資金調達に係る流動性リスクの管理
FY2018に初出。7回の記載のうち3回が「対処」で、最初の「対処」はFY2021-Q2。直近の記載はFY2025。
ノザワがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
直近の記載が「後退」なのは、ほかに0社。
- FY2025後退有価証券報告書
「当連結会計年度末、借入金の残高はありません。また、資金調達の安定化、資金効率、金融収支の改善を目的として、取引金融機関と総額20億円のコミットメントライン(特定融資枠)契約を締結しておりますが、当連結会計年度末の金融機関からの借入実行残高はありません。」
借入金残高ゼロは維持しているが、コミットメントラインはFY2023の60億円から20億円の記載となり、確保している流動性枠の規模が縮小している。 - FY2023対処有価証券報告書
「当連結会計年度末、借入金の残高はありません。また、資金調達の安定化、資金効率、金融収支の改善を目的として、取引金融機関と総額60億円のコミットメントライン(特定融資枠)契約を締結しておりますが、当連結会計年度末の金融機関からの借入実行残高はありません。」
借入金残高がなく、60億円のコミットメントライン全額が未実行の流動性枠として確保されている。 - FY2022-Q2後退有価証券報告書
「管理部門では、昨年締結した40億円のコミットメントライン契約を更新し、不透明な経営環境下においても安定的に資金を調達するための対策を講じるとともに、システム構築・改善による業務効率化、働きやすい職場環境づくりを目的とした社内諸制度の改定等、経営基盤の安定化に取り組みました。」
コミットメントライン契約を更新したが、本 filing では金額を40億円と記載しており、前回記載の60億円から枠の規模が縮小している。 - FY2021対処有価証券報告書
「当社グループは、主に建築材料の製造販売を行うための設備投資に必要な資金及び短期的な運転資金を必要に応じて銀行等からの借入により調達することとしています。…取引金融機関と総額60億円のコミットメントライン(特定融資枠)契約を締結しておりますが、当連結会計年度末の金融機関からの借入実行残高はありません。」
コミットメントライン総額を従来の20億円から60億円へ拡大し、借入実行残高のない流動性枠を確保した。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「管理部門では、昨今の不透明な状況を踏まえ、コミットメントライン契約を追加で締結し経営安定化を図るとともに、システムの構築・改善による業務効率化、テレワーク導入等当該感染症予防対策及び資材の安定調達に取り組みました。」
不透明な事業環境への対応としてコミットメントライン契約を追加で締結し、流動性・経営安定化を図った。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社は、各部署からの報告に基づき財務部門が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性の確保などにより、流動性リスクを管理している。」
財務部門による資金計画の作成・更新と手許流動性の確保を、流動性リスク管理の手段として再確認している。 - FY2018初出有価証券報告書
「③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理 当社は、各部署からの報告に基づき財務部門が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性の確保などにより、流動性リスクを管理している。」
財務部門による資金計画の作成・更新と手許流動性の確保を、支払不能リスクへの管理手段として初めて明示している。