アンチモン価格下落による収益性悪化
FY2016に初出。39回の記載のうち23回が「対処」で、最初の「対処」はFY2017-Q3。直近の記載は2026-08-06。
日本精鉱がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。22社中12社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに8社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約46,820ドルとなり、前年度比約48%の上昇、円建てでは同約46%の上昇となりました。なお、第4四半期の平均価格は約26,880ドルで、第3四半期の平均価格に比べ、ドル建てで約39%の下落、円建てで約38%の下落となっております。」
通期平均は上昇した一方、第4四半期には前四半期比でドル建て約39%、円建て約38%下落し、相場変動による収益性リスクが再び表面化している。 - 2026-05-12悪化決算説明資料
「地金相場の記録的な高騰が収束し、中国の輸出管理実施前の水準で推移することにより、アンチモン製品の販売価格は前年比下落し、売上高は減収を見込む」
アンチモン価格の高騰が収束し、販売価格下落と減収を見込む業績予想を示しており、価格下落による収益性悪化リスクの見通しが強まっている。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間の平均価格は、トン当たり約57,930ドルとなり、前年同期比約173%の上昇、円建てでは同約161%の上昇となりました。なお、第2四半期の平均価格は第1四半期の平均価格に比べ、ドル建てで約4%の下落、円建てで約2%の下落となっております。」
アンチモン価格は前年同期比でドル建て約173%、円建て約161%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱い状態が続いている。一方、第2四半期には第1四半期比で小幅に下落した。 - FY2025対処有価証券報告書
「当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約31,690ドルとなり、前年度比約160%の大幅な上昇となりました。円建てでは、同約174%上昇しました。」
アンチモン価格はドル建て・円建てとも大幅に上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間の平均価格は、トン当たり約21,250ドルとなり、前年同期比約78%上昇しました。円建てでは前年同期比で円安となったため、同約92%の大幅な上昇となりました。」
アンチモン価格が前年同期比でドル建て約78%、円建て約92%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。一方、需給逼迫と輸出管理公告が価格上昇要因となった。 - FY2024対処有価証券報告書
「当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約12,200ドルとなり、前年度比5.0%の下落となりました。円建てでは同1.3%の上昇となりました。」
アンチモン価格はドル建てでは前年度比5.0%下落したものの、円建てでは1.3%上昇した。前四半期の前年同期比下落から、通期では円建て上昇となった。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、当第3四半期においては、小幅な上下動を繰り返しながら、ほぼ横ばいで推移しました。平均価格は、トン当たり約11,840ドルとなり、前年同期比8.2%の下落となりました。円建てでは同3.7%の下落となりました。」
アンチモン価格は前年同期比で下落したものの、下落率は前四半期のドル建て12.1%・円建て7.6%から縮小した。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「平均価格は、トン当たり約11,970ドルとなり、前年同期比12.1%の下落となりました。円建てでは同7.6%の下落となりました。」
アンチモン価格は前年同期比で下落したが、下落率は前四半期のドル建て13.7%・円建て8.6%から縮小した。価格下落は実際に発生しており、数値化されている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「平均価格は、トン当たり約12,080ドルとなり、前年同期比13.7%の下落となりました。円建てでは同8.6%の下落となりました。」
アンチモン地金価格は前年同期比でドル建て13.7%、円建て8.6%下落し、前回の上昇局面から価格下落局面へ変化した。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、主産地である中国において、ゼロコロナ政策の影響による行動制限などから主要産業の操業や消費市場も低迷し、需給が緩み、価格は弱含みとなっていましたが、コロナ緩和政策への転換後は需要回復期待から価格は下げ止まり、上昇に転じています。当第3四半期の平均価格は、トン当たり約13,000ドルとなり、前年同期比約11%の上昇となりました。円建てでは前年同期比で円安となったため、約36%の上昇となりました。」
中国の行動制限等で一時弱含んだアンチモン相場は、コロナ緩和政策への転換後に下げ止まり、前年同期比でドル建て約11%、円建て約36%上昇した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、主産地である中国において、主要都市での都市封鎖や電力不足による計画停電などで主要産業の操業に影響を及ぼし、また、行動制限により消費市場も低迷したことから、需給が緩み、月によって小幅な上下はあったものの、価格がやや弱含みとなりました。当第2四半期の平均価格は、トン当たり約13,630ドルとなり、前年同期比約24%の上昇となりました。円建てでは前年同期比で円安となったため、約51%の上昇となりました。」
前年同期比ではドル建て・円建てとも上昇している一方、中国の都市封鎖や電力不足等により需給が緩み、相場がやや弱含みに転じた。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期の平均価格は、トン当たり約14,000ドルとなり、前年同期比約36%の上昇となりました。円建てでは前年同期比で円安となったため、約61%の上昇となりました。」
アンチモン価格は前年同期比でドル建て約36%、円建て約61%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。 - FY2022対処有価証券報告書
「当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約12,300ドルとなり、前年度比約82%の大幅な上昇となりました。円建てでは約93%の上昇となりました。」
アンチモン地金価格がドル建て・円建てとも大幅に上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期の平均価格は、トン当たり約11,800ドルとなり、前年同期比約102%の大幅な上昇となりました。円建てでは約111%の上昇となりました。」
アンチモン価格が前年同期比でドル建て約102%、円建て約111%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期の平均価格は、トン当たり約11,000ドルとなり、前年同期比約96%の大幅な上昇となりました。円建てでは約101%の上昇となりました。」
アンチモン地金価格が前年同期比でドル建て約96%、円建て約101%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクはさらに弱まった。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期の平均価格は、トン当たり約10,300ドルとなり、前年同期比約80%の大幅な上昇となりました。円建てでは約84%の上昇となりました。」
アンチモン地金価格は前年同期比でドル建て約80%、円建て約84%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクが弱まった。 - FY2021対処有価証券報告書
「当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約6,750ドルとなり、前年度比約7%上昇しました。円建てでは約4%の上昇となりました。なお、第4四半期の平均価格はトン当たり約9,500ドルで、前年同期比約55%の上昇、円建てでは約51%の上昇となっています。」
アンチモン価格は通期平均でドル建て・円建てとも上昇し、第4四半期には前年同期比で大幅に上昇したため、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により、主産地である中国において需給が緩んだため、下落基調が続いていましたが、9月に入り需給が締まり始め、相場も上向きに転じています。当第3四半期の平均価格は、トン当たり約5,800ドルとなりました。国際相場のドル建て平均価格は前年同期比約8%下落し、円建てでは約10%の下落となりました。」
アンチモン価格は前年同期比で下落したものの、9月以降は需給が締まり上向きに転じ、下落幅も第2四半期の約13%・約14%から約8%・約10%へ縮小した。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により、主産地である中国において需給が緩んだため、下落基調が続いていましたが、9月に入り需給がやや締まり始め、相場も上向きに転じています。当第2四半期の平均価格は、トン当たり約5,600ドルとなりました。国際相場のドル建て平均価格は前年同期比約13%下落し、円建てでは約14%の下落となりました。」
アンチモン価格は前年同期比で下落したものの、下落幅は第1四半期の約17%・約19%から約13%・約14%へ縮小し、9月には上向きに転じた。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により、主産地である中国において需給が緩んだため、下落基調となり、当第1四半期の平均価格は、トン当たり約5,700ドルとなりました。国際相場のドル建て平均価格は前年同期比約17%下落し、円建てでは約19%の下落となりました。」
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による中国の需給緩和で、アンチモン価格がドル建てで前年同期比約17%、円建てで約19%下落した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、当連結会計年度に入り、主産地である中国において、米国との貿易摩擦が深刻化し、需給関係が緩み、急速に下落しました。第2四半期末にやや持ち直したものの、その後は小幅な上げ下げを繰り返しております。当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約6,300ドルとなり、前年度比約23%下落しました。円建てでは同約24%の下落となりました。」
アンチモン地金価格は通期平均でドル建て約23%、円建て約24%下落し、価格下落による収益性悪化リスクが拡大した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、主産地である中国において、米国との貿易摩擦が長期化し、需給関係が緩み、急速に下落しました。9月に入りやや持ち直したものの、再び弱含みとなっております。当第3四半期の平均価格は、約6,400ドルとなり、前年同期比約23%下落しました。円建てでは同約25%の下落となりました。」
米中貿易摩擦の長期化と需給緩和により、アンチモン地金価格は前年同期比でドル建て約23%、円建て約25%下落し、価格下落リスクが継続・拡大した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、主産地である中国において、米国との貿易摩擦が長期化し、需給関係が緩み、急速に下落しました。9月に入りやや持ち直したものの、当第2四半期の平均価格は、約6,400ドルとなり、前年同期比約22%下落しました。円建てでは同約23%の下落となりました。」
米中貿易摩擦の長期化と需給緩和によりアンチモン相場が急速に下落し、平均価格はドル建てで前年同期比約22%、円建てで約23%下落した。価格下落リスクが前四半期の約15%下落からさらに強まった。したがって、quantifiedはtrue、materializedはtrue。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、主産地である中国において、米国との貿易摩擦が長期化し、需要が減少したため、下げ基調が続き、当第1四半期の平均価格は、約7,000ドルとなりました。国際相場の平均価格はドル建て・円建てともに前年同期比約15%の下落となりました。」
米中貿易摩擦の長期化と需要減少によりアンチモン価格が下落し、ドル建て・円建てとも前年同期比約15%下落した。価格下落による収益性リスクが前年度末からさらに顕在化している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当連結会計年度通期の相場は前年度との比較で、ドル建て、円建て共に約4%の下落となりました。」
前年度の上昇局面から、通期のアンチモン相場がドル建て・円建てとも約4%下落する局面へ変化した。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「しかしながら、当第3四半期においては、米中貿易摩擦などの影響で、需要が落ち込み、地金相場が下がり始め、12月末では再び8,000ドル前後まで下落しました。国際相場のドル建て平均価格は前年同期比2.2%下落し、円建てでは2.7%の下落となりました。」
米中貿易摩擦等により四半期中に相場が下落した一方、前年同期比の下落幅はドル建て2.2%、円建て2.7%で、前四半期の3.6%、4.3%から縮小した。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「国際相場のドル建て平均価格は前年同期比3.6%下落し、円建てでは4.3%の下落となりました。」
アンチモン価格は前年同期比で下落したものの、前四半期のドル建て約7%、円建て約9%の下落から下落幅が縮小した。加えて、7月中旬の8,000ドル前後から9月末には8,600ドル台へ値戻りしている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「国際相場のドル建て平均価格は前年同期比約7%下落し、円建てでは約9%の下落となりました。」
アンチモン地金価格が前年同期比でドル建て約7%、円建て約9%下落し、前年度の上昇局面から価格下落による収益性リスクが再び強まった。 - FY2018対処有価証券報告書
「当連結会計年度通期の相場は前年度との比較で、ドル建てでは16%、円建てでは19%とそれぞれ上昇しました。」
アンチモン相場がドル建て・円建てとも前年度比で上昇し、価格下落による収益性悪化の局面は弱まった。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期の相場は前年同期との比較で、ドル建てでは20.4%、円建てでは26.1%とそれぞれ上昇しました。」
アンチモン相場は前年同期比でドル建て20.4%、円建て26.1%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは引き続き弱まった状態である。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期の相場は前年同期との比較で、ドル建てでは26.9%、円建てでは33.8%とそれぞれ上昇しました。」
アンチモン相場が前年同期比でドル建て26.9%、円建て33.8%上昇し、価格下落による収益性悪化リスクは弱まった。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期の相場は前年同期との比較で、ドル建てでは42.2%、円建てでは46.0%とそれぞれ大幅に上昇しました。」
アンチモン相場は前年同期比でドル建て42.2%、円建て46.0%上昇し、従来の価格下落による収益性悪化局面から変化している。 - FY2017対処有価証券報告書
「当連結会計年度通期の相場は前年度とのドル建てでの比較では10.0%アップする一方、円高により、円建てでは0.7%と僅かにダウンしました。」
ドル建てアンチモン相場は前年度比10.0%上昇し、円建てでも下落幅は0.7%にとどまった。価格下落による収益性リスクは前年より弱い状況として記載されている。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期の平均価格はトン当たり7,000ドルで、前年同期の7,030ドルとほぼ同じ水準となっており、円ベースでは円高により、12%強の下落となっております。」
アンチモン価格下落リスクは継続しているが、円ベースの前年同期比下落幅は前四半期の24%強から12%強へ縮小した。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期の平均価格はトン当たり6,770ドル台で、前年同期の7,730ドル台に比して、12%強の下落となっており、円ベースでは円高により、24%強の大幅な下落となっております。」
アンチモン価格の下落リスクは継続しており、円ベースでは前年同期比24%強の下落となった。リスク欄では重要な変更はないとされている。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期の平均価格はトン当たり6,252ドルで、前年同期の8,617ドルに比して、27.5%の大幅な下落となっております。」
アンチモン地金の四半期平均価格が前年同期比27.5%下落し、アンチモン事業は24百万円のセグメント損失となった。 - FY2016初出有価証券報告書
「その後は半年以上にわたる下落が続いた後、12月半ばに漸く下げ止まり、小康状態となりましたが、当連結会計年度末にはトン当たり5,475ドルまで下落しました。」
価格下落が当年度に実際に発生し、アンチモン事業は68百万円のセグメント損失となった。