して実績化している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「客先の操業停止による需要の低減などにより売上高は、149,483百万円(前年同期比33.5%減)と大幅な減少となりました。営業損益は固定費の減少などはありましたが、販売規模の減少などにより13,230百万円の営業損失(前年同期は895百万円の営業損失)となりました。」
自動車市場向けは客先の操業停止により売上高が前年同期比33.5%減となり、営業損失も13,230百万円へ拡大した。自動車業界への依存と需要変動の影響がさらに悪化して実績化している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「自動車市場向けは客先の操業停止による需要の低減などにより売上高は、49,739百万円(前年同期比56.9%減)と大幅な減少となりました。営業損益は固定費の減少などはありましたが、販売規模の減少などにより9,618百万円の営業損失(前年同期は121百万円の営業利益)となりました。」
客先の操業停止による自動車市場向け需要の低減が発生し、売上高が前年同期比56.9%減、営業損益が営業損失となった。自動車業界への依存と需要変動の影響がさらに実績化している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「客先需要の低減などにより売上高は333,890百万円(前年同期比9.9%減)となりました。営業損益は固定費の減少などはありましたが、販売規模の減少などにより2,625百万円の営業損失(前年同期は7,162百万円の営業利益)となりました。」
自動車市場向けの第3四半期累計で売上高が減少し、前年同期の営業利益から2,625百万円の営業損失へ転じた。自動車業界への依存と需要変動の影響がさらに実績化している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「客先需要の低減などにより売上高は224,602百万円(前年同期比9.1%減)となりました。営業損益は固定費の減少などはありましたが、販売規模の減少などにより1,035百万円の営業損失(前年同期は5,886百万円の営業利益)となりました。」
自動車市場向けの需要低減により売上高が減少し、前年同期の営業利益から営業損失へ転じた。自動車業界への依存と需要変動の影響が第2四半期累計実績に表れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「自動車市場向けは客先需要の低減などにより売上高は115,293百万円(前年同期比9.6%減)となりました。営業利益は固定費の減少などはありましたが、販売規模の減少などにより120百万円(前年同期比97.4%減)となりました。」
自動車市場向けの需要低減により売上高・営業利益が大幅に減少し、自動車業界への依存と需要変動の影響が第1四半期実績に表れている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「自動車市場向けは新排ガス基準への対応による客先需要の低減などにより減少しました。全体としては、売上高は184,004百万円(前連結会計年度比4.4%減)となり、セグメント利益は販売減少や鋼材価格の上昇などにより954百万円(前連結会計年度比65.9%減)となりました。」
欧州で新排ガス基準対応による自動車向け需要の低減が発生し、売上高・セグメント利益が減少した。自動車業界への依存と需要変動の影響が通期実績に表れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「産業機械市場向けは航空機向けなどで増加しましたが、自動車市場向けは新排ガス基準への対応による客先需要の低減などにより減少しました。全体としては、売上高は136,287百万円(前年同期比1.4%減)となりました。セグメント損益につきましては、販売減少や鋼材価格の上昇などにより202百万円のセグメント損失(前年同期は532百万円のセグメント利益)となりました。」
欧州で新排ガス基準への対応による自動車向け客先需要の低減が発生し、売上高が減少、セグメント損失となった。自動車業界への依存と需要変動の影響が実績に表れている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
自動車業界への高い依存と需要変動リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
自動車業界への高い依存と需要変動リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
自動車業界への高い依存と需要変動リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
自動車業界への高い依存と需要変動リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループの販売は、軸受部門の約半分が自動車業界向けであり、等速ジョイント部門は、自動車の駆動輪へ動力を伝達するための部品で、その大半を自動車業界向けに販売しており、自動車業界への依存度が高くなっております。軸受や精密機器商品につきましては産業機械分野への販売拡大も進め、販売構成のバランスを常に考えた施策を推進しております。」
軸受部門の約半分、等速ジョイント部門の大半が自動車業界向けであることを依存リスクとして示し、産業機械分野への販売拡大を対応策としている。