景気変動による生産財需要の減少
FY2018に初出。19回の記載のうち8回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2025。
冨士ダイスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。74社中59社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに10社。
- FY2025顕在化有価証券報告書
「しかしながら想定より自動車部品関連金型の回復が遅れたことや昨年度好調であった海外向け溝付きロールの在庫調整による大幅な売上高の減少、混錬工具の売上高が低調に推移したこと等により当連結会計年度の売上高は目標比7.8%減の16,595百万円となりました。」
生産財需要の景気・市況依存リスクが、自動車部品関連金型の回復遅れ、海外向け溝付きロールの在庫調整、混錬工具の低調、売上目標未達として実績に現れている。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「超硬製金型類では、光学素子成型用金型やモーターコア用金型の販売が好調に推移したものの、顧客の生産地変更により二次電池向け金型の販売が大幅に減少したほか、部品メーカーの在庫調整の影響を受け、自動車部品用金型の販売が低調に推移した結果、売上高は 2,883 百万円(前年同期比6.1%減)となりました。」
生産財需要が顧客の生産地変更や部品メーカーの在庫調整の影響を受け、二次電池向け・自動車部品用金型の販売減少として実際の業績に現れている。 - FY2023工具市場の出荷額を更新有価証券報告書
「上記のような経済の状況において、当社製品の主な市場であります超硬耐摩耗工具の出荷額は、359億円(対前年度比4億円増・1.2%増)と2021年度を上回りました。」
超硬耐摩耗工具市場の出荷額は359億円、前年度比1.2%増となり、前年度の市場回復から増加を継続している。 - FY2023-Q3景気持ち直しと需要下押し要因を更新有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する規制が緩和され、経済活動との両立が進展したことにより持ち直しました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や中国経済の不振、欧米各国の利上げによって、資源価格の高騰や為替相場の変動リスクの影響を受けるなど、依然として先行きが不透明な状態が続いております。」
経済活動との両立が進展し景気が持ち直したとする一方、中国経済の不振、欧米の利上げ、資源価格高騰等による先行き不透明感を継続している。 - FY2023-Q1後退有価証券報告書
「超硬製金型類では、自動車の電動化に関連する需要の増加により、車載電池用金型の販売が好調に推移しました。また、光学素子成型用金型の販売が増加した結果、売上高は1,016百万円(前年同期比7.0%増)となりました。」
自動車の電動化に関連する需要増加と車載電池用金型等の販売増加が記載され、生産財需要の減少リスクは関連分野で一部緩和している。一方、製品群によっては低調な販売も残っている。 - FY2022後退有価証券報告書
「上記のような経済の状況において、当社製品の主な市場であります超硬耐摩耗工具の出荷額は、355億円(対前年度比43億円増・13.8%増)と2020年度を上回りました。」
前年度まで顕在化していた生産財需要の減少に対し、超硬耐摩耗工具市場の出荷額が355億円、前年度比13.8%増となり、市場回復を記載している。 - FY2022-Q3後退有価証券報告書
「超硬製工具類では、前年度に引き続き、海外向け溝付ロールの販売が堅調に推移しました。また、自動車生産の回復により、冷間フォーミングロール、押出金型、棒鋼・線材用ダイスの販売が堅調に推移し、熱間圧延ロールの販売が市況の変化等により低調となったものの、売上高は3,289百万円(前年同期比15.9%増)となりました。」
前期に顕在化していた生産財需要の減少に対し、自動車生産の回復と関連製品の販売増加が続いている。一方、市況変化による一部製品の低調は残っている。 - FY2022-Q2後退有価証券報告書
「超硬製工具類では、前年度に引き続き、海外向け溝付ロールの販売が堅調に推移しました。また、自動車生産の回復により、冷間フォーミングロール、押出金型、棒鋼・線材用ダイスの販売が堅調に推移し、熱間圧延ロールの販売が市況の変化等により低調となったものの、売上高は2,179百万円(前年同期比11.9%増)となりました。」
前期から顕在化していた生産財需要の減少に対し、自動車生産の回復が記載され、関連製品の売上高も前年同期比11.9%増となった。一方、市況変化による熱間圧延ロールの低調は残っている。 - FY2022-Q1後退有価証券報告書
「また、自動車生産の回復により、押出金型、棒鋼・線材用ダイスの販売が堅調に推移し、熱間圧延ロールの販売が市況の変化等により低調となったものの、売上高は1,072百万円(前年同期比4.1%増)となりました。」
前期に顕在化していた自動車需要等の減少に対し、自動車生産の回復が記載され、関連製品の販売が改善している。一方、市況変化による一部製品の低調は残っている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「超硬工具業界におきましては、上記のような経済の状況において、業界全体の出荷額は2,943億円(対前年度比526億円減・15.2%減)と2019年度を下回りました。また、当社製品の主な市場であります超硬耐摩耗工具の出荷額においても、312億円(対前年度比70億円減・18.3%減)と2019年度を下回りました。」
生産財需要が経済状況の影響を受けるリスクについて、超硬工具業界全体の出荷額15.2%減、超硬耐摩耗工具の出荷額18.3%減という市場実績として現れている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「超硬製工具類では、溝付ロールや粉砕工具の販売が引き続き堅調に推移しました。一方、市況の変化等により超高圧発生用工具及び熱間圧延ロール、混錬工具の販売が低調となり、売上高は2,837百万円(前年同期比23.6%減)となりました。」
生産財需要が経済状況や市況の影響を受けるリスクは継続しており、製品群別では市況変化や自動車需要の落ち込み等による販売低調が続いている。一方、溝付ロール、粉砕工具、海外半導体関連製品等には堅調・増加の動きも記載している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は6,755百万円(前年同期比24.0%減)となりました。利益につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響等で売上高が減少したことにより、営業損失は229百万円(前年同期は営業利益495百万円)、経常損失は122百万円(前年同期は経常利益601百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は83百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益416百万円)となりました。」
生産財需要の経済状況依存リスクが、新型コロナウイルス感染症による売上高24.0%減と営業損失・経常損失・純損失の計上として、前四半期に続き実績に現れている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「また、新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的な自動車需要の落ち込みに伴う自動車関連の市況悪化の影響を受け、自動車部品生産用金型の販売が低調となり、売上高は887百万円(前年同期比28.3%減)となりました。」
生産財需要の経済状況依存リスクが、新型コロナウイルス感染症による世界的な自動車需要の落ち込みと、自動車部品生産用金型の前年同期比28.3%減として実績に現れている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「超硬工具業界におきましては、上記のような経済の状況において、業界全体の出荷額は3,470億円(対前年度比438億円減・11.2%減)と2018年度を下回りました。また、当社製品の主な市場であります超硬耐摩耗工具の出荷額においても、382億円(対前年度比28億円減・6.9%減)と2018年度を下回りました。」
生産財需要の経済状況依存リスクが、超硬工具業界全体および超硬耐摩耗工具の出荷額減少として実際に現れている。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「その他の超硬製品では、自動車部品生産用の超硬金型素材の販売が堅調に推移したことに加え、環境関連の刃物素材の販売も増加しました。しかし、依然として半導体関連の市況の悪化や米中貿易摩擦等が影響し、半導体生産用の超硬金型素材や、スマートフォン部品生産用の超硬金型素材の販売が低調に推移しました。その結果、売上高は2,913百万円(前年同期比8.8%減)となりました。」
半導体関連市況の悪化および米中貿易摩擦等による生産財需要の低下が、半導体・スマートフォン関連製品の販売低調として継続して実績に現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「その他の超硬製品では、自動車部品生産用の超硬金型素材の販売が堅調に推移しましたが、半導体関連の市況の悪化や米中貿易摩擦等の影響が続き、中国向けの半導体生産用の超硬金型素材や、国内向けのスマートフォン部品生産用の超硬金型素材の販売が伸び悩みました。その結果、売上高は1,929百万円(前年同期比6.5%減)となりました。」
半導体関連市況の悪化および米中貿易摩擦等による生産財需要の低下が、中国向け半導体関連製品や国内向けスマートフォン関連製品の販売伸び悩みとして継続して実績に現れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「その他の超硬製品では、自動車部品生産用の超硬金型素材の販売が堅調に推移しましたが、半導体関連の市況の悪化や米中貿易摩擦等の影響により、主に中国向けの半導体生産用の超硬金型素材や、国内向けのスマートフォン部品生産用の超硬金型素材の販売が低調となり、売上高は963百万円(前年同期比3.9%減)となりました。」
半導体関連市況の悪化および米中貿易摩擦等による生産財需要の低下が、主に中国向け半導体関連製品等の販売低調として実績に現れている。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループの販売品目の多くは生産財であり、主に金属加工分野で消耗品として使用されており、需要は経済状況の影響を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。」
生産財・消耗品を主力とするため、経済状況による需要変動が業績に影響する構造的リスクを継続している。 - FY2018初出有価証券報告書
「当社グループの販売品目の多くは生産財であり、主に金属加工分野で消耗品として使用されており、需要は経済状況の影響を受け、当社グループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。」
販売品の多くが生産財・消耗品であり、経済状況による需要変動が業績に影響する構造的リスクを独立して記載している。