買収に伴うのれん・顧客関係資産の減損リスク
FY2020に初出。13回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2026。
グローリーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。98社中35社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに53社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、企業買収に伴い発生した「のれん」及び「顧客関係資産」の金額は、それぞれ連結総資産の17.4%(78,656百万円)及び7.0%(31,771百万円)を占めており、事業環境の変化等により期待した成果が得られない場合には減損損失が発生し、業績に影響を与える可能性があります。」
買収関連のれんは786億56百万円まで増加し、Showcase Gigに係るのれんについて552百万円の減損損失を計上した。買収関連減損リスクが当年度にも実際に発生している。 - 2026-05-15悪化決算
「減損損失 △68 △552」
減損損失は前期の68百万円から552百万円へ増加し、買収関連資産等を含む減損リスクの実績影響が拡大した。 - FY2025対処有価証券報告書
「2025年3月期末現在、企業買収に伴い発生した「のれん」及び「顧客関係資産」の金額は、それぞれ連結総資産の15.0%(66,031百万円)及び7.4%(32,877百万円)を占めており、事業環境の変化等により期待した成果が得られない場合には減損損失が発生し、業績に影響を与える可能性があります。」
買収関連資産はなお大きなリスク・エクスポージャーだが、のれんは前期の715億36百万円から660億31百万円へ減少し、当年度の減損損失は68百万円だった。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「Acrelec Group S.A.S.を取得した際に発生した「のれん」について、事業環境の変化による事業計画の見直しに伴い、当初想定していた収益が見込めなくなったため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。」
Acrelecに係るのれんについて、当初想定した収益が見込めなくなったため14億58百万円の減損損失を計上した。買収に伴う減損リスクが当年度にも実際に発生している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「Acrelec Group S.A.S.に関連する「のれん」について、事業環境の変化による事業計画の見直しに伴い当初想定していた収益が見込めなくなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。」
Acrelecに係るのれんについて、当初想定した収益が見込めなくなったため14億69百万円の減損損失を計上した。買収に伴う減損リスクが再度実際に発生している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「総資産は、前連結会計年度末に比べ13,097百万円増加し、375,925百万円となりました。主な要因は、現金及び預金13,540百万円、受取手形、売掛金及び契約資産7,306百万円の減少、及び、棚卸資産24,347百万円、のれん5,758百万円、顧客関係資産2,790百万円の増加であります。」
のれんが前連結会計年度末から57億58百万円増加し、買収に伴う減損リスクのエクスポージャーが拡大している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「主な要因は、現金及び預金4,263百万円、受取手形、売掛金及び契約資産7,621百万円の減少、及び、棚卸資産16,384百万円、のれん6,811百万円の増加であります。」
のれんが前連結会計年度末から68億11百万円増加し、買収等に伴う減損リスクのエクスポージャーが拡大している。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「「海外市場」において、Revolution Retail Systems, LLC の持分を取得し、当第3四半期連結会計期間より連結範囲に含めております。当該事象によるのれんの増加額は、当第3四半期連結累計期間において17,709百万円であります。なお、のれんの金額は、取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。」
Revolution Retail Systems, LLCの取得に伴い、のれんが177億9百万円増加し、買収に伴う減損リスクへのエクスポージャーが拡大している。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「Acrelec Group S.A.S.に関連する「のれん」について、新型コロナウイルス感染症の拡大等を踏まえて事業計画を見直した結果、当初見込んでいた事業展開が遅延することとなり、それに応じて収益の獲得も延伸する見込みであるため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
買収に伴うのれんについて、Acrelecの事業展開遅延を理由に648百万円の減損損失を計上し、減損リスクが実際に発生している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「「海外市場」において、Acrelec Group S.A.S.の株式を取得し、第1四半期連結会計期間より連結範囲に含めております。当該事象によるのれんの増加額は、当第3四半期連結累計期間において16,293百万円であります。なお、のれんの金額は、取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。」
Acrelec社取得に伴うのれんの増加額を162億93百万円と開示しており、買収に伴う減損リスクのエクスポージャーが拡大している。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「「海外市場」において、Acrelec Group S.A.S.の株式を取得し、第1四半期連結会計期間より連結範囲に含めております。当該事象によるのれんの増加額は、当第2四半期連結累計期間において16,211百万円であります。なお、のれんの金額は、取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。」
Acrelec社取得に伴うのれんが16,211百万円増加し、のれん残高も54,981百万円となった。買収に伴う減損リスクへのエクスポージャーが拡大しているが、減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「主な要因は、のれん16,988百万円、たな卸資産8,753百万円の増加、及び、現金及び預金21,902百万円、受取手形及び売掛金8,764百万円の減少であります。」
Acrelec社の取得等に伴い、のれんが16,988百万円増加し、買収に伴うのれんの減損リスクへのエクスポージャーが拡大している。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2020初出有価証券報告書
「2020年3月期末現在、企業買収に伴い発生した「のれん」及び「顧客関係資産」の金額は、それぞれ連結総資産の14.0%(43,246百万円)及び5.8%(17,968百万円)を占めており、事業環境の変化等により期待した成果が得られない場合等は減損損失が発生し、業績に影響を与える可能性があります。」
買収に伴うのれんと顧客関係資産の規模を数値化し、期待成果が得られない場合の減損リスクを明示している。