HDD需要低迷と新製品立上げ遅延の顕在化
FY2016に初出。32回の記載のうち19回が「対処」で、最初の「対処」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026-H1。
サンコールがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より1年遅い。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに3社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は事業撤退を決定しているHDD用サスペンション事業の生産委託先での生産を2025年6月、顧客への出荷を同7月で終了いたしました。」
需要低迷や新製品立上げ遅延の影響を受けてきたHDD用サスペンション事業について、生産・出荷終了により将来の事業エクスポージャーが縮小した。 - FY2025対処有価証券報告書
「当社は、HDD用サスペンション事業を将来に向けて継続・発展させていくことは難しいものと判断し、2025年3月末を目途とし、HDD用サスペンション事業から撤退することを決定いたしました。」
HDD需要低迷・新機種立上げ遅延の影響を受けてきた事業について、撤退決定により将来の同事業へのエクスポージャーを縮小する方向となった。 - FY2024悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは2022年9月以降各国の金融引き締めや地政学的リスクによる景気後退の懸念が強まり、データセンター向け投資抑制の影響が継続しました。結果、売上高は86億79百万円(前連結会計年度比32.9%減)となりました。」
データセンター投資抑制の影響が通期でも継続し、HDD用サスペンション売上高は前期比32.9%減となった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは2022年9月以降各国の金融引き締めや地政学的リスクによる景気後退の懸念が強まり、データセンター向け投資抑制の影響が継続しております。結果、売上高は60億74百万円(前年同四半期比42.0%減)となりました。」
データセンター向け投資抑制の影響が継続し、HDD用サスペンション売上高は前年同四半期比42.0%減となり、需要低迷の影響が拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは2022年9月以降各国の金融引き締めや地政学的リスクによる景気後退の懸念が強まり、データセンター向け投資抑制の影響が発生しております。結果、売上高は13億90百万円(前年同四半期比62.7%減)となりました。」
データセンター向け投資抑制によりHDD用サスペンションの売上高が前年同四半期比62.7%減となり、需要低迷の影響が拡大した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、上期旺盛なデータセンター向け投資の高い需要が継続しておりましたが、9月以降各国の金融引き締めや地政学的リスクによる景気後退の懸念が強まり、データセンター向け投資抑制の影響が発生しております。」
HDD需要は上期に高水準だったものの、年度後半にデータセンター投資抑制の影響が発生し、需要変動リスクが継続した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しておりましたが、9月以降各国の金融引き締めや地政学的リスクによる景気後退の懸念が強まり、データセンター向け投資抑制の影響が発生してまいりました。直近第3四半期連結会計期間では、前年同四半期比9.4%減となりましたが、全体としては為替レートが円安となったことも影響し、売上高は104億72百万円(前年同四半期比32.9%増)となりました。」
累計売上高は前年同四半期比32.9%増となった一方、9月以降のデータセンター投資抑制が発生し、直近第3四半期連結会計期間の売上高は前年同四半期比9.4%減となった。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しておりましたが、9月以降各国の金融引き締めや地政学的リスクによる景気後退の懸念が強まり、データセンター向け投資抑制の影響が発生してまいりました。全体としては為替レートが円安となったことも影響し、売上高は78億8百万円(前年同四半期比58.2%増)となりました。」
HDD用サスペンションの売上高は前年同四半期比58.2%増となった一方、9月以降にデータセンター投資抑制の影響が発生し、需要低迷リスクの新たな兆候が記載された。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しております。その結果、売上高は37億29百万円(前年同四半期比73.8%増)となりました。」
データセンター向け需要が高水準で継続し、HDD用サスペンション売上高が前年同四半期比73.8%増となったことで、需要低迷リスクが緩和された。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しております。その結果、売上高は78億78百万円(前年同四半期比34.7%増)となりました。」
データセンター向け投資とHDD用サスペンション需要が高水準で継続し、売上高は前年同四半期比34.7%増となったことで、需要低迷リスクが緩和された。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しております。新型コロナウイルス感染拡大に伴うフィリピン拠点の封鎖により、検査工程の所定人員確保が出来ず、顧客への出荷が減少した前年同四半期から大きく回復しました。その結果、売上高は49億37百万円(前年同四半期比39.9%増)となりました。」
フィリピン拠点封鎖による出荷減少があった前年同四半期から大きく回復し、HDD用サスペンション売上高は前年同四半期比39.9%増となった。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しております。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うフィリピン拠点の封鎖により、検査工程の所定人員確保が出来ず、顧客への出荷が減少した前年同四半期から大きく回復しました。その結果、売上高は21億46百万円(前年同四半期比56.2%増)となりました。」
データセンター向け需要が高水準で続くなか、フィリピン拠点封鎖の影響を受けた前年同四半期から販売が回復し、売上高は前年同四半期比56.2%増となった。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しております。3月以降、6月中旬まで新型コロナウイルス感染拡大に伴うフィリピン拠点の封鎖により、検査工程の所定人員確保が出来ず、顧客への出荷が減少しましたが、その後の挽回により売上高は58億49百万円(前年同四半期比40.0%増)となりました。」
フィリピン拠点封鎖による出荷減少は発生したものの、その後の挽回によりHDD用サスペンション売上高は前年同四半期比40.0%増となり、需要低迷・立上げ遅延の影響が緩和された。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資が旺盛に推移しており高い需要が継続しております。3月以降、6月中旬まで新型コロナウイルス感染拡大に伴うフィリピン拠点の封鎖により、検査工程の所定人員確保が出来ず、顧客への出荷が減少しましたが、その後の挽回により売上高は35億29百万円(前年同四半期比16.6%増)となりました。」
フィリピン拠点封鎖による出荷減少は発生したものの、その後の挽回によりHDD用サスペンション売上高は前年同四半期比16.6%増となり、需要低迷リスクは一部緩和された。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、データセンター向け投資は旺盛に推移しており需要が高水準にあるものの、3月以降、6月中旬まで新型コロナウイルス感染拡大に伴うフィリピン拠点の封鎖により、検査工程の所定人員確保が出来ず、顧客への出荷が減少しました。また、新機種立上げ遅れによる生産減もあり、売上高は13億73百万円(前年同四半期比10.4%減)となりました。」
データセンター向け需要は高水準だったが、フィリピン拠点の封鎖と新機種立上げ遅れによる生産減により、HDD用サスペンション売上高は前年同四半期比10.4%減となった。 - FY2020悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、ニアラインドライブ向けに特化した新機種量産立上げとフィリピン生産拠点への設備投資を進めてきました。大手IT企業のデータセンター投資は前年度末より続いていた低迷から復調の兆しが見受けられ、第4四半期では当社売上高も回復傾向となりましたが、第3四半期までの低迷をカバーするには至りませんでした。また3月に入り新型コロナウイルス感染拡大に伴うフィリピン拠点の封鎖によるHDD用サスペンションの出荷停止の影響がありました。その結果、売上高は60億92百万円(前連結会計年度比24.6%減)となりました。」
データセンター投資の低迷とフィリピン拠点封鎖が重なり、HDD用サスペンション売上高は前期比24.6%減となった。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、大手IT企業のデータセンター投資は前年末より続いていた低迷から足元では復調の兆しが見受けられましたが、販売数量の増加には至らず、売上高は41億78百万円(前年同四半期比33.7%減)に留まりました。」
データセンター投資には復調の兆しが見られたものの出荷数量の増加には至らず、HDD用サスペンション売上高は前年同四半期比33.7%減となった。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、前年末から落ち込みが続いていた大手IT企業のデータセンター投資は、足元では回復してきましたが、当期間での出荷数量増加には至らず、売上高は30億26百万円(前年同四半期比31.7%減)に留まりました。」
データセンター投資は足元で回復の兆しがあるものの、当期間の出荷数量増加には至らず、HDD用サスペンション売上高は前年同四半期比31.7%減となった。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、前年末以降の世界的な経済減速に伴う大手IT企業のデータセンター投資の縮小等によりHDDニーズは停滞を続け、売上高は15億32百万円(前年同四半期比28.6%減)となりました。」
データセンター投資の縮小によりHDDニーズの停滞が続き、サスペンション売上高は前年同四半期比28.6%減となった。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、年度後半には米中貿易摩擦等に起因するデータセンター建設件数の鈍化による影響を受けましたが、年間を通して顧客のHDD大容量化ニーズが高水準で推移したため、売上高は80億84百万円(前連結会計年度比20.6%増)となりました。」
年度後半にデータセンター建設件数の鈍化が影響した一方、大容量化ニーズと前年度の能力増強により年間売上高は前期比20.6%増となった。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、IoTやクラウドサービス等の普及に伴いサーバー向け製品の需要の高まりが続く中、前年度の能増投資の効果により売上高は63億3百万円(前年同四半期比37.7%増)となりました。」
サーバー向け製品の需要が続き、前年度の能力増強投資の効果により売上高が前年同四半期比37.7%増となったことで、需要低迷・新製品立上げ遅延のリスクがさらに緩和された。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、前年度の能増投資により高水準で推移する顧客需要を満たす供給が可能となったため、売上高は44億30百万円(前年同四半期比48.0%増)となりました。」
前年度の能力増強投資により高水準のサーバー向け需要に対応でき、HDD用サスペンション売上高は前年同四半期比48.0%増となった。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、サーバー向け製品の旺盛な需要に対して前年度の能増投資により供給可能数量が増え、売上高は21億47百万円(前年同四半期比31.3%増)となりました。」
サーバー向け大容量・高性能HDD対応モデルの需要が旺盛で、前年度の能増投資による供給数量増加と売上高前年同四半期比31.3%増が記載された。 - FY2018対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、サーバー等の大容量・高性能HDD対応モデルの旺盛な需要が続き、売上高は67億5百万円(前連結会計年度比33.9%増)と前連結会計年度に比べ大きく増加しました。」
大容量・高性能HDD対応モデルの需要が継続し、サスペンション売上高は前期比33.9%増となった。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、サーバー等の大容量・高性能HDD対応モデルの旺盛な需要が続き、売上高は45億76百万円(前年同期比30.2%増)と前年同期に比べ大きく増加しました。」
大容量・高性能HDD対応モデルの需要が継続し、サスペンション売上高が前年同期比30.2%増となったことで、需要低迷・新製品立上げ遅延のリスクがさらに緩和された。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、サーバー等の大容量・高機能HDD対応モデルの需要が継続し、売上高は29億93百万円(前年同期間比32.7%増)と大幅な増加となりました。」
HDD需要低迷・新製品立上げ遅延に関するリスクは、高容量・高機能モデルの需要継続と売上高前年同期比32.7%増により緩和された。一方、全社では新製品増産ラインの立上げコスト負担が営業利益を押し下げている。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、サーバ向けの新モデルの販売が前年後半から引き続き高い水準を維持し、売上高は16億35百万円(前年同期間比39.8%増)と大幅な増収となりました。」
HDD需要低迷・新製品立上げ遅延に関するリスクは、新モデル販売が高水準を維持し、売上高が前年同期比39.8%増となったことでさらに緩和された。 - FY2017対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、既存製品の需要が回復し、新モデルについても旺盛な受注が継続したことから、売上高は50億9百万円(前連結会計年度比31.8%増)となりました。」
HDD需要の回復と新モデル受注の継続により、サスペンション売上高が前期比31.8%増となり、従来の需要低迷・立上げ遅延リスクがさらに緩和された。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、既存製品の需要回復や第3四半期における新モデルの伸長によって、売上高は35億15百万円(前年同期比22.6%増)となりました。」
HDD用サスペンションは既存製品の需要回復と新モデルの伸長により、売上高が前年同期比22.6%増となった。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、従来製品の販売が復調傾向となったほか新モデルの販売も増加し、円高環境下ながら売上高は前年を上回る22億55百万円(前年同期比14.0%増)となりました。」
HDD需要の回復に加え、新モデルの販売が増加し、サスペンション売上高が前年同期比14.0%増となった。 - FY2017-Q1対処有価証券報告書
「HDD用サスペンションは、HDD需要が一時期の落ち込みから回復途上にありますが、円高進行が輸出採算性の悪化の要因となり、サスペンションの売上高は11億70百万円(前年同期比3.9%減)となりました。」
HDD需要は一時期の落ち込みから回復途上とされた一方、円高による輸出採算悪化が残り、売上高は前年同期比3.9%減となった。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「サスペンションは、第2四半期以降HDD需要が回復しなかったことや新製品の立上げ遅延等により、売上高は37億99百万円(前年度比22.6%減)となりました。」
HDD用サスペンション売上高が37億99百万円、前年度比22.6%減となった。