中国減速と英国EU離脱問題による事業環境の不透明化
FY2017-Q1に初出。29回の記載のうち14回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q3。直近の記載はFY2026。
グローリーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。172社中140社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに68社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策による不透明感が継続するなか、一部地域に足踏みが見られ、期後半には中東情勢が緊迫化しましたが、全体としては緩やかな回復基調となりました。」
全体の回復基調を認識する一方、米国の通商政策による不透明感に加え、期後半の中東情勢の緊迫化を記載している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策の不透明感や欧米を中心とした高い金利水準の継続による影響が懸念されましたが、景気は回復基調となりました。」
景気回復基調を認識する一方、米国の通商政策の不透明感と欧米の高金利継続を新たな外部環境リスクとして記載している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における世界経済は、中東情勢の緊迫化などの地政学リスクの高まりや欧米における高い金利水準の継続による影響が懸念されましたが、景気は回復基調となりました。」
景気が回復基調となる一方、中東情勢の緊迫化や欧米の高金利継続が新たな懸念要因として継続している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国やアジア地域全体においては景気の持直しが継続したものの、欧州や中国では回復に遅れが見られました。また、混迷を深めるウクライナ情勢に加え、中東情勢が緊迫化するなど、地政学リスクへの警戒感が強まりました。」
欧州・中国の回復遅延に加え、中東情勢の緊迫化を新たな地政学リスクとして記載しており、世界経済の不透明要因が追加されている。 - FY2024-Q2再定義有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、欧州や中国において景気の持直しに遅れが見られたものの、米国においては堅調な設備投資や個人消費に支えられ、回復の動きが継続いたしました。」
世界経済のリスク認識は、中国の景気減速だけでなく、欧州・中国の回復遅延と米国の回復継続を併記する形に整理されている。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中でも徐々に社会経済活動の正常化が進み、景気は回復基調となりました。一方で、部材価格高騰によるサプライチェーンの混乱に加え、ロシア、ウクライナ紛争の長期化及び世界的な金融引き締めによる景気の下振れリスクの高まりなど、先行きは不透明な状況が続きました。」
経済活動の正常化・回復基調を認識する一方、部材価格高騰、ロシア・ウクライナ紛争の長期化、世界的な金融引き締めを新たな下振れ要因として記載している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中でも経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復いたしました。一方で、原材料・エネルギー価格高騰によるサプライチェーンの混乱、ロシア、ウクライナ紛争の長期化及び中国におけるゼロコロナ政策の転換による感染者数の増加懸念等、先行きは不透明な状況が続きました。」
経済活動の正常化と景気回復を示す一方、原材料・エネルギー価格高騰、サプライチェーン混乱、ロシア・ウクライナ紛争の長期化、中国のゼロコロナ政策転換による感染者増加懸念を新たな不透明要因として記載している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が徐々に緩和されたことにより経済活動の正常化が進み、景気は回復基調となりました。一方で、半導体不足や部材価格の高騰等によるサプライチェーンの混乱、ロシア、ウクライナ紛争の長期化及び世界的なインフレ進行等の下振れ懸念により、先行きは不透明な状況が続きました。」
経済活動の正常化・回復基調を示す一方、半導体不足、部材価格高騰、サプライチェーン混乱、ロシア・ウクライナ紛争の長期化に加え、世界的インフレを新たな下振れ懸念として記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に緩和され持直しの動きが見られたものの、半導体等の部品不足や部材価格の高騰、物流コストの上昇などサプライチェーンの混乱が続きました。加えて、ロシア、ウクライナ紛争の長期化及び中国でのロックダウンによる影響など、先行きは不透明な状況となりました。」
従来の中国景気減速や感染症等に加え、半導体・部材・物流のサプライチェーン混乱、ロシア・ウクライナ紛争の長期化、中国のロックダウンが新たな不透明要因として記載されている。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体等の部品供給不足及び部材価格の高騰等により一部の地域で景気回復ペースが減速したものの、各国においてワクチン接種が進展したことにより回復基調が持続いたしました。欧米では、経済活動の正常化に向けた取組みにより景気は持直しの動きが見られました。一方、アジアでは、新型コロナウイルス感染症拡大やワクチン接種の遅れ等により厳しい状況が続きました。中国でも、厳格な行動制限等の政府規制により個人消費や工業生産が減少し、景気回復ペースは鈍化いたしました。」
感染症再拡大、部品供給不足、部材価格高騰により一部地域の回復が減速し、中国でも政府規制等により景気回復ペースが鈍化したと記載している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「一方、アジアでは、新型コロナウイルス感染症拡大やワクチン接種の遅れ等により、厳しい状況が続きました。中国においても、原材料価格高騰による企業収益の悪化等により景気回復の動きは鈍化いたしました。」
アジア全体で厳しい状況が続き、中国でも原材料価格高騰等を背景に景気回復が鈍化したと記載しており、地域別の回復差と中国の減速を改めて示している。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、国・地域ごとの新型コロナウイルス感染症の拡大状況や経済対策の違いにより、経済回復にばらつきが見られました。米国では、ワクチン普及による防疫措置の緩和に加え、大規模な財政政策を背景に、景気回復ペースが加速しました。欧州では、経済活動の制限はありましたが、ワクチン接種の進展により景気持直しの動きが見られました。アジアでは、中国において景気回復の動きが継続しましたが、全体としては、感染症拡大やワクチン接種の遅れ等により厳しい状況が続きました。」
世界経済について、米国・欧州・中国では回復または持直しが示される一方、アジア全体では感染症拡大やワクチン接種の遅れにより厳しい状況が続くなど、地域ごとの回復差を示す記載に変化している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、持直しの動きが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、景気回復ペースは減速しました。欧米では、経済活動の再開が段階的に進められてきましたが、第3四半期以降再び抑制されることとなりました。一方で、ワクチン接種が開始されるなど、同感染症の収束に向けた取組みの進展が見られました。アジアでは、中国において引き続き景気は持ち直しているものの、全体としては先行き不透明な状況でありました。」
世界経済は持ち直しの動きがある一方、新型コロナウイルス感染症の再拡大により回復ペースが減速し、欧米の経済活動が再び抑制されたと記載している。ワクチン接種開始という収束に向けた進展も併記されている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大恐慌以来ともいわれる景気停滞に見舞われています。欧米では、同感染症の再拡大が懸念されるなかでも、経済活動の再開が段階的に進められてきました。アジアでは、中国において引き続き景気は持ち直しているものの、全体としては先行き不透明な状況でありました。」
新型コロナウイルス感染症拡大による世界経済の景気停滞と、欧米での再拡大懸念を明示しており、事業環境の不透明感が強まっている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により極めて厳しい状況が継続いたしましたが、欧米では、6月以降は経済活動の再開が段階的に進められるなど景気の下げ止まりの動きが見られました。アジアでも、中国においては景気の持直しの動きが継続いたしましたが、全体としては厳しい状況が続きました。」
従来の米中通商問題、英国のEU離脱問題、中国の減速等に加え、新型コロナウイルス感染症拡大による世界経済の極めて厳しい状況を記載しており、事業環境の悪化が進んでいる。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国では米中通商問題等が懸念されるなか回復の動きを持続し、欧州では英国のEU離脱問題等を背景とする先行き不透明感はあったものの景気は緩やかな回復基調を維持し、中国では経済の減速がみられたもののアジア全体では堅調に推移いたしました。」
米中通商問題、英国のEU離脱問題、中国経済の減速を不透明要因として認識しつつ、米国・欧州の回復とアジア全体の堅調さを併記している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、米国では、米中通商協議の先行きが懸念されるなか、景気回復の動きは持続し、欧州でも、英国のEU離脱問題等を背景とする先行きの不透明感はあったものの、景気は緩やかな回復が続きました。また、アジアでは、中国で緩やかな景気減速が継続しているものの、全体としては堅調に推移いたしました。」
米中通商協議、英国のEU離脱問題、中国の景気減速を不透明要因として認識しつつ、米国・欧州の回復とアジア全体の堅調さを併記している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、米国では、米中通商協議の先行きが懸念されるなか、景気回復の動きは持続し、欧州でも、英国のEU離脱問題等を背景とする先行きの不透明感はあったものの、景気は緩やかな回復が続きました。また、アジアでは、中国で緩やかな景気減速が見られたものの、全体としては堅調に推移いたしました。」
米中通商協議、英国のEU離脱問題、中国の景気減速を不透明要因として認識しつつ、米国・欧州の回復とアジア全体の堅調さを併記している。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、米国では、米中通商協議の先行きが懸念されるなか、景気回復の動きは持続し、欧州でも、英国のEU離脱問題等を背景とする先行きの不透明感はあったものの、景気は緩やかな回復が続きました。また、アジアでは、中国で緩やかな景気減速が見られたものの、全体としては堅調に推移いたしました。」
米中通商協議、英国のEU離脱問題、中国の景気減速を不透明要因として認識しつつ、米国・欧州の回復とアジア全体の堅調さを併記している。 - FY2019再定義有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、米国では、米中通商問題等が懸念されるなか、景気回復の動きが持続し、欧州でも、英国のEU離脱問題等を背景とする先行き不透明感はあったものの、景気は緩やかな回復が続きました。また、アジアでは、中国で若干の景気減速が見られたものの、全体としては堅調に推移いたしました。」
米中通商問題や英国のEU離脱問題による不透明感、中国の景気減速を認識しつつ、米国・欧州の回復とアジア全体の堅調さを併記する認識に整理されている。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「一方、世界経済につきましても、米国、欧州は米中両国の通商問題や英国のEU離脱問題等により先行きが不透明な状況でありましたが、回復傾向が継続しました。また、アジアにおいては、中国での景気減速が顕在化し始めましたが、全体としては底堅く推移いたしました。」
米中通商問題や英国のEU離脱問題による先行き不透明感に加え、中国で景気減速が顕在化し始めたと記載しており、従来の回復基調の認識に新たな悪化要因が加わっている。 - FY2019-Q2再定義有価証券報告書
「一方、世界経済につきましても、米中両国の通商問題の動向が懸念されたものの、米国、欧州では回復傾向が継続し、アジアでも中国において持直しの動きが続くなど、緩やかな回復基調が持続いたしました。」
中国の持直しや世界経済の回復基調を維持する一方、従来の英国のEU離脱問題等に代えて、米中両国の通商問題の動向を懸念要因として記載している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「一方、世界経済につきましても、米国、欧州では回復傾向が継続し、アジアでも中国において持直しの動きが続くなど、緩やかな回復基調が持続いたしました。」
米国、欧州、中国を含むアジアで回復・持直しの動きが続いているとの認識を再掲している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「また、世界経済につきましても、米国、欧州で回復傾向が続き、アジアでも中国において改善の動きが継続するなど、緩やかな回復基調を維持しました。」
米国、欧州、中国を含むアジアで改善・回復の動きが続いているとの認識を再掲している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、個人消費に持直しの動きがみられ、企業の設備投資や雇用情勢も改善するなど、緩やかな回復基調となりました。また、世界経済につきましても、米国、欧州で回復傾向が続き、アジアでも中国において改善の動きがみられるなど、緩やかな回復基調となりました。」
中国を含むアジア、米国、欧州で改善・回復の動きが続いているとの認識を再掲している。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「また、世界経済につきましても、米国、欧州で回復傾向が続き、アジアでも中国において改善の動きがみられるなど、緩やかな回復基調となりました。」
従来記載されていた中国の減速傾向に代わり、中国を含む世界経済に改善・回復の動きが記載され、事業環境の不透明感は相対的に弱まっている。 - FY2017-Q3再定義有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、米国、欧州では回復の動きが継続し、アジアでも中国において持ち直しの動きがみられたものの、英国のEU離脱問題や米国の大統領選挙結果の影響等により為替相場や株式市場が大きく変動するなど、全体としては先行きが不透明な状況で推移いたしました。」
中国経済は従来の減速傾向から持ち直しの動きへ変化した一方、英国のEU離脱問題に加えて米国大統領選挙結果の影響が新たな不透明要因として記載されている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、アジアは中国において緩やかな減速傾向となったものの、米国では回復傾向が続き、欧州でも緩やかながら回復の動きが継続しました。しかし、英国のEU離脱問題の影響等により円高基調が継続するなど、全体としては先行きが不透明な状況で推移いたしました。」
中国の減速傾向と英国のEU離脱問題を背景とする世界経済・為替の不透明感を引き続き認識している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「一方、世界経済につきましては、アジアは中国において緩やかな減速傾向となったものの、米国では回復傾向が続き、欧州でも緩やかながら回復の動きが継続しました。しかし、6月末の英国のEU離脱問題の影響により急激な円高が進むなど、全体としては先行きが不透明な状況となりました。」
中国の減速傾向と英国のEU離脱問題を背景に、世界経済と為替の先行きを不透明と認識している。