短い製品ライフサイクルによる供給不足・余剰在庫
FY2016に初出。16回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q3。直近の記載はFY2026。
セガサミーホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。40社中14社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに12社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「税金等調整前当期純損失を3,783百万円計上し、たな卸資産が18,312百万円、売上債権が11,672百万円それぞれ増加した一方で、減損損失を54,627百万円、減価償却費を16,171百万円計上したこと等により、」
棚卸資産が183億12百万円増加し、棚卸資産評価損も前期の73億03百万円から84億03百万円へ増加した。在庫・資金負担と評価リスクが継続している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「税金等調整前中間純利益を6,449百万円、減価償却を7,113百万円計上した一方で、棚卸資産が25,450百万円増加し、法人税等の支払で4,795百万円支出したこと等により、当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは11,859百万円の支出(前年同期は10,770百万円の収入)となりました。」
棚卸資産が25,450百万円増加し、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の収入から11,859百万円の支出へ転じた。在庫・資金負担が拡大した。 - FY2025棚卸資産増加と評価損縮小の併存有価証券報告書
「法人税等の支払で19,153百万円を支出し、棚卸資産が12,793百万円増加した一方で、税金等調整前当期純利益を54,803百万円、減価償却費を13,046百万円計上したほか、法人税等について16,180百万円の還付があったこと等により、当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは20,856百万円の収入となりました。」
棚卸資産が127億93百万円増加し、営業キャッシュ・フローは前期の668億62百万円から208億56百万円へ減少した。なお、棚卸資産評価損は前期より縮小した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「法人税等を11,602百万円支出し、棚卸資産が10,417百万円増加した一方で、税金等調整前中間純利益を35,313百万円計上したほか、法人税等について13,924百万円の還付があったこと等により、当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは10,770百万円の収入(前年同期は27,809百万円の収入)となりました。」
棚卸資産が中間期に10,417百万円増加し、営業キャッシュ・フローは前年同期の27,809百万円から10,770百万円へ減少した。在庫・資金負担の実績が数値化されている。 - FY2024悪化有価証券報告書
「期末棚卸高は収益性の低下による簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。」
棚卸資産評価損が前期の9,871百万円から19,697百万円へ増加し、在庫の収益性低下が拡大した。 - FY2024-Q1棚卸資産の増加有価証券報告書
「流動資産は、前連結会計年度末に比べ9,091百万円減少いたしました。これは、棚卸資産が増加した一方で、売上債権や現金及び預金が減少したこと等によるものであります。」
当四半期は棚卸資産が増加したと記載され、短い製品ライフサイクルに伴う在庫関連テーマについて新たな状態が開示されている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「期末棚卸高は収益性の低下による簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。」
棚卸資産評価損が前期6,636百万円から9,871百万円へ増加し、在庫の収益性低下が継続して実績化している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「アミューズメント機器市場につきましては、プライズカテゴリーが好調に推移し市場全体を牽引しておりますが、足元ではサプライチェーンの混乱や円安に起因した原材料の高騰による影響が顕在化しております。」
従来のサプライチェーン混乱・原材料高騰に加え、円安が原材料高騰の要因として明示され、部材供給・コスト面のリスク要因が具体化した。 - FY2023-Q2棚卸資産増加による営業キャッシュ・フロー圧迫有価証券報告書
「税金等調整前四半期純利益を12,019百万円計上し、減価償却費を5,565百万円計上した一方で、棚卸資産が22,458百万円増加したこと等により、当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは6,455百万円の支出(前年同期は3,226百万円の収入)となりました。」
棚卸資産が22,458百万円増加し、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期の収入から6,455百万円の支出へ転じた。短い製品ライフサイクルに伴う在庫・資金負担との関連が数値で示されている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「足元ではサプライチェーンの混乱や原材料の高騰による影響が顕在化しております。」
従来の半導体不足・物流混乱に加え、サプライチェーンの混乱と原材料高騰の影響が実際に顕在化したと記載され、部材供給・コスト面のリスクが継続している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「一方で、世界的な半導体不足及び物流の混乱、原油価格高騰等の影響による原材料価格の上昇が懸念されます。」
従来の部材調達リスクに加え、物流混乱と原油価格高騰による原材料価格上昇が示され、供給・コスト面のリスク要因が広がった。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一方で、世界的な半導体不足及び物流の混乱により、部材供給体制が不安定に推移しており、引き続き注視が必要です。」
既に顕在化していた半導体不足に加えて物流の混乱も部材供給不安の要因として示され、供給リスクの範囲が広がっている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「一方で、世界的な半導体不足により供給体制が不安定に推移していることから、部材調達リスクが顕在化しております。」
世界的な半導体不足により、遊技機の部材調達リスクが顕在化したと明示している。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は次のとおりであります。売上原価 10,622百万円」
販売見通しの悪化等に伴う棚卸資産の収益性低下が、10,622百万円の簿価切下げとして実績化した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「部材の共通化並びに部材調達リードタイムの短縮化や棚卸資産管理強化等の対策を講じておりますが、大量の初期受注の生産については、原材料の調達が充分にできない可能性があります。」
短い製品ライフサイクルに伴う部材不足・余剰在庫リスクと、その対応策を継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「部材の共通化並びに部材調達リードタイムの短縮化や棚卸資産管理強化等の対策を講じておりますが、大量の初期受注の生産については、原材料の調達が充分にできない可能性があります。」
遊技機の初期受注集中、部材調達不足、余剰部材、季節商戦に伴う在庫リスクを記載している。