原油安・円高による業績影響
FY2017-Q1に初出。15回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載はFY2024-Q3。
荒川化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。22社中12社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに2社。
- FY2024-Q3再定義有価証券報告書
「また、国内経済においても、景気は緩やかに回復し、自動車などの生産は持ち直しの動きがみられます。しかしながら、海外景気の下振れや為替変動、物価上昇などのリスクに留意することが必要な情勢が続いています。」
国内景気・自動車生産の持ち直しを示す一方、従来記載されていた供給面の制約を含む複数の懸念を、海外景気下振れ、為替変動、物価上昇などのリスクとして整理している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「また、国内経済においても、景気は緩やかに回復し、生産は持ち直しの兆しがみられるものの、海外景気の下振れや供給面での制約、物価上昇、為替変動などのリスクに留意することが必要な情勢が続いています。」
海外景気の下振れ、供給制約、物価上昇、為替変動を国内経済に関するリスクとして継続して記載している。 - FY2024-Q1再定義有価証券報告書
「また、国内経済においても、景気は緩やかに回復し、生産は持ち直しの兆しがみられるものの、海外景気の下振れや供給面での制約、物価上昇、為替変動などのリスクに留意することが必要な情勢が続いています。」
従来の原油・資源価格上昇や急激な為替変動の記載に、海外景気の下振れ、供給面の制約、物価上昇を加え、国内景気の回復と複数のリスクを併記している。 - FY2023-Q3再定義有価証券報告書
「国内経済においては、経済活動の正常化を進めるなか、景気は緩やかに持ち直していますが、一部に弱さがみられ、急激な為替変動や物価上昇などのリスクが顕在化しております。」
従来の急激な円安という表現から、急激な為替変動と物価上昇が顕在化しているという表現に変化している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「国内経済においては、経済活動の正常化を進めるなか、景気は緩やかに持ち直していますが、急激な円安や物価上昇などのリスクが顕在化しております。」
為替変動・資源価格等の業績影響について、急激な円安と物価上昇がリスクとして顕在化したと記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「業績面では、高付加価値製品の拡販、収益改善策に取り組んでおりますが、半導体不足などを背景とした電子部品の需要環境変化に加え、ロジンや石化原料などの原材料価格の大幅な上昇、特に欧州における天然ガスの高騰等が収益性に大きく影響しました。」
従来の原油・資源価格上昇への懸念が、ロジン、石化原料、欧州の天然ガスなどの大幅・高騰として収益性に実際に大きく影響したと記載している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大による影響や原油、エネルギー価格の高騰など、不透明な状況が強まってきております。」
従来の資源価格上昇に関する懸念に加え、原油・エネルギー価格の高騰が世界経済の不透明感を強める要因として記載されている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「一方、国内経済においては、同感染症のまん延により、依然として厳しい状況にあるなか、製造業を中心に設備投資や生産活動では持ち直しの動きが続いておりますが、世界的な資源価格上昇などの影響を注視していく必要があります。」
従来の原油価格・為替変動等の影響に加え、世界的な資源価格上昇の影響を注視する必要があると記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループは、アジア、南北アメリカおよびヨーロッパ等の各地域において事業活動を展開しております。したがいまして、為替レートの変動は当社グループの業績に影響を与えることがあります。」
グローバルな事業活動に伴う為替変動の業績影響をリスクとして継続している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「しかしながら、米中をはじめとする貿易摩擦の深刻化や原油価格の上昇により、経済の先行きは、不透明感が増している状況にあります。」
従来の原油価格・為替変動等の影響に関連して、原油価格上昇が経済の先行き不透明感を高めているとの記載を継続している。 - FY2019-Q1再定義有価証券報告書
「しかしながら、米中をはじめとする貿易摩擦の深刻化や原油価格の高まりにより、経済の先行きは、不透明感が増している状況にあります。」
従来の原油安・円高の記載から、原油価格の高まりによる不透明感へ表現が変化している。今回の引用では為替変動への直接の言及はない。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループは、アジア、南北アメリカおよびヨーロッパ等の各地域において事業活動を展開しております。したがいまして、為替レートの変動は当社グループの業績に影響を与えることがあります。」
グローバルな事業活動に伴う為替変動の業績影響をリスクとして継続して記載している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「国内需要の低迷や原油価格、為替の変動がありましたが、採算性の改善および経費削減に努めたことで、当第3四半期連結累計期間の売上高は576億4百万円(前年同期比3.6%減)、営業利益は40億47百万円(同51.4%増)となりました。」
国内需要、原油価格、為替の変動が業績に影響する要因として継続して記載されている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「国内需要の低迷や原油安、円高の影響がありましたが、採算性の改善および経費削減に努めたことで、当第2四半期連結累計期間の売上高は379億37百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は25億53百万円(同66.0%増)となりました。」
原油安・円高が業績に影響したとの説明を継続している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「中国経済の減速などによる需要低迷や原油安、円高の影響がありましたが、機能性材料の増加、採算性の改善および経費削減に努めたことで、当第1四半期連結累計期間の売上高は190億円(前年同期比1.7%減)、営業利益は14億14百万円(同92.5%増)となりました。」
需要低迷、原油安、円高が当四半期の業績に影響したと会社自身が説明している。