造船業界の受注・建造隻数減少と船舶向け防熱材需要の低迷
FY2018-Q2に初出。28回の記載のうち9回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
エーアンドエーマテリアルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。15社中6社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに7社。
- FY2026対処有価証券報告書
「船舶関連では、新造船の建造増加により自動車運搬船向けの防熱材や副資材の出荷が好調に推移したほか、セメント粉体運搬船向けの騒音対策床材、耐摩鋼加工品、遮熱・防熱塗料など、防熱材以外の船用製品の採用も増加したことにより、売上高は堅調に推移いたしました。」
新造船建造の増加により防熱材・副資材の出荷が好調となり、防熱材以外の船用製品の採用も増加した。造船需要低迷によるリスクがさらに緩和されている。 - 2026-05-08対処決算
「船舶関連では、新造船の建造増加により自動車運搬船向けの防熱材や副資材の出荷が好調に推移したほか、セメント粉体運搬船向けの騒音対策床材、耐摩鋼加工品、遮熱・防熱塗料など、防熱材以外の船用製品の採用も増加したことにより、売上高は堅調に推移いたしました。」
新造船建造の増加と船用製品の採用増加により、船舶向け需要の改善を記載している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「船舶関連では、国内大手造船所が3年先までの新造船受注を確保するなど、造船市場は需要の高まりを背景に活発な動きを見せております。これに伴い、船舶向けの防熱材や副資材の売上は堅調に推移いたしました。」
国内造船所の建造隻数・受注低迷を記載していた従来の状況から、国内大手造船所が3年先までの新造船受注を確保し、防熱材・副資材の売上が堅調となる状況へ改善している。 - FY2025対処有価証券報告書
「船舶関連では、国内での新造船建造は回復傾向にあり、自動車運搬船向け防熱材や副資材の出荷が増加し、高騰する諸資材や輸送費の販売価格への転嫁に努め、売上高は増加しました。」
新造船建造の回復傾向と自動車運搬船向け防熱材・副資材の出荷増加を報告しており、従来の船舶需要低迷による影響が緩和されている。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「船舶関連では、国内の各造船所において建造が回復傾向にあり、自動車運搬船向けの防熱材や副資材の販売が好調に推移し、高騰する諸資材や輸送費の販売価格への転嫁に努めた結果、売上高は大きく増加しました。」
新造船環境が厳しい時期を経て、国内造船所の建造が回復傾向となり、自動車運搬船向け防熱材・副資材の販売が好調となった。 - FY2024対処有価証券報告書
「船舶関連では、国内での新造船建造は回復傾向にあり、自動車運搬船向け防熱材や副資材の出荷が増加し、高騰する諸資材や輸送費の販売価格への転嫁に努め、売上高は増加しました。」
従来の新造船・防熱材需要低迷に対し、新造船建造が回復傾向となり、自動車運搬船向け防熱材・副資材の出荷が増加したと説明している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「船舶関連では、自動車運搬船等の建造により防熱材や副資材の出荷が伸長いたしましたが、急速に進行したユーロ高により防熱材仕入額は影響を受けました。」
自動車運搬船等の建造による防熱材・副資材の出荷増加と、ユーロ高による防熱材仕入価格への影響が併存している。 - FY2024-Q2出荷増とユーロ高による仕入価格上昇の併存有価証券報告書
「船舶関連では、自動車運搬船等の建造により防熱材や副資材の出荷が伸長しましたが、急速に進行したユーロ高により防熱材の仕入価格に影響を受けました。」
自動車運搬船等の建造により防熱材・副資材の出荷が伸びた一方、ユーロ高が防熱材の仕入価格に影響したと説明している。 - FY2024-Q1厳しい新造船環境下で価格改定等により横這い有価証券報告書
「船舶関連では、新造船建造はいまだ厳しい環境が継続しておりますが、防熱材や副資材の価格改定とシリーズ船の防熱材出荷が伸び、売上は概ね横這いで推移いたしました。」
新造船建造の厳しい環境は続く一方、防熱材・副資材の価格改定とシリーズ船向け出荷の伸長により、売上は概ね横這いとなった。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「船舶事業部では、国内各造船所の船舶建造数が減少している中、防熱材と高利益商品の出荷が増加し、増収増益となりました。」
国内造船所の船舶建造数減少は続く一方、防熱材と高利益商品の出荷増加により船舶事業部が増収増益となり、需要低迷の影響が一部緩和された。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「船舶関連では、国内各造船所の新造船受注が低水準に留まり、更には各種資材や輸送費の高騰で厳しい事業環境が続いておりますが、販売品目の多様化及び4月に実施した価格改定が浸透したことで増収増益となりました。」
新造船受注の低水準や資材・輸送費高騰は続く一方、販売品目の多様化と4月の価格改定の浸透により船舶関連が増収増益となり、需要低迷の影響が一部緩和されている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「船舶関連では、建造の着工が続いたことで防熱材の出荷が伸び、更に価格改定により売上は堅調に推移いたしました。」
船舶向け防熱材について、建造着工の継続と価格改定により出荷が伸び、売上が堅調に推移したと説明している。従来の造船需要低迷・防熱材需要低迷から改善を示している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「船舶関連では、国内各造船所の新規建造隻数の落ち込みにより防熱材の出荷が減少いたしました。」
船舶向け防熱材の需要低迷について、国内各造船所の新規建造隻数の落ち込みにより出荷が減少したと年度実績で具体化している。 - FY2022-Q2新造船受注低水準の具体化有価証券報告書
「船舶関連では、国内各造船所の新造船受注が低水準に推移したことにより、防熱材の需要が低迷し出荷が減少いたしました。」
船舶向け防熱材需要の低迷について、国内各造船所の新造船受注が低水準であることを要因として具体化している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「材料販売につきましては、船舶関連では、船舶向け防熱材の需要低迷を受け出荷が減少いたしましたが、鉄鋼関連は、海外向けのアルミ溶融施設向け断熱材「レセパル」やステンレスメーカー向け炉内搬送ロール「ディスクロール」の出荷が増加いたしました。」
船舶向け防熱材は需要低迷により出荷が減少した一方、鉄鋼関連のレセパルやディスクロールは出荷が増加したと説明している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「材料販売につきましては、船舶、鉄鋼関連では世界的な市況の低迷により特殊船向け防熱材やステンレスメーカー向け炉内搬送ロール「ディスクロール」等の需要が縮小し、出荷が減少いたしました。」
船舶・鉄鋼関連では世界的な市況低迷により特殊船向け防熱材等の需要が縮小し、出荷減少として影響が現れている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「材料販売につきましては、船舶、鉄鋼、自動車関連においては、世界経済の停滞による需要の大幅な減少を受け、出荷が減少いたしました。プラント関連では、計画されていた火力発電所のメンテナンス工事の中止や工期の遅れ等により出荷が減少いたしました。」
船舶・鉄鋼・自動車関連では世界経済停滞による大幅な需要減少、プラント関連ではメンテナンス工事の中止・遅延による出荷減少が続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「材料販売につきましては、船舶、鉄鋼、自動車関連において、世界経済の停滞による需要の大幅な減少を受け、出荷が減少いたしました。プラント関連では、計画されていた火力発電所のメンテナンス工事の中止や工期の遅れ等により出荷が減少いたしました。」
船舶関連を含む材料販売で、世界経済の停滞による大幅な需要減少と出荷減少が発生した。プラント関連でもメンテナンス工事の中止・遅延による出荷減少を記載している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「材料販売につきましては、船舶、鉄鋼、自動車関連において、国内外で主要な取引先メーカーの稼働停止や生産調整から大きな影響を受け出荷が減少いたしました。」
造船・船舶関連を含む工業製品分野で、主要メーカーの稼働停止や生産調整による出荷減少が発生したと説明している。 - FY2020-Q3価格競争下での需要減少と出荷維持有価証券報告書
「材料販売につきましては、鉄鋼関連は、米中貿易摩擦の影響による市況悪化を受け、ステンレスメーカー向け炉内搬送ロール「ディスクロール」の出荷が減少しましたが、船舶関連では、韓国や中国メーカーとの価格競争により国内造船需要が弱含むなかにあっても防火区画の多い客船や特殊船向けの防熱材等の出荷は前年同期並みを確保いたしました。」
国内造船需要が韓国・中国メーカーとの価格競争で弱含む状況を示す一方、客船・特殊船向け防熱材等の出荷は前年同期並みを確保したと説明している。 - FY2020-Q2需要減少対象の具体化有価証券報告書
「船舶関連は、防火区画の多い客船や特殊船が減少し、自動車関連では国内外で先行き不透明な状況が続いておりますが、」
造船業界の建造隻数減少という従来の認識に加え、防火区画の多い客船や特殊船の減少を需要減少の対象として具体的に記載している。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、造船業界における国内各造船所の建造隻数は減少傾向が続きましたが、電力業界では主要な電力構成を占める火力発電所のメンテナンス需要が堅調に推移しました。」
国内造船所の建造隻数の減少傾向が続く一方、火力発電所のメンテナンス需要は堅調とする認識を維持している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、造船業界における国内各造船所の建造隻数は減少傾向が続きましたが、電力業界では火力発電所のメンテナンス需要が全国的に底堅く推移しました。」
国内造船所の建造隻数の減少傾向と、火力発電所メンテナンス需要の底堅さを引き続き認識している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、造船業界における国内各造船所の建造隻数は減少傾向が続きましたが、電力業界では火力発電所のメンテナンス需要が全国的に底堅く推移しました。」
国内造船所の建造隻数の減少傾向と、火力発電所のメンテナンス需要の底堅さを引き続き認識している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、電力業界における火力発電所のメンテナンス需要は全国的に底堅く推移しましたが、造船業界では国内各造船所の建造隻数は減少傾向が続きました。」
火力発電所のメンテナンス需要が底堅い一方、国内造船所の建造隻数の減少傾向が続くとの認識を維持している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、電力業界における火力発電所のメンテナンス需要は全国的に底堅く推移しましたが、造船業界では国内各造船所の建造隻数は減少傾向が続きました。」「船舶向け防熱材は前期にあった大型客船向け納材の反動により減少しましたが、建造隻数が弱含むなかにあっても安定した需要を保っております。」
造船所の建造隻数減少と大型客船向け納材の反動減を認識する一方、船舶向け防熱材には安定需要があると説明している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、電力業界において主要な電力構成を占める火力発電所のメンテナンス需要は全国的な広がりを見せておりますが、造船業界では国内各造船所の受注並びに建造隻数は減少傾向となりました。」「船舶向け防熱材は前年にあった大型客船向け納材の反動により減少しましたが、今後も安定した需要が見込まれております。」
国内造船所の受注・建造隻数の減少傾向と、船舶向け防熱材の反動減を再確認する一方、今後の安定需要見通しも併記している。 - FY2018-Q2初出有価証券報告書
「工業製品・エンジニアリング事業領域では、電力業界において、主要な電力構成を占める火力発電所のメンテナンス需要は底堅く推移しましたが、造船業界におきましては、国内各造船所の受注並びに建造隻数は減少傾向となりました。」「一方、船舶向け防熱材は前年にあった大型客船向け納材の反動により減少しました。」
国内各造船所の受注・建造隻数が減少傾向となり、大型客船向け納材の反動もあって船舶向け防熱材の販売減少として実際に表れている。