ACF・接合関連材料の需要減少と最終製品市場の低迷
FY2017-Q1に初出。34回の記載のうち17回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
デクセリアルズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。66社中43社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに5社。
- FY2026ディスプレイ向け需要の反動を高付加価値製品の拡大で補完有価証券報告書
「異方性導電膜(ACF)では、ディスプレイ向けACFにおいて前連結会計年度への需要の前倒しなどがあったものの、カメラモジュール向けACFではハイエンドスマートフォン向け製品である形状加工ACFが好調に推移いたしました。」
ディスプレイ向けACFでは前年度の前倒し需要の反動が残った一方、カメラモジュール向け形状加工ACFの好調が需要環境の下押しを補完した。 - 2026-05-13悪化決算
「2027年3月期については、中東情勢の緊張の高まりに伴う世界経済の混乱や、メモリ価格高騰によるコンシューマーIT製品市場への影響により、当社の製品が関わる主要業界の動向は不確実性が高まっております。」
コンシューマーIT製品市場について、メモリ価格高騰による影響が新たな不確実要因として示された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「異方性導電膜(ACF)カテゴリーでは、カメラモジュール向けの形状加工ACFの使用量が増加しましたが、ディスプレイ向けACFにおいて中国でのスマートフォンなどを対象とした買い替え補助金制度により前期第4四半期に前倒し需要が発生した影響などにより、減収となりました。」
カメラモジュール向け形状加工ACFの使用量は増加した一方、中国の買い替え補助金制度による前倒し需要の反動がディスプレイ向けACFの減収として顕在化した。 - FY2025対処有価証券報告書
「スマートフォン・タブレットは堅調に推移するなかで、特に中国及び韓国のスマートフォンでは液晶ディスプレイからOLEDディスプレイへの移行が継続しました。ノートPCはコロナ禍に伴う在宅需要で購入された製品の買い替え需要により好調に推移しました。」
前期まで業績を下押ししていたコンシューマーIT市場について、スマートフォン・タブレットが堅調となり、ノートPCも買い替え需要で好調に推移した。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「ノートPC市場等における前期の在庫調整からの回復の影響や自動車向け採用モデル増加等により、反射防止フィルムの数量が増加し、増収となりました。」
前期まで業績を下押ししていたノートPC等の在庫調整について、回復の影響が表れ、反射防止フィルムの数量増加・増収につながった。 - FY2024在庫調整は完了したものの最終需要の回復は弱い有価証券報告書
「ノートPC・タブレットでは前期から続く在庫調整が完了したものの、最終需要の戻りは弱く厳しい状況が続きました。」
在庫調整の完了が記載された一方、最終需要の戻りは弱いとされ、光学フィルムや蛍光体フィルムの減収要因として需要環境の厳しさが通期で継続した。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「ノートPC・タブレット市場での在庫調整の影響で、反射防止フィルム及び蛍光体フィルムの販売数量が減少したことにより、減収となりました。」
コンシューマーIT製品市場の在庫調整が続き、光学フィルムの販売数量減少・減収として業績に表れた。一方、ACFは中華圏スマートフォン向けを中心に販売数量が増加した。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「コンシューマーIT製品市場での在庫調整が進みましたが回復途上の状況にあることから」
コンシューマーIT製品市場の在庫調整は進展したものの、回復途上という需要環境が続き、光学フィルム等の減収としてリスクが引き続き業績に表れた。一方、粒子整列型ACFは中華圏スマートフォン向け数量増により増収となった。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績については、コンシューマーIT製品市場での在庫調整が進みましたが回復途上の状況にあることから、売上高は20,858百万円(前年同期比22.1%減)、営業利益は4,864百万円(前年同期比41.4%減)、経常利益は4,665百万円(前年同期比35.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,224百万円(前年同期比30.8%減)となりました。」
従来のコンシューマーIT製品市場の需要変動リスクが、在庫調整が進み回復途上にある市場環境と、連結業績の減収減益として引き続き顕在化した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「異方性導電膜(ACF)カテゴリーでは、スマートフォンのハイエンドモデルにおいてディスプレイ向け粒子整列型ACFが堅調に推移したほか、カメラ等の各種センサーモジュールの実装用途での販売が拡大したことにより、増収増益となりました。」
コンシューマーIT市場等の需要変動リスクがある中でも、ハイエンドスマートフォン向け粒子整列型ACFとセンサーモジュール用途の販売拡大により、ACFカテゴリーの増収増益が続いた。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「異方性導電膜(ACF)カテゴリーでは、スマートフォンのハイエンドモデルにおいてディスプレイ向け粒子整列型ACFが拡大したほか、カメラ等の各種センサーモジュールの実装用途での販売が拡大したことにより、増収増益となりました。」
コンシューマーIT市場等の需要変動リスクがある中でも、ハイエンドスマートフォン向け粒子整列型ACFとセンサーモジュール実装用途の販売拡大による増収増益が続いた。 - FY2022対処有価証券報告書
「異方性導電膜では、主にスマートフォンのハイエンドモデルにおいてディスプレイ向け粒子整列型ACFが拡大したほか、カメラ等の各種センサーモジュール向けの新製品や粒子整列型の新規採用により、増収増益となりました。」
最終製品市場の変動リスクがある中でも、ハイエンドスマートフォン向け粒子整列型ACF、センサーモジュール向け新製品、新規採用が増収増益に寄与した。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「異方性導電膜カテゴリーでは、粒子整列型ACFを中心に中小型ディスプレイ向けが増加したことに加えて、カメラ等の各種センサーモジュールの実装用途での販売が拡大したことにより、増収増益となりました。」
粒子整列型ACFの中小型ディスプレイ向けおよびセンサーモジュール実装用途の販売拡大により、需要減少リスクの影響が緩和された状態が続いた。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「異方性導電膜カテゴリーでは、粒子整列型ACFを中心に中小型ディスプレイ向けが増加したことに加えて、カメラ等の各種センサーモジュールの実装用途での販売が拡大したことにより、増収増益となりました。」
最終製品市場の厳しさや需要変動リスクがある中でも、粒子整列型ACFの中小型ディスプレイ向け、センサーモジュール実装用途への販売拡大により、ACFカテゴリーは増収増益となった。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間においては、異方性導電膜カテゴリーでは、粒子整列型ACFを中心に中小型ディスプレイ向けが拡大し、増収増益となりました。」
最終製品市場の変動・低迷リスクがある中でも、粒子整列型ACFを中心とする中小型ディスプレイ向けの拡大により、異方性導電膜カテゴリーは増収増益となった。 - FY2021再掲有価証券報告書
「異方性導電膜では、ノートPCやタブレット、およびテレビ向け製品が増加し、スマートフォン向けでもハイエンドモデルにおいて粒子整列型ACFが拡大し、生産性改善も加わり増収増益となりました。」
コンシューマーIT市場の構造的な変動リスクがある中でも、在宅需要、ハイエンドスマートフォン向け粒子整列型ACF、生産性改善によりACFは増収増益となった。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「一方で、異方性導電膜カテゴリーでは、ノートPCやタブレット、およびテレビ向け製品が増加し、スマートフォン向けでもハイエンドモデルにおいて粒子整列型ACFが拡大しました。加えて、当第2四半期までの生産性が向上したこともあり、カテゴリー全体で増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場に関する従来のリスクがある中でも、在宅需要、ハイエンドスマートフォン向け粒子整列型ACFの拡大、生産性向上によりACFカテゴリーの増収増益が続いた。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「一方で、異方性導電膜カテゴリーでは、在宅需要によりノートPCやタブレット、およびテレビ向け製品が増加しました。また、スマートフォン向けでもハイエンドモデルにおいて粒子整列型ACFが拡大、生産性向上も加わり、カテゴリー全体で増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場に関する従来の需要リスクが記載される一方、当四半期累計では在宅需要、ハイエンドスマートフォン向け粒子整列型ACFの拡大、生産性向上によりACFカテゴリーは増収増益となった。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「一方で、異方性導電膜カテゴリーでは、在宅需要によりノートPC向け、テレビ向けが増えました。また、粒子整列型ACFがスマートフォン向けで拡大し、生産性改善も加わり、カテゴリー全体で増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場の影響が続く中でも、ACFは在宅需要によるノートPC・テレビ向けの増加、スマートフォン向けの拡大、生産性改善により増収増益となった。 - FY2020再掲有価証券報告書
「異方性導電膜の売上高は、粒子整列型ACFがスマートフォン向けで拡大し、生産性改善も加わったことで増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場が厳しい中でも、粒子整列型ACFのスマートフォン向け拡大と生産性改善により、ACFカテゴリーの増収増益が通期で確認された。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「異方性導電膜カテゴリーでは、粒子整列型ACFがスマートフォン向けで拡大し、生産性改善も加わり、増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場の厳しさが続く中でも、粒子整列型ACFのスマートフォン向け拡大と生産性改善により、異方性導電膜カテゴリーの需要減少リスクの影響が引き続き緩和された。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「異方性導電膜カテゴリーでは、粒子整列型ACFがスマートフォン向けでシェアアップしたことに加え、車載向けも好調に推移したことにより増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場の影響が続く中でも、粒子整列型ACFのスマートフォン向けシェアアップと車載向けの好調により、異方性導電膜カテゴリーの増収増益が第1四半期に続いて示された。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「異方性導電膜カテゴリーでは、粒子整列型ACFがスマートフォン向けでシェアアップしたことに加え、車載向けも好調に推移したことにより増収増益となりました。」
コンシューマーIT製品市場の厳しさが続く中でも、異方性導電膜では粒子整列型ACFのスマートフォン向けシェアアップと車載向けの好調により、従来の需要減少リスクの影響が当該カテゴリーでは緩和された。 - FY2019悪化有価証券報告書
「コンシューマーIT製品市場において、ノートPCは安定的に推移したものの、スマートフォン市場の減速が明確になり、依然として厳しい事業環境が続いております。」
スマートフォン市場の減速が明確になったとされ、異方性導電膜はコンシューマーIT製品市場の影響を受けた。粒子整列型ACFの自動車向け好調が下支えとなり、売上高は横ばいとなった。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「しかしながら、異方性導電膜カテゴリーでは厳しい環境が続いているコンシューマーIT製品市場の影響を受け、減収減益となりました。」
コンシューマーIT製品市場の厳しい環境が継続し、異方性導電膜の減収減益として引き続き業績に表れている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「しかしながら、異方性導電膜カテゴリーでは厳しい環境が続いているコンシューマーIT製品市場の影響に加え、前年同期の前半は新型スマートフォンの生産前倒しの好影響があったことなどにより減収減益となりました。」
コンシューマーIT製品市場の厳しい環境が第1四半期に続いて継続し、異方性導電膜の減収減益として顕在化した。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、異方性導電膜カテゴリーにおいては厳しい環境が続いている既存コンシューマーIT製品市場の影響に加え、前年同期は新型スマートフォンの生産前倒しの好影響があったことなどにより減収減益となりました。」
既存コンシューマーIT製品市場の厳しい環境が続き、異方性導電膜の減収減益として顕在化した。接合関連材料も、前年同期の採算の良い機能性製品の販売貢献から製品構成が変化し、微減収・減益となった。 - FY2018再掲有価証券報告書
「接合関連材料の売上高は、熱伝導シートなどの機能性製品が新規にスマートフォン向けに採用され、販売が好調に推移したことなどにより増収となりました。異方性導電膜の売上高は、スマートフォン向け製品需要が堅調だったことなどにより、増収となりました。」
従来の最終製品市場の厳しさに対し、スマートフォン向け機能性製品の採用とACF需要の堅調さが通期でも継続した。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「接合関連材料カテゴリーでは、熱伝導シート及び熱硬化性接着テープなどの機能性製品が新規にスマートフォン向けに採用され、販売が好調に推移したことなどにより増収増益となりました。スマートフォン向け製品需要が堅調だった異方性導電膜カテゴリー、及び電動工具向け製品の販売が好調に推移した表面実装型ヒューズカテゴリーは増収増益となりました。」
接合関連材料の機能性製品のスマートフォン向け採用、異方性導電膜のスマートフォン向け需要の堅調さが引き続き記載され、従来の需要・市場低迷からの回復を示す内容が継続した。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「接合関連材料カテゴリーでは、熱伝導シート及び熱硬化性接着テープなどの機能性製品が新規にスマートフォン向けに採用されたことなどにより増収増益となりました。またスマートフォン向け製品需要が堅調だった異方性導電膜カテゴリー、及びプロジェクター向け無機材料の販売が好調に推移したマイクロデバイスカテゴリーは増収増益となりました。」
接合関連材料では機能性製品のスマートフォン向け採用、異方性導電膜ではスマートフォン向け需要の堅調さが、前四半期と同様に増収増益要因として記載されている。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「接合関連材料カテゴリーでは、熱伝導シート及び熱硬化性接着テープなどの機能性製品が新規にスマートフォン向けに採用されたことなどにより増収増益となりました。またスマートフォン向け製品需要が堅調だった異方性導電膜カテゴリー、及びプロジェクター向け無機材料の販売が好調に推移したマイクロデバイスカテゴリーは増収増益となりました。」
従来のACF・接合関連材料の需要減少・市場低迷に対し、当四半期はスマートフォン向け需要が堅調となり、接合関連材料では新規採用も発生して増収増益となった。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「一方で、円高の影響に加え、カメラモジュールなどの非ディスプレイ向け用途で競争が激化した異方性導電膜カテゴリー、及び最終製品市場の厳しい環境が続く接合関連材料カテゴリーは、減収減益となりました。」
ACFでは非ディスプレイ向け用途での競争激化が、接合関連材料では最終製品市場の厳しい環境が、前四半期から引き続き記載されている。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「表面実装型ヒューズでは第1四半期から引き続いてスマートフォン向けの売上が伸長しました。一方で、円高の影響に加え、カメラモジュールなどの非ディスプレイ向け用途で競争が激化した異方性導電膜、及び最終製品市場の厳しい環境が続く接合関連材料は、減収減益となりました。」
ACFについて、従来の需要減少・市場低迷に加えて、非ディスプレイ用途で競争が激化したと記載された。接合関連材料では最終製品市場の厳しい環境が継続している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「しかしながら、異方性導電膜及び接合関連材料の二つのカテゴリーは、最終製品市場の厳しい環境が前下期より続いていることに加えて円高の影響もあり、減収減益となりました。この結果、売上高は7,282百万円(前年同期比18.8%減)、営業利益は695百万円(前年同期比62.7%減)となりました。」
最終製品市場の厳しい環境が前下期から継続し、ACF・接合関連材料カテゴリーの減収減益として顕在化している。