海外CRRT事業における競争激化
FY2016-Q2に初出。17回の記載のうち5回が「対処」で、最初の「対処」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2024-H1。
日機装がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに0社。
- FY2024-H1再掲有価証券報告書
「主力の中国市場の減収により減益。」
CRRT事業では主力の中国市場の減収による減益が続いている。別途、事業ポートフォリオ再構築の一環として、当該事業を運営する子会社の株式譲渡契約が締結された。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「主力の中国市場の減収により減益。」
CRRT事業では主力の中国市場で受注が一時的に減少し、減収による減益が生じた。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「CRRT(急性血液浄化療法)事業は、新型コロナウイルス感染症による急性腎障害対応へのニーズが当上半期に高まったことにより、主力の中国市場において装置・消耗品の販売が増加しました。増収に加え、所有資産の減損処理を実施した前期に比べて費用が大幅に減少したため、増益となりました。」
中国市場で装置・消耗品販売が増加し、CRRT事業は増収増益となった。前期の減損計上による費用負担もなくなっている。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「CRRT事業は、新型コロナウイルス感染症による急性腎障害対応へのニーズの高まりにより、主力の中国市場のみならず、欧州市場においても装置・消耗品の販売が増加し、前年同期比で増収増益となりました。」
中国市場に加えて欧州市場でも販売が増加し、CRRT事業は前年同期比で増収増益となった。その他地域の課題が残る過去の状況から、事業全体の業績は改善している。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「CRRT事業は、新型コロナウイルス感染症による急性腎障害対応へのニーズの高まりにより、特に中国において装置・消耗品の販売が増加し、欧州での引き合いも増加して業績は好転しつつあります。」
中国での装置・消耗品販売増加と欧州での引き合い増加により、CRRT事業の競争・収益面の状況は好転しつつあると記載された。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「CRRT(急性血液浄化療法)事業は、主力市場である中国での装置、消耗品販売が堅調に推移しましたが、その他地域での不振を補うには至らず、前期並みの赤字となりました。なお、当該事業の業績悪化により回収可能価額が帳簿価額を下回ったため、所有資産について減損損失を計上しました。」
中国での販売は堅調だったものの、その他地域の不振を補えず前期並みの赤字となり、業績悪化を受けて所有資産の減損損失2,149百万円を計上した。CRRT事業の収益悪化が減損として具体化している。 - FY2019-Q2赤字幅圧縮が一服有価証券報告書
「事業再建途上のCRRT事業については、主力市場である中国での装置、消耗品販売が堅調に推移したことにより前期比では増収となりましたが、その他での不振を賄うには至らず、前期並みの赤字となりました。」
中国での販売は堅調で増収となったが、その他地域の不振を補えず、前回記載の赤字幅圧縮から前期並みの赤字へと改善が一服した。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「事業再建中のCRRT事業については、主力市場である中国が事業を牽引する構図は変わりませんが、販売代理店への業務移管による拠点の統廃合など経費削減による収益改善策を着実に進めており、前年同期比では赤字幅を圧縮しています。」
中国市場が事業を牽引する中、拠点統廃合などの経費削減策により赤字幅を圧縮しており、CRRT事業の収益面への対応が進んでいる。 - FY2018再掲有価証券報告書
「事業再建途上のCRRT事業については、主力市場である中国において販売体制再編などの施策が奏功し装置及び消耗品販売が増加しており、中国以外の拠点の不振をカバーしたことで、前年同期比では売上収益は微増となった一方、開発体制の見直しや事業所、人員の削減など事業再建に関連する一時費用が増加したことから、営業利益を押下げる結果となりました。」
中国販売は改善しているものの、中国以外の拠点の不振と再建関連費用による利益押し下げが続き、地域別の課題を継続している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「一方、開発体制の見直しなど事業再建に要する一時費用を除いた収支では黒字化を目指していますが、欧州他採算が厳しい拠点が営業利益を押下げる結果となりました。」
中国での販売体制再編は奏功している一方、欧州その他の採算が厳しい拠点が営業利益を押し下げており、CRRT事業の地域別の課題は継続している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「一方、CRRT事業では、昨年来、事業再建に取り組む中で、開発体制の見直しなど一時費用を計上した結果、営業利益は赤字となりましたが、主力市場である中国における装置販売の好調が他地域の販売不振をカバーし、前年同期比では売上収益は伸長しました。」
中国での販売好調が他地域の不振をカバーしているものの、他地域の販売不振と営業赤字は継続している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「一方、CRRT事業では、昨年来、販売体制強化など事業再建に取り組む中で、主力市場である中国における装置販売は堅調に推移しているものの、他地域では未だ回復には至っておらず、売上収益は前年同期比で微減となりました。」
中国での装置販売は堅調である一方、他地域では回復していないという地域別の二極化が継続している。 - FY2017-Q3地域別に状況が二極化有価証券報告書
「一方、CRRT事業では、中国市場での販売は堅調に推移しているものの欧州他では不振が続いているため」
従来は中国・欧州など主力市場での苦戦が示されていたが、中国市場は堅調に転じた一方、欧州その他では不振が続くという地域差が記載されている。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「一方、CRRT事業では、事業体制の整備・強化を推進していますが、本格的な業績回復のためには開発中の新型装置の上市を待たざるを得ないため、欧州や中国などの主力市場で苦戦が続いています。老朽化した現有装置の機能改良版を市場投入して業績の下支えを図りつつ、新型装置の開発を急いでいます。」
- FY2017-Q1対処有価証券報告書
「前期業績が低迷したCRRT事業では、事業体制の強化を図ったほか、機能改良型装置を市場投入しました。」
前期の業績低迷を踏まえ、事業体制の強化と機能改良型装置の市場投入を実施しており、競争・収益性への対応策を進めている。 - FY2016-Q3顕在化有価証券報告書
「一方、主力市場である中国や欧州で苦戦しているCRRT(急性血液浄化療法)事業では、営業体制の強化と新型装置の開発、消耗品の内製化を急ぎ、事業競争力や収益性向上の施策を実行してまいります。」
競争激化のリスクについて、中国・欧州の主力市場でCRRT事業が苦戦しているという実際の事業状況を記載している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「競合会社が攻勢を強めている海外CRRT事業は、新型装置の開発を急ぐとともに、主力市場の一つである中国の営業体制強化や新市場の開拓を進めています。」
海外CRRT事業について競合会社の攻勢を具体的な競争リスクとして記載し、対抗策として新型装置、中国営業体制、新市場開拓を挙げている。