パッケージ市場縮小による映像音楽事業の収益悪化
FY2017に初出。20回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q3。直近の記載はFY2026。
フジ・メディア・ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より6年遅い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、音楽パッケージが前期の規模に及ばず、アニメのヒット作品数減少により配信が減収となったほか、イベント規模も前期に及ばず売上高は減収となりました。利益面ではアニメ関連の出資金償却の増加及びアニメ関連の構造改革を進める中でアニメ制作費用に係る評価損を計上したこともあり、営業損失を計上しました。」
配信・音楽パッケージ・イベントの複数収益源が前期を下回り、アニメ制作費用の評価損も加わったため、パッケージ市場縮小・作品不足に関する収益面の課題が営業損失として現れた。 - 2026-05-12悪化決算
「利益面ではアニメ関連の出資金償却の増加及びアニメ関連の構造改革を進める中でアニメ制作費用に係る評価損を計上したこともあり、営業損失を計上しました。」
アニメ関連の構造改革に伴う評価損が実際の営業損失要因として記載された。canonical thread は変更しない。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、音楽パッケージが前期の規模に及ばず、アニメのヒット作品数減少により番組販売や配分金が減収となったほか、イベント規模も前期に及ばず売上高は減収となりました。」
ノンパッケージ収益の補完がある中でも、音楽パッケージ、アニメ販売・配分金、イベント規模が前期を下回り、パッケージ市場縮小に関する収益面の課題が悪化した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、配信が堅調に推移し、新譜発売により音楽パッケージも好調でしたが、アニメのヒット作品数減少により番組販売、映像パッケージ販売が前期の規模に及ばず減収となり、イベントの原価や販管費の増加で営業損失を計上しました。」
配信と音楽パッケージは好調だったが、アニメのヒット作品数減少による番組・映像パッケージ販売の減少とイベント原価・販管費増加により営業損失を計上した。 - FY2025-H1音楽新譜好調とアニメ新作減少の併存有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、新譜発売により音楽パッケージが好調でしたが、アニメの新作数の減少により番組販売、映像パッケージ販売が前期の規模に及ばず減収となり、イベントの原価や販管費の増加で減益となりました。」
音楽パッケージは新譜発売により好調だった一方、アニメ新作数の減少により番組販売・映像パッケージ販売が減少し、イベント原価・販管費の増加も加わって減収減益となった。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、配信、アニメの海外番組販売及び配分金、イベント収入、グッズ売上等が寄与し増収増益となりました。」
配信、アニメ海外販売・配分金、イベント、グッズ等のノンパッケージ収入が寄与し、パッケージ市場縮小による従来の業績影響が緩和した。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、アニメの配分金やイベント収入、グッズ売上等が寄与し増収となりましたが、音楽パッケージが振るわず、アニメ関連の出資金償却が増加したことも響き、減益となりました。」
ノンパッケージ収入の寄与がある一方、音楽パッケージの不振が続き、パッケージ市場縮小に関する利益面の課題が残った。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、アニメの配分金やイベント収入、グッズ売上等が寄与し増収となりましたが、音楽パッケージで新作リリースが無かったほか、アニメ関連の出資金償却が増加し、減益となりました。」
アニメ配分金・イベント・グッズによるノンパッケージ収入の寄与があった一方、音楽パッケージの新作不在により従来型パッケージ販売の弱さが続いた。 - FY2023再掲有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、劇場版アニメ映画「五等分の花嫁」、アニメ「東京リベンジャーズ」やOfficial髭男dismの楽曲が寄与したほか、イベント・コンサート収入が回復したことで増収となりましたが、音楽・映像パッケージの減収や原価率の上昇が響き減益となりました。」
配信・イベント・ヒット作品等のノンパッケージ収入が寄与する一方、音楽・映像パッケージの減収と原価率上昇による利益面の課題が通期でも残った。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、配給を担った劇場版アニメ映画「五等分の花嫁」のヒットによる関連収入が寄与したことや、イベント・コンサート収入が回復傾向となったことにより売上高全体では増収となりましたが、音楽・映像パッケージの減収や原価率の上昇が響き減益となりました。」
劇場版アニメ映画のヒットやイベント・コンサート収入の回復がある一方、音楽・映像パッケージの減収と原価率上昇により減益となる構図が続いた。 - FY2023-Q2ヒット作・イベント回復と原価率上昇の併存有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、配給を担った劇場版アニメ映画「五等分の花嫁」が大ヒットとなったことや、イベント・コンサート収入が回復傾向となり売上高全体では増収となりましたが、音楽・映像パッケージや配信などでの原価率の上昇が響き減益となりました。」
アニメ映画の大ヒット、イベント・コンサート収入の回復、増収があった一方、音楽・映像パッケージや配信の原価率上昇により減益となり、パッケージ関連の課題は形を変えて残った。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、アニメの配分金やイベント収入、グッズ売上等が寄与し増収となりましたが、前期にアニメ番組販売で大型作品があった反動のほか、映像パッケージが振るわず、減益となりました。」
アニメ配分金、イベント、グッズは増収に寄与したが、映像パッケージの不振と前期大型作品の反動により減益となり、パッケージ市場に関する収益面の課題が再び現れた。 - FY2022対処有価証券報告書
「例えば、㈱ポニーキャニオンでは、音楽や映像作品のパッケージ販売に代わり、配信や配分収入あるいはライブエンタテインメント関連などノンパッケージによる売上比率が全体の6割を超えるなど収益構造の改革が進んでいます。」
パッケージ市場縮小への対応として、ポニーキャニオンのノンパッケージ売上比率が6割を超え、収益構造の転換が具体的に進んだ。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、音楽パッケージ販売やアニメの配分金、配信権販売が好調に推移し、イベント・コンサート収入も回復傾向となり、増収増益となりました。」
音楽パッケージ販売、アニメ配分金、配信権販売、イベント・コンサート収入が好調または回復傾向となり、パッケージ市場縮小による従来の業績影響が一部緩和した。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「音楽パッケージ販売やアニメの国内外の配信権販売収入も好調に推移しましたが、映像パッケージ販売の減収に加え、収益認識会計基準等の適用の影響もあり、売上高全体で減収となりました。」
音楽パッケージやアニメ配信権の好調がある一方、映像パッケージ販売の減収が続き、パッケージ市場に関する収益面の課題が残った。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「音楽・映像のパッケージ販売の減収に加え、収益認識会計基準等の適用の影響もあり、売上高全体で減収となりました。」
配信権販売等が好調である一方、音楽・映像のパッケージ販売は減収となり、パッケージ市場に関する収益面の課題が続いた。 - FY2021悪化有価証券報告書
「新作のリリースが少なかったためパッケージ販売全体では減収となった他、イベント収入も新型コロナウイルス感染症による影響を受け、売上高全体で減収となりました。」
音楽配信や旧譜販売は堅調だったものの、新作不足によりパッケージ販売全体が減収となり、パッケージ市場縮小による課題が続いた。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、旧譜作品の販売は堅調でしたが、パッケージ販売全体では減収となり、イベント収入も苦戦し、売上高全体で減収となりました。」
旧譜作品の販売は堅調だったものの、パッケージ販売全体は減収となり、パッケージ市場縮小による収益面の課題が継続した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「パッケージ市場がさらに著しく縮小した場合、収益性が悪化し、当社グル-プの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
パッケージ市場縮小による映像音楽事業の収益悪化リスクと、権利獲得による収益源多様化が再掲された。 - FY2017初出有価証券報告書
「㈱ポニーキャニオンは、主に映像・音楽ソフト等パッケージの製造・販売を行っております。同社は、アニメ作品等の開発段階から中心的に参画し幅広く権利を獲得することを目指すなど収益源の多様化を図っておりますが、パッケージ市場が著しく縮小した場合、同社の収益性が悪化し、当社グル-プの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
パッケージ市場の著しい縮小が映像音楽事業の収益性を悪化させるリスクと、権利獲得による収益源多様化の対応策が示された。