金融商品に係る信用・市場・流動性リスクの管理
FY2018に初出。10回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2024。直近の記載はFY2026。
アジアパイルホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。32社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに5社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「ベトナムの建設業界においては債権の平均回収期間が長いため見積りの不確実性が高く、外部環境等による信用リスクや債務者の支払能力の変化によって見積りの前提とした仮定に変更が生じた場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。」
ベトナム子会社の売上債権に係る貸倒引当金は前年度2,895百万円から当年度3,429百万円へ増加し、長期回収期間に伴う信用リスクと見積り不確実性がさらに大きく表れている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「ベトナムの建設業界においては債権の平均回収期間が長いため見積りの不確実性が高く、外部環境等による信用リスクや債務者の支払能力の変化によって見積りの前提とした仮定に変更が生じた場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。」
ベトナム子会社の貸倒引当金が前年度1,772百万円から2,895百万円へ増加し、長期回収期間と信用リスクの不確実性がさらに大きく表れている。 - FY2024悪化有価証券報告書
「ベトナムの建設業界においては債権の平均回収期間が長いため見積りの不確実性が高く、外部環境等による信用リスクや債務者の支払能力の変化によって見積りの前提とした仮定に変更が生じた場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。」
ベトナム子会社の売上債権に係る貸倒引当金は前年度1,474百万円から1,772百万円へ増加し、平均回収期間の長さと信用リスクの見積り不確実性が引き続き具体的に表れている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の連結財務諸表を作成するにあたって行った会計上の見積りのうち、当該会計上の見積りが翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは、ベトナムの子会社が計上している売上債権に係る貸倒引当金であり、主に通常の回収期間を超過している債権に対するものであります。」
ベトナム子会社の売上債権について通常の回収期間を超過する債権等を背景に、貸倒引当金が前年度914百万円から1,474百万円へ増加した。信用リスクが会計上の見積りに具体的に反映されている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、有価証券について21百万円(その他有価証券の株式21百万円)減損処理を行っております。」
市場価格変動リスクを負う投資有価証券について、21百万円の評価損が当年度にも発生した。前年度の258百万円から金額は減少している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「上場株式である投資有価証券の評価損を2億58百万円計上いたしました。」
市場価格変動リスクとして従来から記載していた投資有価証券について、2億58百万円の評価損を計上し、リスクが損失として顕在化した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社は、各子会社からの報告を踏まえ、管理部が当社グループの資金計画を適時作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。」
信用・市場・流動性リスクを特定し、与信管理、時価把握、資金計画の更新及び手許流動性の維持で管理する枠組みを継続している。 - FY2018初出有価証券報告書
「営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。」
営業債権の信用リスク、投資有価証券の市場価格変動リスク、借入金等の金利・流動性リスクを特定し、与信管理会議、時価把握、資金計画の更新及び手許流動性の維持によって管理する枠組みを記載した。